あまりの落胆に今日は仕事をする気にならない。これで名人戦の挑戦は斎藤慎太郎と広瀬章人、両八段のいずれかに絞られた。
序盤から優位を保っていたにも関わらず、会長ならぬ怪鳥変態流に時間を使わされた印象だ。局面を複雑にする技術においては第一人者だと思っていた豊島竜王だが、以前も記した連盟会長の変態ぶりはそれをも凌駕するものであったのだ。
豊島竜王はA級からの降級争いを演じてきた菅井、糸谷両八段に不覚をとったのが痛い。しばらくタイトル戦の予定もなくなってしまった。
永瀬王座を間においての比較論からすると、あれだけ叡王戦で大接戦を演じた永瀬王座を軽々3タテ食らわす渡辺明はやはり別格の存在だと認めざるを得ない。私同様、豊島竜王も精進あるのみ。
競馬で言えば、「ドロドロの不良馬場」のような普段とは違う能力が求められる展開だったというところでしょうか。「佐藤康光九段が優勢」とは見えなかったのですが、そこから百戦錬磨の底力を発揮しました。双方、見慣れない陣形で、異次元とも思える将棋でした。 https://t.co/opkVdaSRqf
— 村瀬信也 (@murase_yodan) February 4, 2021