New Entry Period–January ’80

All Songs from American Top 40

volume 88: New Entry Period–January ’80

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

1747 Romeo’s Tune-Steve Forbert80.01.05 : 35,31,25,21,19,16,14,11,11,22,29,38(494/494)

80年代最初のエントリー・ナンバーは、実にさわやかな印象を与えたこの曲である。ウエストコースト系の音かとも考えてしまうところだが、ニューヨークが活動の基盤であった。事実上の一発屋。というより、この曲が「出来すぎ」だったのだろう。

1748 Rapper’s Delight-Sugar Hill Gang
80.01.05 : 37,36(49/49)
初めて「ラップ」なるものがBillboardのHOT100を飾った、歴史に残る曲である。Chicの「Good Times」をサンプリングした、現在のラップの原形がここにある。それにしても、その後10年以上を経て、これが「主流」になってしまうのだから、ヒットシーンというものはわからないものだ。当時は、「キワモノ」の最たるものといった感があったのだが。ただし、この時点で、「これだ!」と断言したファンも相当数亜たのも事実である。

1749 I’d Rather Leave While I’m in Love-Rita Coolidge
80.01.05 : 39,38(45/2240)
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この曲のあと、83年にもう一曲、「All Time High」という曲で、30位代まで上がるヒットを持っているが、アーティスト・パワーとしてはかなり衰退期にあったことを感じさせる。印象が薄い。

1750 Forever Mine-O’Jays
80.01.05 : 40,37,33,29,28(138/3848)
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5週もTop40にいたわりに良く覚えていない。不覚だ。この曲がO’Jaysとしては最後のTop40ヒットだと言うのに。

1751 Crazy Little Thing Called Love-Queen
80.01.12 : 30,18,8,5,5,2,1,1,1,1,3,3,4,8,15,27,36(1696/4967)
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この曲がQueenにとっては、全米初のNo.1ヒットということになる。もちろん非常にめでたいことなのだが、デビュー以来、「かつてなかった新しいロックを創るアーティスト」として彼らの音楽を聴いてきたものにとっては、いささか拍子抜けしなくもない。一言で言ってしまうと「ブリティッシュ」の香りがないのである。彼らの大きな魅力であったドラマ性やある種の透明感とは違う世界で成功してしまったことが残念である。でも、やはり彼らのキャリアにとっては、素直に成功を喜んであげるべきなのであろう。

1752 An American Dream-Dirt Band
80.01.12 : 33,29,24,21,19,16,14,13,13,21,28(470/470)
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71年「Mr. Bojangles」のTop10ヒットで名高く、日本でも質の高いフォーク・アーティストとして一定の人気を誇っていたNitty Gritty Dirt Bandが、グループ名を短縮して、いきなりTop40に舞い戻ってきたのがこの曲である。よくぞ生き残ってきたものだ、と思うと同時に、時代を超えて心に響くものが残されていたことが嬉しい。Linda Ronstadtがバックで参加しているのも成功の一因か。

1753 Savannah Night-Tom Johnston
80.01.12 : 34,34(54/54)
もちろん、あのDoobieのTom Johnstonである。ソロのシングルとしてはこの曲だけがHOT100にエントリーされているのは意外である。やはり「良き時代のDoobie」の色が強すぎるのであろうか。

1754 Fool in the Rain-Led Zeppelin
80.01.12 : 40,31,26,24,22,21,21,29(274/577)
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ドラマーのJohn Bonhamが死去するのがこの年の9月25日、結局12月にグループも解散宣言をしてしまう。Led Zeppelinにとってこの年は悪夢の一年になってしまった。その後のJimmy PageとRobert Plantの活躍はむしろ意外なほどなのだが、ともあれ、70年代のZepの輝きに比べると、やはり見劣りしてしまうのではないだろうか。なお、(興味のない人にはどうでもいいことなのだが、)青池保子の「エロイカより愛をこめて」のボーナム君とは、もちろんZepのBohnamをモデルにしたキャラクターである。(こちらのマンガは超ロングセラーになってめでたい)

1755 Daydream Believer-Anne Murray
80.01.19 : 28,22,20,17,13,12,12,16,23,30(453/4378)
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この月は、結構曲として完成度の高い作品が多い。この「You Won’t See Me」に続くAnne Murrayのリメイク・ヒットも、実にていねいに作られていて好感が持てる。

1756 Why Me-Styx
80.01.19 : 32,27,27,26,25(168/3747)
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あの「Babe」のあとでは、何をやっても輝きがなくなってしまう。残念だけど、ちゃんと聴く気が起こらなくなっていたのである。(それなのになぜ私は82年に日本武道館までコンサートを見に行ってしまったのだろうか。アハハ)

1757 Longer-Dan Fogelberg
80.01.19 : 35,25,17,9,8,6,4,3,2,2,12,21,25(884/1187)
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まさしくDan Fogelbergの真価が世の中に知れ渡った名作といっていいだろう。メロディ・ラインを大切にする彼の姿勢が見事に結実している。アルバムも全体が透明感に満たされていて良かった。

1758 You Know That I Love You-Santana
80.01.19 : 36,36,35(76/311)
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いまさら、こんな「普通の」シングルを出されても、カルロス・サンタナが十分変わっていることはもうだれでも知っているのに。

1759 Voices-Cheap Trick
80.01.19 : 37,33,32(81/984)
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健在ぶりを示すヒットで、この頃までの彼らの作品の中では最も好感を持てた曲だった。この辺も妙にしぶとい。

1760 September Morn’-Neil Diamond
80.01.19 : 39,31,25,21,19,18,17,18,28,34(372/2417)
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すでに大スターの座と評価をほしいままにしていたNeil Diamondなのだが、この愚直なまでの純度の高さはどうだろうか。やはり、このスケールの大きいバラードのラインこそ彼らしさが発揮されるものではないだろうか。

1761 Do You Feel What You Feel-Rufus & Chaka
80.01.19 : 40,34,30,30(110/385)
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80年を境にその数年は、Chaka KhanとRufusのクレジットはいくつもあり、そのすべてを正確に把握することはほぼ出来ないし、全く意味をなさない。Whitburn氏の著書でも、旧版は別々にアーティスト登録されていたが、いつからかKhan,Chaka/Rufusとしてひとまとめにされている。私のHPでも、いずれAll Timeのアーティストランキングを集計する予定だが、その際はおそらくひとまとめにしてしまうだろう。

1762 On the Radio-Donna Summer
80.01.26 : 35,16,14,9,7,6,5,5,6,16,22,31(697/10041)
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この曲もけして悪い出来ではなかったが、彼女にとっての「夏」は、まさしく79年の夏だったのであろう。さすがにパワーダウンを感じる。それと、Barbraとのデュエットのあとということで、ややポイントダウンでもあった。

1763 Working My Way Back to You / Forgive Me Girl (Medley)-Spinners
80.01.26 : 37,29,25,17,13,9,8,6,5,2,2,3,9,11,16,29(1034/5541)
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66年9位の4 Seasonsのヒット曲を元にして、実に心地よくメドレーに仕立てたナンバーで、まあ、彼ら向きの題材を良く引っぱり出してきた、というところだろうか。それにしても、前作「ゴム男」からおよそ3年半ぶりのTop40ヒット、しかも前作と同じ最高位2位、というのは立派である。

1764 Wonderland-Commodores
80.01.26 : 38,34,29,27,25,25(188/6953)
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前作「Still」にともなう産業廃棄物処理場建設の「埋め合わせ」に、まだ、ソウルを捨てきってはいませんよ、という目くらましにとりあえず出したシングルなのであろう。ついでに言ってしまうと、私は「We Are the World」もだいっ嫌いである。思い上がりも甚だしい。もっと言うと、同じラインの小室ファミリーの奴などは流れてきただけで赤面してしまうほどの「論外」である。日本人であること自体恥ずかしい。(こういう書き方をするとまた、変なメールをもらったりするのだが)

1765 Last Train to London-ELO
80.01.26 : 40,39(43/5190)
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それほどのパワーダウンではないと思ったのだが、意外なほどの不発に終わった。

1766 Lost Her in the Sun-John Stewart
80.01.26 : 39,36,34,36(99/925)
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John Stewartの3曲目のTop40ヒットで、最後のHOT100ヒットでもある。3曲ともアルバム「Bombs Away Dream Babies」からのカットで、このアルバムだけ抑えておけば彼に関しては全曲制覇となるわけである。

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