20時09分永瀬叡王投了。
一体どういうことだ。私の不安を全く無用のものにした実に強い勝ち方で豊島竜王が、今期叡王戦の決着を最終局に導いた。やはり豊島竜王の先手角換わりは威力抜群である。もう既に中盤で大きく形勢に差がついていた。
あとは名人戦で散々苦しんだ終盤手前からのやらかしなど微塵もなく、堂々たる勝利であった。過密日程でなければ、まだまだ永瀬拓矢は敵ではない、という気までしてくる。
局後の振駒はと金が5枚出て第9局の先手は豊島竜王。実にいい流れが出来てきた。持ち時間は後手の永瀬叡王が当然選択の6時間。インタビューで豊島竜王が話されていたように「ここまでやったのだからトコトン悔いのないようにやりたい」言葉にも力強さを感じる。最終局は9月21日(月・祝)だ。実家に行く予定だがじっくり鑑賞できるぞ。楽しみだ。