要はスイスに勝てばいいのだ。しかし、スイスは既に7勝1敗の首位で準決勝進出を決めている強豪なのだった。ボードゲーム好きなら見逃せない数少ない氷上競技、カーリングには今後も注目である。
1.スイス戦勝利
スイス戦を勝利すれば通算6勝3敗となり自力で4強に進出することができる。
2.スイス戦黒星
3チーム以上が同じ勝敗で並んだ場合、順位は直接対決の結果で決定される。日本がスイスに敗れ5勝4敗で並ぶ可能性があるのは、カナダ(4勝4敗)=デンマーク戦、英国(4勝4敗)=ROC戦、韓国(4勝4敗)=スウェーデン戦。日本は英国と韓国が同時に勝利すると、対戦成績で劣るため準決勝進出できない。
(1)日本、カナダ、英国、韓国が5勝4敗の場合
日本は3か国に対し1勝2敗。カナダは2勝1敗、英国は1勝2敗、韓国は2勝1敗となり、日本は対戦成績で劣るため準決勝進出できない。
(2)日本、英国、韓国が5勝4敗の場合
日本は2敗、英国は1勝1敗、韓国は2勝のため、日本は対戦成績で劣るため準決勝進出できない。
(3)日本、英国、カナダが5勝4敗の場合
当該3チームはそれぞれ1勝1敗だが、「ラストストーンドロー(LSD)」を利用した順位決定方法「ドローショットチャレンジ(DSC)」となるが、カナダが17日に0cm、0cmを投じたとしても、日本を上回ることができないため、日本と英国の突破が決まる。
(4)日本、韓国、カナダが5勝4敗の場合
当該3チームはそれぞれ1勝1敗「ラストストーンドロー(LSD)」を利用した順位決定方法「ドローショットチャレンジ(DSC)」となるが、カナダが17日に0cm、0cmを投じたとしても、日本を上回ることができないため、日本と韓国の突破が決まる。
(5)英国、韓国、カナダのうち2チーム以上が敗れる場合
日本と5勝4敗で並ぶのが3か国のうち1チームまたはなしのため、日本の準決勝進出が決まる。
◆DSCを利用した順位決定
試合ごとに先攻・後攻を決める際に行われているラストストーンドローを活用する。普段は両チーム2人ずつがショットして、ハウス中心からの距離を測定し、短いチームが先攻か後攻の選択権が与えられている。順位決定に活用する際は、まず当該チームごとに全9試合分の数値を用意する。その上で最も悪い数値を除外した8試合分の平均が小さいチームが、準々決勝に進めることになる。