18時24分、渡辺明投了。
渡辺明の先手番をブレークして短期決戦の五番勝負は藤井聡太棋聖が一気に防衛に近づいた。相掛かりの将棋で午前中から血が湧きたつような激しい応酬。ともあれご鑑賞あれ⇒ 第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局
渡辺明が難しい手順にもちこもうとする▲8三香に対し、形勢を維持したまま戦いやすくする角道を空ける△3四歩、対する渡辺明の▲7七歩は直後の△8八歩の痛打をうっかりしていたんじゃなかろうか。その後の飛車取り▲8一香成は苦しい状況がこちらにも伝わってきた1時間23分の長考。もうこうなったらAI並みの藤井聡太棋聖は逃さない。
名人戦・棋王戦・王将戦は相手がぬるすぎたのだろうか。あるいは竜王戦・王位戦・叡王戦・王座戦で挑戦者にもなれない不調?が続いているのか。どうもこれでは囲碁じゃあるまいし、棋聖>名人みたいだな。名称的にはこっちのほうが相応しい気がする。
しっかしまぁ、藤井聡太の初防衛戦だってんで、各社TVニュースがこぞって扱うさまは苦笑せざるを得ないね。他の棋戦ももっと取り上げてくれよ。