New Entry Period–June ’76

All Songs from American Top 40

volume 45: New Entry Period–June ’76

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0938 Take the Money and Run-Steve Miller Band76.06.05 : 30,23,19,17,15,14,12,11,32(414/1552)

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「The Joker」以来の久々のTop40ヒットで、大きくポップにパワーアップして戻ってきた感が強い作品だった。ある意味で、76年を象徴した音となっている。

0939 The Boys Are Back in Town-Thin Lizzy
76.06.05 : 32,26,22,20,17,16,13,12,27(391/391)
この曲もポップ性あふれるロックで、サビの畳み掛けるような繰り返しが何とも印象的。邦題は「やつらは町へ」だったような気がする。74年のBrownsville Stationの「かくれ煙草」をよりスピーディーにするとこんな感じになるかな。

0940 Afternoon Delight-Starland Vocal Band
76.06.05 : 33,25,9,7,2,1,1,2,4,10,13,17,30,36(1155/1155)
John DenverのWINDSONGレーベルからの大ヒット作。カントリー色あふれたのんびりとしたナンバーで、事実上の一発屋となった。この年のグラミーのBest New Artist of the Yearを受賞している。

0941 Get Closer-Seals & Crofts
76.06.05 : 34,30,26,22,20,18,16,6,6,13,11,9,9,14,32(751/2728)
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Top10にリエントリーするなど、思いがけずロングセラーになった感が強いが、「Summer Breeze」「Diamond Girl」と並ぶ最高位6位を記録した。6位止まりのみ3曲というのはおそらく彼らだけであろう。曲はバハーイ教の影響を感じさせない明るくポップな内容である。

0942 That’s Where the Happy People Go-Trammps
76.06.05 : 39,34,28,27,29(148/245)
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70年代前半のソウルの香りを残しながら70年代後半のディスコ・ブームの流れにつなげた作品。

0943 You’re My Best Friend-Queen
76.06.12 : 32,27,23,21,20,18,17,16,16,24,39(436/1606)
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「Ooh,you make me live」と始まるポップな作品で、いかにも女の子がグッと来てしまう魅力があるのだが、ストイックな内容の割にFreddieの声が艶っぽすぎ、少し興ざめしてしまった。

0944 Today’s the Day-America
76.06.12 : 35,30,25,24,23,38(191/2915)
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極めて地味な作品で、この曲がチャート的に成功しなかったことで、Americaにとっては非常に厳しい時期を迎えることになった。正直言って「もうこれきりかもしれない」という感じがあったね(82年に「風のマジック」で復活することになる)。

0945 Let Her In-John Travolta
76.06.12 : 36,31,26,13,12,11,10,18,31,31(433/433)
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風貌とあまりにアンマッチな高い鼻声で歌うTravolta。はっきり言って歌手としてはどうしたものか(Oliviaとのデュエットという大きな花火があるのでセールス的には大成功しているのだが)。この曲に関していえば、特に「甘いバラード」タイプの曲なので、David Cassidyかと思ったりして。

0946 Tear the Roof of the Sucker (Give Up the Funk)-Parliament
76.06.12 : 37,33,29,27,24,17,16,15,15,36(382/382)
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ここでP-ファンクの登場である。George Clintonを中心に、「Parliament」「Funkadelic」と名前が異なるクレジット名で作品をリリースし続けた。それにしてもなんと時代の先駆的な音だろう。かっこよさ、満開である。ミリオン・セラー。

0947 Making Our Dreams Come True-Cyndi Grecco
76.06.12 : 38,32,28,25,25(157/157)
TVドラマ「ラバーン&シャーリー」の主題歌で、邦題が「夢は駆け足でやってくる」。タイトルにふさわしい内容の曲で、作者は「やさしく歌って」のCharles FoxとNorman Ginbellである。この年のTVドラマからのヒット作品はどの曲もレベルが高いが、この曲も思い出深い。というより、この曲に心酔していた佐藤誠君を思い出す。

0948 Dance wit Me-Rufus featuring Chaka Khan
76.06.12 : 39(22/2225)
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「Sweet Thing」の大ヒットのあと、Rufusとしては78年頃まで30位代止まりの作品を多く生むことになる。固定ファンに支えられたような動きであるが、一曲ごとの、曲そのもののクオリティは低くなかった。

0949 I’m Easy-Keith Carradine
76.06.12 : 40,37,33,30,26,24,21,19,17,17,18,32(431/431)
この年を代表するシンガー・ソングライター系の佳曲と言えよう。映画「ナッシュビル」で自分自身俳優として登場、この曲を歌っていた(らしい。見ていません)。歌詞にあふれた誠実さも含め、まるでJim Croceのような語りかけを感じる。

0950 Got to Get You into My Life-Beatles
76.06.19 : 29,18,12,10,8,7,7,7,19,23,38(589/589)
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アルバム「Revolver」からの作品だから、この時点で10年ほど前の作品ということになる。それにしても全く曲に古くささを感じさせないのがものすごい。これでも、Beatlesにとっては「並の曲」なのがまたすごい。Beatlesがまさに20世紀最大の奇跡であるゆえんであろう。

0951 Save Your Kisses for Me-Brotherhood of Man
76.06.19 : 35,31,28,27(123/123)
70年に「United We Stand」で全米最高位13位のヒットを持つイギリスのスタジオ・ミュージシャンの集まりで、この曲も突発的にヒットした感が強い(TV系?)。

0952 Mamma Mia-Abba
76.06.19 : 39,35,32,32(106/1430)
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だいぶAbbaの認知度も上がってきた頃の曲で、むしろ日本でヒットした。また、イギリスではNo.1ヒットとなり、Abbaの代表作の一つに数えられている。単純といえば単純なのだが、楽しさが今となってはなつかしい。

0953 Turn the Beat Around-Vicki Sue Robinson
76.06.19 : 36,30,26,22,19,18,14,12,10,10,26,31,36(548/548)
80年頃まで続くディスコ・サウンドに続いていきそうなポップでダンサブルな曲であり、初めてこのタイプの作品で成功を収めた曲と言えよう。たしかにこの曲に関していえば完成度が高く、納得できる内容なのだが、2番煎じを大量に生み出しやすい内容であることも確か。この曲自身も90年代に入ってからGloria Estefanによってカバーされ、まったくリメイクであることを感じさせない感覚でヒットしている。

0954 Rock & Roll Music-Beach Boys
76.06.19 : 40,19,16,15,10,9,8,6,5,7,18,28,37(695/720)
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同じ週にBeatlesとBeach Boysをエントリーさせるなど、Top40もなかなか芸の細かいところを見せているが、こちらは現役続行中で、あの鼻声もあのコーラスも、夏向きなのはずっと変わっていないのが大したものだ。

0955 If You Know What I Mean-Neil Diamond
76.06.26 : 24,19,17,14,13,12,11,26(392/1509)
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この地味な曲が初登場24位だったときは、もしかしたら1位もねらえるか、という感じだったのだが、夢ははかなく消え、最高位11位という妥当な結果に終わってしまった。ただ、この曲の良さは「堅さ」である。Barry Manilowが70年代を代表とするバラード・メーカーであることは疑いないのだが、Neil Diamondのこの「堅さ」のもったバラードも捨てがたい。(その頂上をきわめたのは73年の「Be」である。)

0956 Last Child-Aerosmith
76.06.26 : 34,31,28,26,24,22,21,21,36,39(328/973)
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「Dream On」のヒットのあと、何を持ってくるか、なかなか頭の痛い問題だったと邪推するが、イメージを継承しつつしっかりとしたロックとして完成したこの曲を持ってくるあたりなかなかしたたかである。

0957 Somebody’s Gettin’ It-Johnnie Taylor
76.06.26 : 36,33,33(81/2269)
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やはり「Disco Lady」は狂い咲きだったか、と思わずにいられない、前のスタイルに戻ってしまったような作品。でも、彼はこれでいいのだろう。

0958 Good Vibrations-Todd Rundgren
76.06.26 : 38,35,34(76/701)
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Toddの「Hello,It’s Me」以来の珍しいシングル・ヒットで、おりからのBeach Boysの復活とあわせてこのぐらいヒットした。まあ、これは、オリジナルがすぐれているからね。

0959 Sophisticated Lady-Natalie Cole
76.06.26 : 39,36,31,29,27,26,25(214/907)
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彼女としては珍しいDisco系のノリの良い曲で、なかなか聞かせてくれる。やはり歌唱力があるということはいいことである。

0960 Young Hearts Run Free-Candi Staton
76.06.26 : 40,37,30,28,26,24,23,22,20,35,33(354/354)
はっきり言って「Turn the Beat Around」が10位で、これが20位止まりなのは少し不本意であるほど内容のある作品だと思う。70年、「Stand by Your Man」の最高位24位のヒットを持っている。もともとはゴスペル出身の人だが(声にその名残を感じさせる)、ほんとにラジオ向きで印象深い曲である。

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