New Entry Period–January ’77

All Songs from American Top 40

volume 52: New Entry Period–January ’77

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

1068 Fly Like an Eagle-Steve Miller Band77.01.08 : 35,28,18,15,13,11,8,4,3,2,2,6,13,13,26(994/3452)

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Sealがこの曲をカバーし、現在(97/02)Top40にあるわけで、お馴染みの曲といっていいわけである(このリメイクには反対だ、へたするとアーティスト生命に深刻な打撃を与えるぞ)。スペーシーなアレンジが曲の魅力を高めている最も成功したナンバーといえるだろう。No.1を取り損ねたのは不思議な感じさえする。

1069 Free Bird-Lynyrd Skynyrd
77.01.08 : 38,38(46/882)
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私がいかに高くこの曲を評価しているかは75年に最初にこの曲がTop40入りしたときのコメントを読んでいただければわかっていただけると思うが、とにかく私と同じ思いをもった人は少なくなかったのだろう。再びこの曲をTop40で聞くことができたのである。自由への強い憧れと意志がこの曲をささえる大きなモチーフである。

1070 Love Theme from “A Star Is Born” (Evergreen)-Barbra Streisand
77.01.08 : 40,35,20,9,7,5,4,2,1,1,1,2,5,9,8,7,17,31(1602/3114)
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3年間Top40から遠ざかっていたのに突然の大ヒットである。もちろん女優としての地位が大きいため、歌手として単純に語れない部分が大きい人である。この曲も彼女の声質にあった美しいナンバーでけちを付けるところはないのだが… 前作のときも書いたのだが、やっぱり嫌いなのですわ。もちろん本格的な」悪口は78年以降の作品のコメントにゆずることになるのだが、ここは一言で言うと、「鼻が嫌い」。

1071 Hard Luck Woman-Kiss
77.01.15 : 33,25,20,18,17,16,15,21(342/1552)
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ポップで軽いナンバーで、デビュー当時のオドロオドロした感じが失せて、どんどん安全になっていく感じがして残念だった。やっぱりスターの地位を確立してからもあのメイクとギンギンなハードロックを手放してほしくはなかったものである。もちろん曲はいいんだけどね。

1072 Night Moves-Bob Seger
77.01.15 : 36,29,25,22,14,10,8,6,4,4,7,17,34(720/720)
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Joe Cockerほど重くないしわがれ声でドライブのかかったロックナンバーにも味があったBob Segerのなんと8年ぶりのTop40ヒットとなった曲である。(というより68年にBob Seger Systemなどというクレジットで「Ramblin’ Gamblin’ Man」などというヒットを放っていたこと自体、知っている人の方が少ないだろう)。ただ、この曲では、音自体はきっちりと70年代後半を感じさせる「都会派」のものになっていて、十分に新鮮だった。

1073 Dancing Queen-Abba
77.01.22 : 33,26,19,16,14,9,7,6,5,3,2,1,6,18,27(1079/2955)
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正しいポップスナンバーを正当にヒットさせてくれたAbbaの功績は大きかったと思う。アメリカでは世界の中では苦戦している方なのだが、それでもこれだけ完成度が高ければ、No.1は正当である。

1074 Save It for a Rainy Day-Stephn Bishop
77.01.22 : 35,31,27,25,22,22,36(229/229)
この月は意外なほどシンガー・ソングライター系に当たりの良さが目立つ月だったが、Stephen Bishopもなかなかさりげなく内容のある言葉を聞かせてくれるアーティストである。ただ、この曲に関してはギターソロがClaptonで、Chaka Khanがバックヴォーカルde参加している、といった話題性が先行してしまったようである。

1075 Year of the Cat-Al Stewart
77.01.22 : 36,24,20,15,13,11,8,8,26,31(475/475)
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絶対的に雨とか霧とかが似合うどこか湿っぽい音である。そう、ブルージー、っていう感じで、アルバムで聞くと、特に長めの物語性の強い曲に特にそれを感じる。誰が聞いてもイギリス人の作品なのだが、やはりスコットランド人だった。実は一時期かなり入れ込んでしまったアーティストではある。

1076 You’ve Got Me Running-Gene Cotton
77.01.22 : 37,35,33(78/78)
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おっと、ミスタイプか一瞬思ってしまうほど同じ週にデビューしたDoobieの曲とよく似たタイトルである。こちらは自分が走っているわけだが。いかにもシンガーソングライター系の音なのだが、カントリーの香りもにじませ、アルバムで聞いてもなかなか聞ける。

1077 Go Your Own Way-Fleetwood Mac
77.01.22 : 38,32,28,20,17,14,11,10,10,18,29(493/1833)
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歴史に名高い「Rumours」からのリード・シングルで、もちろんLindsey Buckinghamの作品である。曲を聴いた後、力むことなく爽快な気分になれるのが何よりの持ち味で、このさりげなさがセンスの良さだと思う。

1078 It Keeps You Runnin’-Doobie Brothers
77.01.22 : 39,37(46/3059)
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見事に低迷している動きなのだが、このころのDoobieのシングルの中では(意外にも)好成績に属するほうである。77~78年は彼らにとって試行錯誤の時代といってもいいだろう。

1079 Living Next Door to Alice-Smokie
77.01.22 : 40,36,32,29,27,25,25,25(249/249)
この曲は知る人ぞ知る、というか77年のコレクターズ・アイテムとなっている曲で、「24年間隣に住んでいて、好きといえなかった」などという内容を切なく歌っているらしいのである。サウンドも十分な哀感にあふれていて、そのくせさっぱりとした後味があり、ポップスの楽しさが残る作品といえよう。

1080 Don’t Leave Me This Way-Thelma Houston
77.01.29 : 30,26,24,19,17,13,11,9,5,4,3,2,1,3,5,24,34(1211/1211)
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Discoサウンドが成熟してきたことを感じさせる曲で、この種のダンサブルなナンバーの中ではスタンダードナンバーに属する曲である。ところで87年にCommunardsというイギリスのデュオが40位までのぼるこの曲のリメイクを放っているのだが、全く知らない。

1081 Boogie Child-Bee Gees
77.01.29 : 38,25,22,18,16,14,12,12,20(406/4680)
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見事にずっこけた曲で、普通これだけずっこけると後が相当苦しくなるものだが、それを大きくはねのけたあたりがすごい。

1082 I Like to Do It-KC & the Sunshine Band
77.01.29 : 39,37(46/3092)
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KCにとっては珍しい中途半端な不発作。やっぱり「何も考えていない底抜けな明るさ」路線をきっちりと続けてほしかったところである。

1083 The Things We Do for Love-10cc
77.01.29 : 40,35,27,23,19,15,13,11,8,7,6,5,5,19(751/1558)
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明るい曲調の中に妙に醒めた部分があって、そこが10ccらしい知性を感じさせている。アメリカでは実質的には「I’m not in Love」とこの曲しかシングルでは成功していないのだが、その昔のKINKSにも通じる「イギリス人のニヒリズム」が漂っていて非常によろしい。

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