第四局も途方もない名局になる萌芽はあった。しかし、豊島将之には勝ちにまでつなげる力が備わっていなかった。終盤、正着以外は真っ逆さまな局面で悉く正確無比な着手を続けられる藤井聡太との違いである。
豊島将之竜王、4連敗のストレートで失冠 3年3カ月ぶりに無冠転落「実力不足を痛感した」
豊島将之竜王、藤井聡太三冠にまさかの4連敗で無冠に 「とうとう豊島九段と呼ぶ日が来てしまった」 ファンは雪辱願う
もうしばらくは将棋の対局を観る気にならない。少なくとも再び豊島将之がタイトル戦の場に登場する時までは。