英語学習者は必見かも。イギリス英語を24時間ずっと聞くことが出来るアプリを使ってみたのだ…

新型コロナに罹ってから、早くも約1ヶ月が経った。治癒して自宅療養期間が終わってから数えて3週間くらいになるだろうか。すっかり良くなったかと言えば、案外とそうでもない。
食欲は殆ど元通りになり(但し、この機会に1日2食の生活へと変えた)、この感染症の直接的な症状は、もう何も感じられないのだけれども、微妙な疲労感や息苦しさは時折みられるように思う。

先日も、早朝の仕事でいつものようにドライアイスを出し入れする作業を行ったところ、ずっと二酸化炭素を吸い込んでいたせいであろうか、呼吸が少し苦しくなり、立ちくらみのような眩暈を覚えた。
新型コロナは消耗性の疾患だとは言われるけれども、その通りなのかも知れない。身体から様々なものを奪っていくのだ。僕の場合には、体力や集中力、記憶力だったのだろうと思う。その中で、肺の機能も、ちょっと持って行かれてしまったようだ。

まだまだ完全回復には遠いなあ…と、つい遠くを見遣ってしまう。まあ仕方がない。このお陰でか、生活スタイルの一部を改善できたことだし。毎日、朝晩の筋トレも始めた。このようにして、僕は日々アップデートしていくのだろう。そう考えている。

……
さて、自分アップデートの一環として取り組み続けている英検1級一発合格に向けた英語学習だけれども、リスニング力の強化のために大きな味方となってくれそうなアプリを見つけたのである。

僕は普段、YouTubeなどを利用して海外の英語ニュースやドキュメンタリー動画を観て、生の英語を聴くように努めている。こういったネイティブレベルの英語に耳が慣れてしまうと、英検1級のリスニング問題といえども比較的簡単に解けるようになるものだ。
それでも、毎日同じパターンで視聴していると幾分マンネリとなってきてしまい、飽きも出てくる。よって、たまには別の動画チャンネルやサイト、アプリなどを探すこともあるのだ。出来うる限り楽しく勉強するというのが僕の方針である。

そのような中で、BBCのラジオ放送を聴取できるアプリを見つけた。初めはKindle Fire(つまりAndroid版であろう)で発見して使い始めたのだけれども、その後、iPad miniにiOS版もインストールした。どちらでも使えるようにしたというわけである。
まあ、そのくらい気に入ったのだ。実に使いやすく、痒いところに手が届く設計となっている。最近、NHKがラジオ用アプリのリニューアル版をリリースしたのだけれども、評判が芳しくない。是非ともBBCラジオのアプリを参考に改善してみて欲しいと思っている。

トップのスクリーンショットが、そのBBCラジオのアプリである。名称は「BBC Sounds」という。勿論、無料でダウンロードできる。アプリそれ自体のサイズは大きくないので(数十MB程度)、僕の小ストレージなiPad miniにも無事入ったw

さてさて、この「BBC Sounds」だけれども、BBCのラジオ放送が約20chもリアルタイムで聴取できる上に、ポッドキャストで配信されている番組も個々に聴くことが出来るのだ。しかも、それがジャンル別に分類されていて、好きなものが選びやすくなっているというわけである。
特にイギリス英語を日々聴いてみたい方にとてもお勧めできる素晴らしいアプリだ。トップの画像でも、星が4.8という高評価なのも頷けるのである。以下、アプリの中身をご紹介したいと思う。

アプリをインストール後、メールアドレスなどを一旦登録する必要があり、その後ログインするとチャンネル選択画面になる。
上にような円形のサムネイルで表示されたチャンネルのアイコンがズラッと横一列に表示され、タッチして選ぶことが出来る。このアイコンが、約20個も並んでいるのだ。

BBCのラジオ放送は、ニュース、トーク、ロック、クラシック、スポーツなどなど、ジャンル毎にchが細分化されているので、自分に合わせて好きなものが選びやすい。これは電波による通常のラジオ放送がそのような形を取っているのである。
それから、このアプリでは、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドのような地域別のBBCラジオ放送や、海外向け国際放送も聴くことも出来るのだ。

例えば、スコットランド向けの放送では、たまたま聴いた番組の中で、子供の自殺とメンタルヘルスについて論じていた。こういった色々な生の情報源としても使えるのだ。背景知識の強化という点でも、英検1級学習に打ってつけなのでは、と思う。

それから、チャンネルを選ぶと、上のような画面に切り替わる。この画面の優れているところは、番組の途中から聴き始めても、STARTという丸い矢印ボタンで番組冒頭に戻れるということなのである。
ニュースやトーク番組など、話の途中から聴き始めたとしても、これで最初に戻って聴くことが出来るので、話題についていくことが比較的容易になるだろうと思う。

あと、音楽を流しているときには、画面の下の方にアーティスト名や曲名が表示される(リアルタイム聴取時のみ)。もし、「え?これ誰の曲?」って気になっても、一応これで大丈夫w
そのさらに下には、Zzzというボタンがある。これはスリープタイマーなのだ。例えば、30分や1時間などなど時間で選ぶことも出来るし、この番組が終わったら止めるということも出来る(アプリは終了しない)。おやすみのときなどにどーぞ。親切設計ですねw

そのZzzボタンの右には、スマートスピーカーに接続するためのメニューがある。僕は、昨年購入したGoogleのスマートスピーカーを所有しているので、番組内容によってはそちらに切り替えて聴いている。簡単な操作で接続できるので便利なメニューだ。

上は、ポッドキャストの番組一覧のほんの一部をスクリーンショットしたもの。このように、ジャンル毎に分けられているのだ。下や横にスクロールしていくと、もっとたくさんの番組が出てくる。これもまた、幾らでも聴けるのである。

そして、気に入ったポッドキャストの番組は、ブックマーク(謂わば、お気に入り)登録も出来るのだ。至れり尽くせりである。僕は下のように、オルガニスト・指揮者の鈴木雅明さんの番組を登録した。鈴木さんの英語、お見事でした!
ポッドキャストは、こうすることによって、好きなものを後から後から何度でも聞き返すことが出来るというわけである。これもまた、何ともユーザーフレンドリーな嬉しい機能だと思う。

それから、あとで気づいたのだけれども、リアルタイムで放送されていた番組を後になってから聞くことも出来るのである。日本でいう、聞き逃し再生といったところであろうか。

このアプリで最初に出てくるチャンネル選択画面の下の方に、番組表を見るためのボタンがある。上のスクリーンショットで、赤丸で囲った部分だ。これを押すと、下のような画面に移る。

すると、時間帯ごとの番組名などと共に、黒い丸の再生ボタンが付いていることがある。僕の観察では、一部を除き、ほぼ全番組にこのボタンが付いていると言っても良いだろうと思う。しかも、1ヶ月前まで遡ることが出来るのだ。凄い!
このボタンを押すことによって、過去の番組を聴取できるのだ。加えて、僕のiPad miniではバックグラウンド再生も出来たので、聴きながらメールを読むといったような別のことをするのも可能だった(これはポッドキャストでも同じ)。非常に有難いことである。

…とまあ、こんな風に至れり尽くせりのラジオアプリ「BBC Sounds」。僕はアメリカ英語よりも、イギリス英語やフランス人の話す英語など、ヨーロッパ系の方が聴き疲れを起こしにくいので、これは非常に有難いアプリだ。
しかも、大好きなクラシック音楽専門のチャンネルもあるし、チルアウト系ダンスミュージックの番組や、現地時刻の深夜になると波の音や森の音のような環境系のサウンドを流す番組など、他にも色々と実に興味深い内容を持ったチャンネルもある。

これから、英語学習のみならず、音楽鑑賞など様々な用途で、このアプリを活用していきたいと考えている。特にラジオ好きには願ったり叶ったりの大変に素晴らしいアプリだろうと思うのだ…。

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