フリーマーケットでCDを買った。
その帯には、「立体サウンドで体感する!」云々…と書いてある。
この手の環境音CDは、僕も今までに数多く手にしてきて、ある意味において聴き飽きているので、今日もそれほど期待はしないで買った。なにせ、とにかく安かったから、他のものを買うついでのようなものだったのだw
それで家に帰ってきて、昼食後に何気なく聴いてみたら、ビックリした。本当に、本格的な立体サウンドだったのである。きっと、真面目にバイノーラル録音で収録したのであろう。通常の、2スピーカーのステレオ再生で聴いても、十分に浜辺にいる感覚が味わえるリアルなサウンドだ。
ではでは、と思い、自室のヤマハ製サラウンドシステムで再生してみたところ、もう、こうなったらリアルどころの話ではない。
碧い海の波が打ち寄せ、真っ白な浜辺の砂粒がサラサラサラ…と流されてゆく様まで、右から左へとまるでぐるりと取り囲まれたかのように、場面がはっきりと認識できるのである。しかも、それらが、十数センチという至近な距離感で繰り広げられている。
そして、僕は座椅子にもたれかかりながら、うっとりと聴いているうちに、ついつい、いつの間にか眠ってしまっていた。目を閉じれば、もう楽園だ…。これは惰眠を誘う、実に危険な、お昼寝用CDであるw
僕は最近、水が流れる音を再生することに凝り始めていたところだった。水の音を聴いていると、とても癒されるからである。しかし、今日、このCDを聴いて、ついに決定版を手に入れた!と思っている。一体これ以上、何を望むのか?という程の水準だ。
帯を見ると、このCDはシリーズになっているらしい。他には、「高原の朝」、「虫のシンフォニー」、「せせらぎ」などなど。それらのCDも、いずれ探して聴いてみるつもりだ。期待に胸が高鳴る。
「波~慶良間・久米島」
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