米国旅行記、ラスベガス編なのだけれども、もうこれで6回目である。
ラスベガスだけで、既に6回…。僕にとって、それだけ大きな印象に残り、大いに楽しんだ、ということなのだろう、と思う。ただ、観て、写真を撮っただけなのにも関わらず、である。
勿論、ラスベガスには、カジノがある…と言うよりも、カジノのための街だ。僕も、同僚と大通りを歩きながら、時には目に付いたホテルのカジノに入ってみたこともあった。中には、スロットマシンがずらりと並び、ルーレットやポーカーの前には、人だかりが出来ている。
映画の一場面などでよく観るカジノの正に本物が、いま眼の前で展開されているのだ。プロのカードさばき、ルーレットに積まれたコイン。僕は、エキサイトしながら観るも、自分でやってみるということは、なかったのである。ここでも、あくまで観て楽しむ、だ。
さて、ホテルによっては、宿泊客や通りを行き交う人たちに観て貰うために、敷地内でショーを行なっているところがある。
例えば、ベラージョというホテルの噴水ショーだ。
このホテルは、建物と大通りの間に、大きな人工池を持っている。この池の中には、多分コンピューター制御で稼働しているであろう、数多の噴水が仕込んである。これが、音楽とシンクロしたショーを見せてくれる。
先達てのブロンズマンのときと同様、この噴水ショーもビデオに撮ってきたのだけれども、生憎とその数年後、カメラが稼働しなくなってしまった。「ミニDV」という規格のビデオテープに録画したので、再生装置が手に入れば観ることはできると思うのだけれども…。
その代わりに、YouTubeで見つけた動画を貼っておきますので、ぜひご覧ください…。
実際に歩道からこの噴水ショーを観ると、動画の映像以上の迫力です。10数メートル先で水が縦横無尽に高々と打ち上げられる様子に、思わず見とれてしまうほど。
上の曲の他にも何曲か用意されていて、連続して楽しめるような趣向になっているのだ。だから、この噴水ショーだけで、ついこの場にずっと立ち止まってしまうのである。こうして、ラスベガスの楽しい時間はまた過ぎていく…。
大通りを歩きながら観ることの出来るショーは、これだけではない。
ベラージョから歩いてすぐの場所にある、ミラージュというホテルの火山噴火ショーも有名だ。僕は、ここでもまた、立ち止まって見とれてしまった…。
こちらのショーに関しても、YouTubeに良い動画があるので貼っておきたいと思う。
至近距離から撮ったもので、画質も上々だ。ただ、前置き(ショーのイントロ)がやや長いので、下では、噴火が始まるシーンから観られるよう、再生時間を設定した。
このように、如何にも多大なコストがかかっているようなショーを、ラスベガスの幾つかのホテルは、道行く人たちに無料開放しているのだ。前回も似たようなことを書いたけれども、いくら楽しんでも、楽しみきれない所以…なのである。
また、道端には、歴史的に有名な彫刻のレプリカが、所々に設置してある。これらも、決して安っぽい作りなぞしていない。如何にも高そうな、レプリカだw
上の写真の像を見たとき、この日ずっと僕と一緒に歩いていた同僚は、「ニケだ、ニケだ!」と、やけに興奮しておりました。そんなに好きなのか、ニケ…。
この写真は、トイレに使った建物の表側(…だったと朧に記憶している)。アポロン像だろう。至る所に、こんな立派な像を立てておくなんて、ラスベガスは太っ腹だな…。
さて、ラスベガスでのお楽しみは、ここまで。次の日には、出掛ける場所が他に予定されているのである。また、早起きだ。だから、非常に名残惜しくも、我々は程々にホテルへ帰ることにしたのである…。
眩い電飾の数々とも、もうお別れだ…。
車がすっかり少なくなった大通りとも、サヨナラだ。この日1日で、一体何キロ歩いたのだろう…。でも、疲れを感じてはいない。いつかまた来るよ、ラスベガス。
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