ドリーとニモと、ラスベガスのブロンズマンと…(昼の部・その2)

中学3年生の娘が先達て、学校で所属している剣道部の引退式に行ってきた。

そこでは、毎年恒例らしいのだけれども、中3の部員は自分たちの胴を、記念として後輩に飾り付けて貰えるのだそうだ。
娘は、ドリーとニモの絵を飾り付けて貰った。トップの写真が、それ。なかなか上手い。とても器用な後輩であるw ちなみに、素材はビニールテープだ。
娘は試合がまだ少し残っている(…この胴を使う)ので、撮影後、このデコは剥がしてしまった。でも、形状はそのまま留めてあるので、あとでまた全く同じに貼り直すことが出来るだろう。

娘は、これとは別に、随分前に市の大会で3位になったときの銅メダルも貰って帰ってきた。高校生の息子も、中学では剣道部だった。ふたりとも、二段を取得したけれども、娘の方が、メダルを貰ったり、県大会に出場したり、とよく活躍しているようだ。

女の子の剣士というのは、なかなか格好良いと思うのだけれども、娘が高校に行っても剣道を続けるかどうかは、まだよく分からない。息子はと言えば、高校では剣道部に入らなかった。文化系になったのである。(しかし、お勉強では、理数科目が学年トップランクの、超が付く理系だw)


さて、前回に続いて、ラスベガスの写真、昼の部の2回目。

「昼の部」があるということは、勿論「夜の部」もある(予定)。ラスベガスという街は、昼と夜とでは、その表情がガラリと一変する。夜は、ライティング等で実に煌びやかになるのだ。そのときの写真は、また後日のお楽しみ…。

同僚と一緒に街道を散策しながら、僕は写真を撮り続けた。すると、歩道の真ん中に、不思議なもの(?)が立っていたのである。一見すると、銅像だ。

「何故、こんな場所に…?」と我々が訝しげに見つめていると、やおらススッと動き始め、ポーズを変えるのだ。んん…?コレ、ひょっとして人間?

上の2枚の写真を見比べて、手(腕)の形や、足の位置が変化していることに、お気づきになるだろうか?このように、数秒おきに、少しずつポーズを変えていくのだ。ちなみに、足元の犬は、全く動きませんでした。多分、置物ですw

そして、極め付けは、下の写真。

マイケル・ジャクソンの『スムーズ・クリミナル』のように、真っ直ぐに立ったままグーッと前傾になるのである。こ、これはっっ!!

ライブでのマイケル・ジャクソンは、自身が発明し特許を取った技術(靴底と床の仕掛け)で、あのような斜め立ちをしているのだそうだ。(その特許に関しては、こちらなどをご参照)
でも、この謎の銅像人間(ブロンズマンと言うらしい)の場合は、そのような床の仕掛けが、取り敢えずは見当たらなかった。ひょっとすると、僕には分からなかっただけなのかも知れない…。いやあ、かなり不思議な、凄い技だったなあ。

実は、このとき、ビデオカメラも持ち歩いていて、ブロンズマンのパフォーマンスも撮っておいたのだ。でも、数年後にそのビデオカメラが突然、電源の入らない状態になってしまい、もう見られなくなってしまった。返す返すも、残念である。

この場を立ち去る前に、僕は折り畳んだ1ドル札を持って彼に近付き、英語で「これを掴んでくれますか?」と言ってみた。すると、ブロンズマンは鈍色の右手で、その紙幣を握って受け取ったのである。うん、確かに人間だw 仕掛け人形やロボットではなかったぞw

さてさて、そんな風にして、昼間のラスベガスを散策していると、早いもので徐々に陽が傾いてきた。

上は、トレジャーアイランドというホテル。ここでも、フレアを狙って撮ってみた。

この建物も、結構変わった形をしていると思うけれども、ラスベガスという特殊な場所柄のせいか、その中では少々おとなしくも見える。他の建物が、余りにもアヴァンギャルドなのだ。
僕は、日本国内では、建物の形状については余り気にしたことはないし、意識もしない。でも、ラスベガスでは、見るもの全てに意識的になっていたように感じる。まるで、ここは建造物の博覧会のようだったのだ…。

では、次回は、昼の部の残りと、それから夜の部へ移ってみたいと思います…。

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