先日、午後から「りすの家」に行って、シマリスを観察してきた、その2。(その1は、こちら)
このような真冬のさなかであったので、当初りすは全く見当たらなかった。でも、5分か10分も歩き回っていると、係員のかたに供給されたご飯を食べに、一匹が出て来たのである。
余程、お腹が空いていたのか、夢中で食べ続ける。きっと、ほお袋に溜めておいて、巣の中でゆっくり味わうつもりなのだろう。僕が以前飼っていたハムスターも、そうだった。とにかく、溜めるのが好きなのだw
じっと食べているだけでなく、その姿も、なかなかフォトジェニックだ。時折、仕草がピタリと止まるときがある。それは、耳をすますなど、何か別のことに注意が向いているのだろう。シャッターチャンスである。
係員のかたが入れているご飯の種類は、麦などの穀物、りんごなどフルーツを小さくカットしたもの、ひまわりの種、どんぐりなど。昆虫を食べることもあるようで、入り口には、かまきりを捕食している写真も展示してあった。
下の写真は、どんぐりを掴んだところ。これも、ほお袋に入れておくのだろうか?そういえば、ハムスターは、大きな食べ物をほお袋に入れておくと、ほっぺたがその形に膨らんで可愛かったものだ。きっと、りすもそうなるのだろうなあw
別の場所には、岩の上に、どんぐりが落ちていたことがあった。多分、咥えて走っていたら、うっかり落としてしまったのだろう。でも、そんなことも気づかずに(または忘れて)走っていたのだ。忘れっぽいのであるw
そのような、ちょっとお馬鹿で忘れっぽいところも、小動物の実に可愛らしい点である…。
さて、このサービス満点のりすさん、僕はニコン P900で写真を撮るだけでなく、動画も撮ってみた。青空を見ながらだろうか、遠くに視線を遣りながら、もぐもぐと食べ続ける様子である。
食べている途中、鼻をくんくんさせることがある。人間の匂いを感じ取っているのかも知れない。これもまた、見ていて楽しい姿だ。
ちなみに、1分間だけの動画なのだけれども、ファイルサイズが200MBを超えてしまっていた…。多分、高画質の設定になっていたためなのだろうけれども、これは一考を要するなあ。アップロードが大変なのである(ADSL環境なのでw)
他に、このこのりすさんの後ろ姿を。丸い背中も、可愛らしい。まるで、ねこのようである。(何という例えを…w)
この頃には、僕以外に、お年寄りのご夫婦など、数名の人たちが遠巻きで観察していた。流石に、りすも焦ってきたのだろうか、突然、このえさ場を降り、通路を走って横断し、地面の穴の中へ入って行ってしまったのだ。
この「りすの家」の中には、よく見ると、下の写真ような穴が幾つもあいている。これは、りすの巣穴なのである。きっと、たっぷり食べたので、お休みの時間なのだろう。このりすの姿は、もう見ることがなかったのである。
さて、こうして、この場を離れ、また散策を再開する。この間にも、見学者の出入りがあったけれども、りすを見つけることが出来ないのか、一回りだけして帰る人たちが大半だった。
やはり、冬眠明けの4月以降に来るのが最適なのだろうか。下の写真のような注意書きも随所に見られたのだけれども、今回は、人間がうっかり踏んでしまう程にはたくさん見つけることが出来なかったのだ。
でも、上のようなりすさんがいてくれたのは、ラッキーだった。こうして多数の写真や、動画まで撮ることが出来たのだ。
きっと、春の暖かい日には、えさ場や水飲み場に、わんさかとりすがいるのだろう(…と想像)。是非とも、また足を延ばして来てみたいものである…。
さて、次は、帰る前にまた少し見かけた、別のりすさんや、この公園内で見かけた野鳥、夕方の風景など、他の写真を幾つかご紹介したいと思う…。(次回に、つづく)
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