色々と出掛けた一日。大学の出願も、クラシック演奏の楽譜も、ペーパーレス化が進む。時代は変化しているのだ…

先日は折角の休みだったのに、予定を詰め過ぎてかえって忙しくなってしまったw 寒風の中、電動アシスト自転車であちこち30km以上も走りまくったのだ。
まず、市内で1番だったか2番だったかに大きい郵便局へ行って、息子のAO入試の出願に使う切手を3種類買った。年賀状の時期のせいか、とても混んでいた。

次に、これまた市内で1番大きい本屋へ行って、息子のセンター試験の社会の勉強用に、『試験に出る哲学』という新書を買った。これは、センター試験の倫理の過去問20問をネタに哲学の概要を学ぶという入門書だ。

『試験に出る哲学―「センター試験」で西洋思想に入門する』

息子はセンター試験で、社会科は「倫理・政経」を取るので、その対策用のひとつとして買った。理系の学部を目指しているため、文系科目はメインではない。従って、なるべく時間を掛けないよう、効率良く勉強する必要がある、という訳だ。
でも、この本は、僕が読んでも実に面白い。息子に渡す前に、ざっとはじめの50〜60ページくらいを読んだ。ここまでで3問が登場するけれども、目下3問連続正解中w 実は、僕は哲学や宗教は得意分野なのだ。このまま20問正解となるか、どうか。

実店舗の書店には久し振りに来た気がする。取り分け、この書店に来たのは、数年振りだ。書店の店内では、大学の願書がひとつも置かれていないことに気づいた。代わりに置かれていたのは、下のような無料冊子。大学のパンフや願書取り寄せのためのカタログである。
嘗ては冬になると、各大学の名前が入った大きな封筒が本屋で山の様に積まれていたものである。今時分は、Webを使った出願が主流らしい。特に、私立大学では出願書類のペーパーレス化が進んでいるようだ。

その後、地元の国立大学へ行った。この大学の入試の要項と願書を貰うためである。すると、今年度からWeb出願になったので今は要項しかお渡ししていません、と言われ、薄い冊子を手渡された。

上に述べたように、私立大学ではWeb出願がだいぶ普及してきているのだけれども、まさか、このような国立大学でもそれを導入しているところがあったとは…。時代は変わったなあ…。
ちなみに、息子の第一志望である都内の国立大学は、まだ昔ながらの紙の書類による出願である。国立大学では、この様に、大学によって出願の方法が様々なのが現状なのだろう。

その次は、コンサートへ行った。これは、クラシックのサックスとピアノの演奏である。この若いサックス奏者が以前、NHK-FMの番組に出ていたことがあったので、このコンサートの招待に応募してみたら当選したのである。
3人の奏者は、東京芸大出身の20代。新進気鋭の若手奏者たちだ。3人はそれぞれ、芸大の先輩後輩の間柄であると、MCで自己紹介していた。そんな訳で、息もぴったりの演奏だったのだ。

このコンサートで特に興味深かったのは、3人とも、ピアノや譜面台に、iPadの様なタブレットを置いて楽譜として使っていたことだ。つまり、スコアのペーパーレス化なのである。

演奏中にじっと観察していると、ピアニストは譜面めくりが、ほんの一瞬の画面タッチで済んでいた。この操作は、1秒もかからない。テンポの速い曲でも捲りが十分間に合うのだ。
また、2人のサックス奏者たちは、ワイヤレスのフットペダルを時折踏んでページを捲っていたようだ。これも、演奏には全く差し支えない。便利この上ないようである。

僕は以前ネット広告で、この種の電子楽譜の様なものを見たことがあるけれども、実際の演奏の場で目の当たりにしたのは今回が初めてだった。これは、実に興味深い出来事だった。
流石、デジタルネイティブの世代である。クラシック音楽演奏の世界にも、このようにIT化の波が来ているのだ。つくづく時代は変わったなあ…という感慨を書店に続いて、ここでも再び持ったのであった。

そんなこんなで、お昼前に家を出たのに、帰宅したらもう真っ暗。CDを返却するために図書館へも行ったし、スーパーで少し買い物もして帰った。色々疲れたなあ。でも、見るもの得るもの聴くものの多い一日であった…。

トップも含めた3枚の写真は、途中で立ち寄った、大きな沼のある公園。秋色の景色である。この公園は、今年のお正月にも来たことがあった(そのときの投稿は、こちらから)。今年はこれで3回目だろうか。いつ来ても、ここは良いものである…。

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