東京都庁に行った後の都内巡りについては、今回はちょっとお休みして、本日と今週の水曜日のお話をば…。
午前中、旧いMacを引っ張り出して、セッティングしたのである。20年近く前に使っていた、Power Macだ。僕にとっては、生涯5台目のパソコン、ということになろうかと思う。
ちなみに、4台目もMacだった。ColorClassic2という小型の機種だ。そのMacも、まだこの家に置いてある。もう使う機会がないので、天井裏の物置に眠っているのだけれども。
Power Macは、僕の部屋のワイヤーラックの、いちばん下の段にずっと置いておいた。コンセントもモニターも繋がず、20年近くもそのままになっていたのだ。Windows機を買って以来、使う機会がめっきりと減ってしまったのである。
そこから引っ張り出し、シンセサイザーやミキサーなどの音楽機材が置いてあるスチール棚の前へ移した。ブラウン管のモニターをその棚の上に置いてPower Macと繋ぐ。モニターケーブルの変換プラグの様なものが、間にふたつも必要なのだ。
また、Power Macとシンセサイザーを仲介するインターフェースを繋ぐ。Power Mac側は、モデムポートを使う。あとは、EOSというYAMAHAのシンセサイザーを、そのインターフェースに接続。MIDIケーブルというものを用いる。
そんな風にして、ひと通りの接続を終えてから、恐る恐るMacを起動してみた。これで、もし起動しなければ、Power Macやらモニターやらを重たい中引っ張り出してきた手間は、単なる徒労に終わる。
果たせるかな、モニターには、一瞬フロッピーディスクのマークが出たあと、すぐにMacのそれに変わり、Welcome to Macintosh.の表示へと変わった。成功である。起動後、今度はLogicという音楽制作ソフトを立ち上げてみた。こちらも無事だった。インターフェースも認識している。
何と、これら全てが、以前と全く同じに動作したのである。Power Macに入力した音符データーが、ちゃんと次々にシンセから鳴る。試しに、ラフマニノフの交響曲第2番の第3楽章の冒頭部分を入れてみた。その状態が、トップの写真だ。
スコアは、Wikipediaから飛んで行って、すぐにPDFで閲覧することが出来る。実に便利な時代になったものだ。僕は、これをiPad mini2で見ている。小さな音符は、ピンチアウトで拡大すれば良いのである。眼に優しい。
上の写真は、モニターを写したもの。ブラウン管のモニターは、思っていたよりも、映りが宜しくない。あくまでも、現在見慣れた液晶モニターと比べて、だけれども。嘗ては、これをせっせと使って、見て、曲作りをしていたのだなあ…。しみじみ。
画面の中に写っている横長のグラフのようなものは、ピアノロールと呼ばれる、音符データーの表示形式の一種だ。縦軸が音階で、横軸が時間である。
近頃は、TVの歌番組(?)でも、こういったものが表示されているらしいけれども、その元祖はこのような昔からの音楽制作ソフトである。慣れてくると、この表示形式の方が、一般的な音符表示よりも見やすく感じられてくるのだ。
上の写真の右に写っている、白っぽい縦置きマシンが、Power Macだ。CD-ROMドライブとフロッピーディスクドライブを積んでいる。あとは、アナログ放送のTVチューナーやビデオ入力も搭載していて、このMacでビデオ編集も出来たのだった。
ちなみに、Macの上に置いてある分厚い書類は、音楽制作ソフトであるLogicのマニュアルだ。このソフトも、かれこれ25年くらい前のものである。ゲーム会社でサウンドの仕事をしていた当時も、このシリーズの上位ソフトを使っていた。
このマニュアルの内容が殆ど全て頭の中に入っているというのは、ちょっとした自慢(?)であるw まあ、そうでなければ、このソフトを使いこなせないのだけれども。20年経っていても幸いなことに、案外と内容を忘れていないものである。そのことも確認できた。
こうして、以前から頼まれていた曲作りを、重い腰を上げてようやくと手につけるのである…。あと、先達て作ってみたような、星の日周運動のタイムラプス動画用BGMも、これで作ってみよう(…むしろ、こちらが目当てだったりして)。さっきのラフマニノフの曲のような感じで良いだろう、と思う。
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さて、水曜日の日中、不思議なヘリコプターの写真を撮った。消防のヘリである。下の写真が、それだ。ズームがまだ途中だ。確か、これは500mm相当だったっけな?
下の写真は、更に望遠をかけたもの。2000mm相当だったと思う。この写真、よく見るとディテールがピンぼけである。先達て書いた、いつの間にかMF設定になっていたというのは、どうやらこの時点からだったようだ…。
そこで直ちに、リアルタイム航空機情報アプリ「フライトレーダー24」を見た。すると、札幌市消防局(Sapporo City Fire Department)の所属だという旨の表示が出たのだ。下の写真が、そのスクリーンショットの一部。出発地も到着地も不明と表示されているけれども、マップを見ると都内から飛んで来たように軌跡が表示されていた。
そして、このヘリは、関東近県のある地域の上空を暫くグルグルと回って、また都内へ戻って行ったのである。下の写真は、その帰り道のときに撮ったもの。上手く真下から撮影できたのだ。
機体の底部に書かれているナンバーは、「フライトレーダー24」の機体情報の欄に出ていたものと同じだった。ネット上の、別の航空機情報サイトを見ても、この機体は、札幌市消防局の所属となっているのだ。下は、そのサイトのスクリーンショット。
(出典:「Fly Team Aviation Community」)
このヘリコプターは、札幌から遥々東京までやって来た、ということになる。一体、何の目的だったのだろう?実に不思議な出来事であった…。
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たまたま見つけた、月の満ち欠けと、地球との距離がわかる手帳。下の写真のように、年間を通じて、月と地球の日々の距離感が掴めるという優れものw おお、これ欲しい…。
『【2018年版】 MOON WAVE NOTE』(手帳:A5サイズ)
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