前回の投稿では、お正月三が日の最後の日に、自然公園へ出掛けたときのことを書いた。期待した程には野鳥はいなかったのだけれども、帰り道に可愛い野良ねこさんたちと遭遇したのである。これはこれで、良かったw
今回の投稿では、そこから遡って元旦の出来事。この日も僕は、別の公園へ出掛けたのだ。息子は元日も郵便局のアルバイトに行き、かみさんと娘は、ショッピングモールへ映画を観に行った。それは、僕の余り興味のない映画である。
さて、僕はどうしようか、と思案した。かみさん達について行って、映画を観ずに本屋などで時間を過ごすということも、一旦は考えたのだけれども、どうも生産的ではないw
やはり、写真を撮りに何処かへ行こう、と思った。いちばんは、飛行機の良く見える場所である。でも、空港はちょっと遠い。時間も費用(交通費など)もかかりそうだ。近場で、他に良い選択肢はないものか…。
そこで思いついたのが、野鳥である。飛行機ではなくて、鳥を撮影する。ニコン P900には、「鳥モード」という機能があるのだ。これを使ってみよう。そして、自転車(電動アシスト)に乗って出掛けた。
僕の家から自転車で行ける距離で、野鳥がいそうな場所といえば幾つかある。いずれも公園である。そこに池や沼があるのだ。その内のふたつを、今回は巡ってみることにした。
まず、ひとつめに行った。学校のグラウンド程の大きさの沼である。葦が茂っているけれども、枯れている。寒々しい風景が広がっていた。ざっと見渡したけれども、野鳥がいる気配はない。
沼の脇にある、植え込みやベンチの辺りでは、何百mmかの大きな望遠レンズを取り付けたカメラを並べて、じっと寒そうに立っているオジさん達がいた。野鳥を待っているのだろう。きっと、なかなか来ないのかも…。
そう思って、僕は自転車から降りることなく、そのままこの沼を通り過ぎることにした。もう少し走ると、もっと大きな沼のある公園があるのだ。そちらに期待しよう。
そして、だいぶ足を延ばして行ったのが、何十万年前かに出来たとかいう大きな沼のある公園だった。僕は、ここに初めて来た。実によく整備されていて、綺麗な公園である。針葉樹の林やランニングのコースもある。
その大きな沼に設置されていた噴水がトップの写真。時折、強い風が公園内を吹き抜ける。すると、噴水の水が風になびいて、虹のような色が見える。それを撮ったのである。
この沼は、先程立ち寄った沼の、倍以上の大きさがある。陽当たりも良く、何と鳥も沢山いたのだ。これは有難い。来た甲斐があるというものである。まずは、沼でスイスイと水をかいている小さな鳥を撮った。
どうやら、カモではないようだ。はて、何という鳥だろう?今後も、こういったことがあるかも知れないので、図鑑などでよく勉強しておくことにしようか…。
さて、この鳥、写真ではこっちに視線が向いている。僕の動きをとても気にしているのだ。もしカメラを構えようものならば、すぐ水の中に潜って逃げて行ってしまう。上は、その前の貴重なショットだ。
沼の手前には、このような水鳥がいたり、地面にはハトがいたりもした。ハトは、人間に対する警戒心が薄いようで、餌をねだるように人間に近づいてくる群もいたのだ。
下の写真は、柵にとまったところを撮った。小首を傾げているところが可愛らしい。僕の実家では、昔、ニワトリを二羽飼っていたことがあった。ニワトリもよく、このようなポーズをしたものである。
そのニワトリは、父が「毎日、産みたての卵を食べたいから」と言って、何処かから貰って来たのだ。小屋も父が自分で作った。世話は、主に僕と弟がやった。愛嬌があって、実に可愛らしい生き物だったのである。それをつい思い出してしまう。
沼の真ん中付近には、鉄パイプのようなものが挿さっていた。噴水の配管だったのだろうか?そこに、ユリカモメがじっと、とまっていたのだ。白さが陽によく映える鳥である。
このユリカモメ、時折吹く突風に煽られることがある。そんなときには、やや大袈裟に翼を広げてバランスを取ろうとする。僕にとっては、これがシャッターチャンスだ。2度くらい、そこを狙って撮ってみた。
まるで、これから飛ぼうとしているところであるかのように見えるけれども、実は飛ばされそうになって堪えているのであるw ユリカモメが実際に、沼の上を自由自在に飛んでいる場面もあった。実に優雅に飛ぶ鳥なのだ。
さてさて、今回はここまで…。まだまだ、色々な写真があるので、それはまた次回に…。(つづく)
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お正月は、スージー鈴木さんの『サザンオールスターズ 1978-1985』(新潮新書)を読みました。いやあ、やはり桑田さんは偉大だ。…と思っていたら、桑田さんのソロ作のMV集が発売になったとな。うーん、観たいなあ。買うかなあ…。
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