昨夜は満月だった。仕事から帰宅後、そのままニコン P900と三脚を持って近所の桜並木へ。桜は早くも、もう散り始めているので、夜桜撮影は、今回が絶好にして最後のチャンスであった。
桜の樹を巡って撮影に歩く。時折、風がしきりに吹いて枝を揺らすのには閉口したけれども、まあ、それでも何とか撮ったのである。
当初は、桜の樹に照明が当たっているスポットを撮影場所として選んでいた。まずはじめに、そこまで行ったのだ。しかし、思った程には、その照明が夜桜の撮影に役立ってくれなかった。撮影には光量不足だったのである。
従って、P900内蔵のフラッシュを利用することになった。コンパクトカメラ故か、P900は、機能によっては使い勝手が余り良くないことがある。フラッシュもそうだった。
一旦、強制発光に設定しておけば、シャッターを切る度に光ってくれる。でも、ひとたび写真のプレビュー画面に切り替えると、何故か強制発光の設定が解除になってしまう。
そこで、気づかずにそのままシャッターを切ると、おや?写真が暗い…ということになる。嗚呼そうか、フラッシュが解除になってたんだ、また強制発光の設定を…こういったことをかなりの回数、繰り返してしまったw (これは、僕が風景の撮影によく使うプログラムオート時の出来事)
それと、これは他のカメラでもあることなのかどうか、僕は寡聞にして知らないのだけれども、フラッシュの電力がチャージされるまで幾分時間がかかるのだ。まるで、写ルンですのフラッシュのように、である。
よって、一枚撮ったあと、フラッシュが再び発光可能になるまで数秒間、待っていなくてはならない。そのために、シャッターチャンスを逃したり、風がまた吹き始めてしまったりと、やや困ったものであった。
まあ、そんな艱難にもめげずw、約40分間の散歩のような夜桜撮影を楽しんだのである。外気温は、寒いという程でもなく、まあ涼しいという程度であった。僕は、仕事からの帰宅時と同様、上着を着ずにいた。
この辺りの桜の樹は、高さが大抵4~5m位あるだろうか。P900のフラッシュの光は実のところ、なかなかそこまで届いてはくれない。僕が狙っていた構図は、満月の姿をバックに、桜花を白っぽく写し出す、というものだった。
そうなると、精々高さ3m以内の、比較的低い枝に咲いている花の群れを被写体にしなければならない。そこで尚且つ、月が上手く入ってくれるという条件付きだ。
そんな枝のある樹を探しながら、僕は三脚を担いで歩いた。この桜並木は普段、人々の散歩コースやジョギングコースとして使われている。このような遅い夜でも、走っている人が数人いらっしゃった。どうも、ご苦労さんです…。
そんなわけで、桜の花に焦点を合わせた写真を撮っているため、必然的に、月にはフォーカスが合わない。花の後ろでぼーっと真ん丸に写っている、ということになる。
それだけではあんまりだ、と思ったのでw、多重露光機能を使って、桜と満月の両方に焦点を合わせた写真を撮った。ついでに、月の方はだいぶズームしてある。それが、下の一枚。多重露光で撮影するのは、きっと初めてだ。
あとは、家の前まで戻ってお月様のみの写真を撮り、この撮影行脚を終了とした。下は、35mm版換算で、2000mm相当と4000mm相当ちょっとくらいの望遠で撮った2枚である。
一年後もまた、桜の満開の時期に満月がやって来るのだろうか?来年の暦は調べていないので分からないけれども、再び機会があれば、こうした撮影を楽しんでみたいと思う。
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先日、息子の高校では、新学年に向けてクラス替えがあった。息子は、高2のときの理系クラスから、高3では国立理系クラスへと移ることになったのだ。
遂に、国立大を目指すようになったのか…と、私立大文系卒の僕なんかは唯、関心するのである。きっと、念願の金属工学を専攻すべく、都内のあの大学を志望することになるのだろう。
やはり、高校時分の進路選択は要である、と言うか、高校の選択そのものが、きっとかなり重要なのだろう。息子は本当に、県立高校には進まなくて良かったのかもしれない。
公立の中等教育(特に後期のそれ)には、ある種の地雷が埋まっている、というのは僕の秘かな持論だ(苦笑。息子は、それを避けて歩いたわけである。
高校生活はあと一年。英語力を如何にして上げるか…が唯一にして最大のテーマだろうw さて、下の写真は、お昼寝中のうちのうさぎさん。シャッターを切ったら、その直後、伸ばしていた脚を引っ込めてしまったのだった…。
(今回の投稿には、エイプリルフールの嘘がふたつ含まれていますw)
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