トップの写真は、ゆうべの月。日没後から、薄雲の向こうにずっと見えていた。まるで、絹のヴェールを纏っているかのように、柔らかに白い。
ベランダに三脚を据えて撮影に挑むも、ニコン P900のAFは、薄雲の方にピントを合わせようとする。色々とズームを変えつつ、漸くフォーカスが合ったところでシャッターを切った。
但し、4000mm相当の超望遠となると、何をどうやってもAFでは対処できない。僕にしては珍しくMFを使うことにした。それが、下の写真である。霞の向こうにクレーターが幾つか見て取れるほどに写すことが出来た。
さて、きのう3月19日は、このニコン P900が発売されて4周年の日なのだそうだ。光学83倍もの謂わばちょっとした望遠鏡と同等のレンズを搭載した、世界で唯一無二のカメラだったのである。
僕は、P900を使い始めて1年半近くになるだろうか。いまだ飽きることがないばかりか、もっとこのカメラを使ってやりたいと思っている。何かまだ他の使い道がある筈だ、といつも考えているのだ。
(出典:engadget日本版「3月19日のできごと」)
返す返すも、ニコンは本当に素晴らしいカメラを開発してくれたと思う。僕はこれを中古で買い求め、金利が無料だったので一括払いではなく、敢えて月3000円で一年の分割払いを選択した。
そんなお小遣い程度の金額で簡単に手に入ったことが、今でも信じられないくらいだ。(多分、今でもそのくらいの値段で買うことが出来るかも知れない)
僕がもしも、中学生くらいのときにP900を使い始めていたら、確実に大学は理学部に進み、天文学を専攻するようになっていただろうと思う。
そして、果ては天文学者か天体写真家を目指していただろうか。そんな妄想さえも膨らむ、これは文字通りの「夢のカメラ」なのである…。
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さて、先だって購入した、SSD搭載のCDコンポ、ONKYOの「BR-NX10」だけれども、毎日、音楽を聴いて快調に使っている。そこで、FM放送をもっと快適に聴くことが出来るよう、策を練ってみた。特に、NHK-FMをクリアに聴きたいというわけなのである。
いちばん良いのは、VHF用(FM用)のアンテナでもベランダに出しておくことなのだけれども、室内までのケーブルの引き回しがかなり面倒だ。
ベランダには、何年か前に僕が設置した地デジのアンテナ(つまりUHF用)がある。そばにFM用のアンテナを別途立てて、地デジ波との混合および分離をすることも考えたけれども、これもやはり色々と手間が掛かる。
では、簡便に室内アンテナだ。旧いステレオに使っていたT字型のフィーダーアンテナを壁に張った。上の写真のようなものである。これは僕が子供の頃から既にあった、FMアンテナの定番である。でも、利得がどうしても低く、多少ノイズ混じりになってしまう。
そこで、ブースターを咬ますことにした。昔、うちにCATVが来ていた当時に設置されていたものがある。アルミダイキャスト製の非常に頑丈なケースが使われていて、如何にも業務用という風情だ。
ケースを開けると、内部に仕様が印刷されている。周波数帯域が70MHz〜となっているので、どうやらFM放送にも使えそう。利得は20dB前後のアップだ。(下の写真の赤丸の部分)
フィーダーアンテナにF型コネクタを付けて、ブースターに接続する。それから、同軸ケーブルで、ブースターからCDコンポのアンテナ端子(F型)へと繋ぐ。
これで、NHK-FMがだいぶ良く聴こえるようになった。何故か、地元局よりも、遥か向こうの東京局の方がクリアだけれどもw きっと、方角や障害物のせいなのだろう。
あとは、これも旧いステレオから取った、中波用の小さなループアンテナを繋いだ。上の写真のようなものである。これで、AM放送も受信できるようになった。まあ、こちらの放送もNHK以外は、殆ど聴く機会がないかも知れないけど。
最後に、AMもFMも、一通りの局の周波数を登録した。放送局名が自動的に出て来るのが便利。こうして弄ってみると、結構感度の良いチューナーだな。ラジオは、聴いても弄っても、実に楽しいものである…。
あと、このコンポには何故かビデオ端子が付いていて、本体の画面表示を外部のモニターに映し出せるという機能が備わっている。少し遠くからでも曲名などが確認できるので、何気に便利な機能だ。こうして益々、このBR-NX10を愛用していきたいと思っている…。
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