昨夜、少し不思議な機体の光を見た。あと、カメラ用の紙コップ工作、第2弾なのだ…

昨夜は、10時頃に帰宅した。家までもう少しの距離というところで、上空に航空機の明かりを見たのだ。赤や緑に点滅している。

その機体は、相当の速度を出していたのだろう、その明かりの移動が実に速かったのである。見かけ上では、時速1,000km近く出ていたのではないか、という感じである。
速いだけでなく、飛び去っていく方角も、少々変っていた。南西から北東へと向かっていたのだ。僕の家の上空では、旅客機は主に、ほぼ真東から真西へと飛んでいくのが殆どである。

時速1,000km近くの高速で北東行き、しかも夜行便。この3つの要素から、僕はあれが、UPSのアンカレッジ行きの貨物便だろう、と判断した。香港か上海辺りを離陸し、日本上空では安定飛行に入っている。
それならば、帰宅してから、リアルタイム航空情報アプリ「フライトレーダー24」を見れば、詳細な情報が載っているはずだ。是非とも確認してみよう。そう思った。

ただ、解せない点もあった。UPSの定期運行便にしては、やや時刻が早い。普段は、僕の寝しなである午前12時くらいに、相当の轟音をあげて上空を飛んでいるものなのである。かなり速度が出ているので音も大きい。
このとき僕が目撃した機体の光は、速度の割には、それ程の音も立てずに飛び去っていった。奇妙なくらいに静かだったのだ。だから、当初僕は、人工衛星を見たのかと思ったくらいだ。

でも、人工衛星は、飛行機のように赤や緑の光を点滅させない。その一点で、人工衛星でないことは明らかである。とにかく、僕は家に入った。
早速、「フライトレーダー24」を見る。目撃してからしばらく時間が経っているので、地図上では関東から東北地方周辺を調べた。該当するものが無いのである。UPSはおろか、他社の機体でも見当たらない。不思議なこともあるものだ、と思った。

しかしながら、「フライトレーダー24」は万能ではないので、ときに情報が表示されないこともある。民間機でも、ある種のシステムで運行されている航空機は表示されないようだ。日本では、それは割と稀のようだけれども。
あとは、警察、自衛隊など、情報を秘匿する必要のある機体だ。僕は、「フライトレーダー24」に表示されていなかった、自衛隊や警察のヘリコプターを撮影した事がある。(それについての投稿は、こちら

だから、僕が見たアレも、自衛隊か何かに所属する航空機だったのだろう、と考えた。あれ程の速度が出る機体を、警察が保有しているということはないだろう。多分、軍用機でほぼ決まりである。でも、何のために?
そして、今朝のニュースだ。いつものように、朝4時過ぎくらいに起床して、ネットでニュースをざっと見て回った。某国のミサイル発射がトップだったのである。僕が、あの航空機の光を目撃してから、5時間後くらいの出来事になるだろうか。

これは、完全に僕の推測になるけれども、そのミサイル発射の少なくとも数時間前には、自衛隊や在日米軍が、発射実行に関する何らかの事前情報を掴んでいて、哨戒機か早期警戒機を飛ばしていたのではなかろうか。
目撃当時、エンジン等の飛行音が聞こえて来なかったことを鑑みるに、まさか米軍のステルス機では?とまで思うのだけれども、ステルス機がランプを点滅させて飛ぶのかどうかは、僕には分からない。

何れにしても、僕が昨夜見た、あの航空機の明かりは、多分、国防に関係した何かだったのだろう、と考えるのである。こうして日夜人知れず働いておられる防人の皆さんに、この場で感謝を申し上げたいと思う。


トップの写真は、昨夜の月である。「フライトレーダー24」を見終わった後に、ベランダに出て撮影した。

本当は、帰宅時に自転車に乗りながら見ていた、程良く雲がかかった月を撮りたかったのだけれども、家に着いた頃には、月の周りの雲は、文字通りすっかりと雲散霧消していたのである。
そんな、黒い虚空に独り浮かぶ月を何枚か撮った。その中で明るく撮れていたものを、カメラ内蔵の機能を用いて、トリミングしてみた。クレーターがよく見える部分を拡大したのである。

相変わらず、手持ち撮影のみで行っているせいかどうなのか、こうして見ると、ディテールが幾分甘い写真のような気がする。まあ、その内に、このカメラ用に三脚を買おうと思う。でも、手持ち撮影も面白いものである…。

それから、先日、紙コップを使った、カメラ用フィルターの工作も行ってみたのだ。ニコン P900の液晶画面に保護シートを貼ったときに出た、透明の剥離紙(…紙ではなくビニールだけれども)を再利用したのである。
その小さな透明のビニール片と、コンビニでホットコーヒーを飲んだときの紙コップ。このふたつで材料は揃った。

さて、これで何を作るのか?察しの良い向きは、上の写真を見てもうすっかりお気づきだろう、と思う。おっと、紙幅が尽きかけてきたので、続きは、また次回に…。

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