久し振りに購入した銘柄のコーヒーと、こちらも超久し振りとなった紫煙をくゆらせる。ひとり物思いに耽りながら…

もう先月のことになるけれども、僕のPayPalのアカウントに1000円分のクーポンが付与されたということがあった。その旨のメールが届いて気づいたのである。
以前もそのようなお知らせが来たことがあって、何かのフィッシングメールなのかな?と怪しんだけれども、少し調べてみるとPayPalはたまにそういったサービスをすることがあるということを知ったのだった。それで買い物に使おうと思ったというわけである。

ところが、PayPalに対応しているサイトが意外と少ない。Amazonでは使えず、Yahoo!や楽天で本を買おうにもこれまた使えず、最後の手段(?)としてコーヒーを買うことにしたのだった。
それは、Brook’s(ブルックス)という、数年前に以前一度だけ購入したことのあるドリップコーヒーのメーカーである。(そのときの投稿は、こちら

このメーカの商品の中で「創業記念セット」という3980円のお買い得パックのような品を選んだ。1000円引きなので、実際の支払いは2980円だ。
数日後には届き、早速段ボール箱を開封してみると、ドリップコーヒーが15袋ずつ入ったパックが8種類あった。その時の様子がトップの写真。

それぞれ、モカ、ロイヤルブレンド、ヨーロピアンブレンド、ブラジル、インド、モカブレンド、グアテマラ、キリマンジャロという銘柄が書かれている。
それからオマケでブルマンブレンドが1個入っていた。よって、全部で121個なのである。ちなみに、いずれもコーヒーの粉は10gずつ。

コーヒーは今や、僕や家族の毎日の生活に欠かせない飲み物となっている。従って、消費量も結構多いのだ。まるで日々の楽しみがもうひとつ増えたようで、ちょっと嬉しいことだと思う。
さて、PayPalのクーポンがいずれ再び付与されることがあるのかどうか。それも少しだけ期待しているw


先月、松本の実家に帰った際、父への土産も兼ねてタバコを買って行った。メビウスという名称で、その銘柄中のメンソールだ。メビウスは昔のマイルドセブンにあたり、それをいつも吸っていた父には打ってつけだったというわけである。

しかも、最近のタバコは実によく出来ていて、吸い口のフィルター部分には直径2mm程であろうか、とても小さなカプセルが予め仕込んである。
これを喫煙中に噛み潰すと、更にメンソール感が増し、且つ特有のフレイバーが加味されるという仕組みだ。父はこれを大層に珍しがっていた。(そのときの投稿は、こちら

実家に持って行ったパックはふたりで吸い切ったけれども、僕はこちらに戻って来てからも断続的にメビウスを吸うようになった。

実は、このタバコのメンソールには3つのタイプのカプセルがラインナップされている。これらをひと通り試してみたいと思ったのである。
最初に買ったのはベリーフレイバーだった。カプセルが紫っぽい青だったので多分、ブルーベリーをイメージしているのかも知れない。あとのふたつは、アップルフレイバーとレモンフレイバーだ。それぞれ、赤と黄色のカプセルである。順番に購入して吸ってみた。

結論から言うと、いずれも大差はないw カプセルを潰した後は、ガツンとミント感が増し、何処か遠くの方でいずれかのフレイバーがメンソール本来の味と共にやって来るという具合である。極端にベリーやアップルやレモンの味わいに変化するというわけではないようだ(一応、僕個人の感覚による感想です)。

しかしながら、このミント感が増大するというのが如何にも有り難い仕様である。何故ならば、メンソールというのは一旦開封すると、その後はタバコの葉の中に染み込んでいるミント成分が日に日に消し飛んでしまうのだ。つまり、徐々に不味くなっていってしまうのである。

僕は20代の頃にも全く別銘柄のメンソールを愛煙していたけれども、1パックあれば1週間近くも保ってしまうという喫煙ペースだったので、お終いの方では実に味気ないタバコを仕方なく吸って消費するというのが常であった。これは何とかならないものか、と常々感じていたものである。

例えば、タバコの葉の部分に追加で染み込ませるメンソールリキッドでもあれば良いのにとか、吸い口がミント味になっているフィルターのエクステンションとか、そういったものを何処かの企業が開発してくれないだろうか、と夢想したものだ(ひょっとしたら、後者は実在したかも知れないけれども)。

そこに来ての、このメビウスである。
多分、メンソール愛煙家のそういった潜在需要に見事、応答してくれたのではないかと僕は密かに心踊っている(やや大袈裟w)。フィルターに仕込まれたカプセルを潰しさえすれば、日にちが経ったタバコでも十分にメンソールとして味わうことが出来るからだ。

そう考えれば、これは画期的な新機軸なのかも知れない。たった1本のタバコにも、こうして革新的なアイデアを盛り込むことが出来る。
自分の中の潜在を如何に掘り起こし、自身の刷新と化していくか、正にこれである。さて僕は何が出来るだろうと思い描きながら、きょうもベランダからの風景を眺めつつ紫煙を燻(くゆ)らせている…。

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