トップの写真は、空手衣と帯である。
先々週の昇級審査に合格し、僕は無級の白帯から7級の緑帯へと上がることが出来た。そして、先週末、空手の先生宅へメーカーから帯が届けられ、今週の稽古の前に先生から拝領されるに至ったというわけなのだ。
ご覧の通り、帯には(空手衣にもだけれども)松濤館流の虎のロゴマークも含めたタグが縫い付けられている。多分、メーカー側は受注後にこの作業を行うことになると思うので、発送まである程度の日数を要するのだろう。
いずれにしても、無事に緑帯に上がることが出来て良かったと思う。早速、稽古が始まる前に締めてみた。やはり、白い帯のときとは明らかに異なる感慨というものがある。自分の姿を鏡で見ても、白帯のときより実に映えているのだw
この秋には次の昇級審査がある。次なる6級も緑帯なので、その点では変わるところがない。順調にいけば、僕は来年春の審査で5級となり、そのときに紫帯となるのだ。少なくとも、緑帯とはそれまでのお付き合いとなろう。心して精進していきたいと思っている。
ちなみに、6級の審査で必要となる形(かた)は平安三段という。これは比較的短くシンプルな形なので、僕はもうほぼマスターしてしまっている。いまは更に次の(5級で必要な)形である平安四段などを日々練習しているところなのだ。
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さて、今回の投稿では、僕の最近のお気に入り動画を幾つかご紹介したいと思う。いずれも秀作揃いで見応えのあるものばかりなので、是非ともお楽しみ頂ければ…。
ひとつ目は、「rの住人ピエロ」というチャンネルのショート動画。
1分ほどの長さなので、すぐに見終わるのだけれども、ここで述べられていることは実に奥深いと思う。我々は普段、この「借りている」という概念を忘れてしまっていることが多い。よって、これを見ることによって、その認識を新たにしたいと僕は思っている。
この動画のコメント欄には「上皇后美智子さまのお言葉。昔のようにピアノが弾けなくなったことについて、『今までできていたことは「授かって」いたもの、それができなくなったことは「お返し」したもの』を思い出しました」いうのがあった。これも良い御言葉だなあと思ったのである…。
上のピエロさんの動画から、もうひとつ。なお、こちらは元々10分くらいあったオリジナルの動画を後半部分だけピックアップした、謂わば切り抜き版である。でも、この動画本編が本来言わんとするところはこれだけでもよく伝わっていると思う。
我々は普段、何のために生きているのだろう?と自問自答することがよくある。それについては様々な宗教や哲学が答えや自説を提供してくれている。でも、それらは必ずしも納得のいくものばかりではないことがある。
その一方で、僕はこの動画のピエロさんが述べる説に対して妙に腑に落ちるところがあったのだ。それは、ひとつには「人は何故、人生でこんなにも苦しんだり悲しんだりしなければならないのか?」ということについて言及しているからなのかも知れない。
実は、この問いに関しては、基督教の中でも明確な解答は未だ出せていないように僕には思われる。例えば、教会信徒が牧師さんに上のような質問をすると、「では、旧約聖書のヨブ記を読んでご一緒に考えましょう」なんて言われておしまい等という具合なのだ。
この件に限らず、「rの住人ピエロ」のチャンネルには見るべき動画が多い。ご興味を持たれた向きにおかれては、このチャンネルの他の動画もご覧になって色々じっくりと思索してみることをお勧めしたいと思う。
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さてさて、打って変わって、次は音楽の動画チャンネル。
所謂「弾いてみた」系の動画であるけれども、楽器はエレキギターで、弾いているのは女性。韓国の方だろうと思う。この方が、日本のロックやJポップなどを縦横無尽に弾きこなすという痛快なチャンネルなのだ。下は、Xの大ヒット曲のコピーである。
僕は、ある夜、これはなかなか眠れなかったときに「あなたへのお勧め動画」という感じで表示されていたのにつられて見たのだけれども、おぼろな眠気が一遍に吹き飛ぶほどの見事さであったように感じられた。
何といっても、動画内で後ろのモニターに写っているHIDEとギターを操る指先がシンクロしているのが良いと思った。そうなのだ。この方は、この曲のHIDEのパートを完コピしているのである。しかもノーカットで。
見る人によっては、いやあ他にもXのコピーをして動画に上げている人は沢山いるよ、と仰る向きもあろうかと思う。まあ確かにその通りなのだけれども、この方は自己演出(セルフプロデュース)が優れているという点でも、注目に値するのだ。
それについては、僕が言葉を尽くして説明するより、この方のチャンネルにある幾つかの動画をご覧いただければ宜しいかと思う。ときには体を張って(?)視聴者からのリクエストに応えて弾く姿に、僕は感服してしまうのだ。そこまでやるのかwと…。
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最後に、空手道関連の動画を。ナムコの格闘ゲームで鉄拳というシリーズがあるのだけれども、その「鉄拳7」で我が松濤館流の空手が登場するというものなのだ。
この動画は、当該ゲーム作品のリディアという空手使いのキャラクターのために、松濤館流の有名な師範である中達也先生がモーションキャプチャーに取り組んでおられるメイキング映像である。
グリーンバックの中で、身体の各所にセンサーを付けた中先生が空手の様々な技を繰り出す。これがゲーム内におけるリディアの動きの元になったというわけなのだ。こうして見ると、成る程リディアの動きは実にリアルなものとなっている。
僕の知る限り、空手道の特定の流派の挙動がこのようにデーター化されてゲーム内で使われたというのは初めてのことなのではなかろうか、と思う。その点でも、エポックメイキングな出来事だろう。いやあ実に素晴らしい。
僕も、松濤館流の空手道を日々学ぶものとして、このような巧みな動きを是非マスターすべく精進していきたいと思っている。そんな風に、自らを鼓舞するという意味においても、僕にとっては貴重な動画なのである。
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下のリンクは、今月発売された久石譲氏の新作CDです。何と、ロイヤル・フィルハーモニーという英国の名門オーケストラが演奏し、クラシック音楽では老舗のレーベルであるドイツ・グラモフォンから発売というアルバムなのです。内容は、宮崎駿監督作品の名曲集となっています。音楽の内容が素晴らしいのは今更いうまでもありませんが、その他で僕が興味深く見たのはライナーノーツなのです(ちなみに、僕は輸入版を購入しました)。そのブックレットにおける久石譲氏の肩書きが、”Composer, Conductor, Dreamer”と書いてあったのが特に面白いと思いました。良いなあ、肩書きがDreamerって…。
さて、その宮崎駿氏の最新作「君たちはどう生きるか」ですけれども、早速初日に鑑賞してきました。以下、ひょっとしたらネタバレも含むかも知れないので、ご注意の程…。
この「君たちはどう生きるか」は、ズバリ言うと、一部で噂されていたナウシカの続編ではありませんでした。それは本編の開始直後すぐに分かります。
前半部分は、前作「風立ちぬ」と同じ時代背景です。主人公の少年は子供時分の宮崎駿氏を仮託したものなのでしょう。そういった当時の設定やエピソードが幾つか出てくるからです。一方で、後半になると、一気にファンタジーとなります。何というか、所謂「セカイ系」というタイプですね。一瞬、最近の新海誠監督とかの映画(例えば「すずめの戸締まり」などなど)になってしまったのか⁉︎と思ったくらいです 苦笑。でも、今作の場合、お話がやや観念的なのでお子さま等にはツライかも…っていう感じです。実際に、3席くらい隣のお爺さん(?)はスヤスヤと眠っておられました(寝息が聞こえたのですw)。あと、音楽は、今までの久石譲氏のジブリ映画音楽とはまた少し趣が異なって、ポストクラシカルなピアノや弦楽が主体でした。あるシーンではガムラン風の曲も出てきましたね。
千と千尋やラピュタ、トトロ、ポニョなど、これまでの宮崎作品のデジャブ的要素もあります。そういった意味では、宮崎駿氏は自作群の総括をしたかったのかな?とも感じました。まあ、観て損はない作品ですが、きっと好き嫌いが分かれる賛否両論的な映画だと思います。僕はもうちょっと脳内でじっくり余韻を味わいたいかな、って思っていますけれども。今は、そんな感じでしょうか…。
久石 譲 / ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 『A Symphonic Celebration – Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki』 (日本国内 通常盤)
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