2、3日前のことだっただろうか、自宅周辺でヘリコプターの、随分と低音の響く音を聞いた。音の低いヘリコプターの音は、大抵が自衛隊機である。でも、このときは、それに輪をかけて重低音だった。
ひょっとして、と思いベランダに出る。勿論、ニコン P900を手に取って。すると、それは何と、ローターふたつのヘリコプターだった。自衛隊の輸送ヘリCH-47 チヌークである。
しかも、僕の家の真上に差しかかろうとしている。そこを、慌てず急いでw、P900のズームレンズを伸ばす。AFを合わせて、撮った。ほぼ真下からと、やや通過したところの、2枚である。前照灯が、目玉のように光っている。
自衛隊のヘリコプターは、これまでに、UH-1 イロコイや、AH-64のアパッチ・ロングボウが近くを通過した際に撮影し、このブログに載せたことがあった。
しかし、このCH-47 チヌークは、初めてのことである。そう言えば、僕はこのヘリコプターに体験搭乗したことがあるのだ。陸上自衛隊 練馬駐屯地の所謂自衛隊まつりに行った際、くじ引きで当たったのである。
上の写真を撮って、何だか懐かしく思い出されてきたので、今回の投稿では、その当時を振り返ってみたいと思う。どうぞ、お付き合い下さい…。
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もう、15~16年前になるだろうか、練馬駐屯地まで遥々、自衛隊まつりの見学に行ったことがあった。自衛隊を訪問するのは、このときが初めてである。
戦車や航空機など、ひと通りの展示物を見て回り、僕はヘリコプターの体験搭乗の抽選に応募しておいた。倍率は確か、20倍か30倍くらいだったような気がする。当たらないだろう、と思っていた。
ところが、くじの当選番号が発表されると、僕の番号が何と、あったのだ。早速、集合場所へと急いだ。そこでは、一機分の人数で班に分けられ、其々が確か徒歩で、搭乗場所まで移動して行った。
広大な草地のような場所の中にある歩道を、皆で歩く。5月頃だったので、暑くもなく寒くもなく、まあ丁度いい散歩のようなものである。僕は、デジカメを手に、やや興奮気味に歩を進める。
すると、土手の向こうに、輸送ヘリが飛ぶのが見える。他の班のそれだ。近くで目にすると、サイズも音も、大きい。大迫力だ…。
これから飛び立つところのヘリコプターも見えた。搭乗待ちの人たちが、地上から見上げている。中には手を振っている人もいた。このようにして、輸送ヘリを何機も使って体験搭乗を行なっていた。大サービスの催しなのだ。
搭乗が終わって、降りてきた人たちが見える。あとで、僕たちがこの機体に乗ることになっている。期待に、胸が高鳴る…。超わくわくである。
順番が回ってきて、遂に搭乗できることになった。列になって、ヘリの方へ歩く。後部のハッチから乗り込むのだ。ローターが、大きい。2発のエンジンも見える。間近では、益々の大迫力である。
内部は、こんな感じ。左右の窓際に、一枚板のような、やや硬い座席がある。そこに並んで座る。自衛隊員の方が、ちびっ子搭乗者たちのお世話をしているところ。
搭乗が済むと、後部のハッチが閉まる。いよいよ発進だ。エンジンがかかり、物凄い轟音が聞こえてきた。
離陸中の様子。駐屯地が、このように俯瞰できた。ぐんぐん上昇して行く。実に、パワフルなヘリコプターだ。
僕は、海外旅行で、ハワイだっただろうか、サイパンだっただろうか、民間の小さなヘリコプターに観光飛行で搭乗したことがある。それと比べるのもアレなのだけれども、自衛隊の輸送ヘリのパワーは、その比ではないな…と、ここで感じたのを覚えている。
高度500~600mほどの上空を飛行中。練馬区を一周しているところである。真ん中辺りに写っているのは多分、光が丘団地だろう。数々のマンションや、広大な公園が見える。
安定飛行中は、席を離れてもオッケーだったので、他の体験搭乗者と共に、操縦室を見学。入り口から覗き込んで撮影させて貰った。パイロットの方や、計器類が見える。実に、カッコいい…。
この後、また練馬駐屯地の飛行場へ帰還し、機を降りた。実に、大サービスの良い体験搭乗であった。またこうして振り返ってみても、あの時の興奮が蘇ってくる思いである。
これをお読みの皆さんも、自衛隊まつりにお越しの際には、是非ともヘリコプターの体験搭乗に応募してみて下さい。楽しい飛行になること、請け合いです…。
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最近のうちのねこの大のお気に入りは、これ。ペースト状のおやつです。これを、食べ残したドライフードにちょっとかけてやると、全部ペロリ。そんな風に使っています。
「チャオ (CIAO) ちゅ~る まぐろ 海鮮ミックス味 14g 20本」
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