たまには違う電車に乗って帰るのも良いものですね…。ちょっとした旅気分かな…

先週、まるで梅雨の合間のひとときのような、貴重な晴れの日があった。湿度もあまり高くなく涼しい日中は実に快適であったと思う。
そんな夕刻前、旧暦12日の盈月が白く南東に見えた。その直下を、羽田着のジェット旅客機たちがゆっくりと横切ってゆく。

目視では、すぐ真下に見えども、カメラの望遠レンズを覗くと案外と離れていた。それが、トップの写真。もう5kmくらい南の方に行って撮ると丁度良かったかも知れないなあ…。

この日の月はまだまだ欠けて見えていたけれども、もうあと3日で満月である。それは、きょうなのだ。曇っているけれども、見えるかな。無理だろうなあ。
ちなみに、きょうの満月は、月のすぐ左側に木星と土星が並ぶという配置で、これは良い眺めになりそうである。しかし、これも天気次第。なかなか上手くは行かないのが世の常であるw


(こちらは、上の写真の1時間半後に再び撮影したもの)

さて、ゆうべは、都内での仕事のあと、いつもの電車には乗らずに、別の路線を利用して帰って来た。この路線の列車には、車輌によっては4人がけのボックス席があるのだ。
その車輌を狙って乗車し、ボックス席に陣取る。新型コロナのせいか、それとも曜日や時間帯のせいか、車内はあまり混み合っていない。窓際に僕は座り、読書をせずに外の風景を眺めていることにした。

乗ってから気付いたけれども、この路線は幾分高い位置を走っているようだ。他の路線の列車を1mほどであろうか、俯瞰する視点になるのだ。これが何故か、ちょっと気分が良いw
また、周囲のビル群や道路などの風景がいつもよりやや異なって見えた。例えば、大きくカーブする首都高が、オレンジ色の街灯に照らされ実に幻想的に感じられたのである。

僕はイヤホンでジャズを聴いていた。前回の投稿でも触れた、小曽根真氏のピアノだ。例の”Welcome to Our Living Room”シリーズである。変幻自在の指先から縦横無尽に繰り出される多彩なサウンドが、深夜近くになった東京の夜景に一層の彩りを添えていた。
帰り道の通勤電車なのに、僕はちょっとした旅情気分になってくる。この列車に敢えて乗った狙いは、正にこれなのである。思った通りというわけだw

乗り換えの駅までは20分あまり。そこで席を立つのが惜しく感じられたので、もうひと駅分だけ乗ることにした。そして、更に10分ほどの束の間ではあったけれども、ピアノや夜景と共に旅をすることが出来た。
土曜日には再び、この列車のボックス席を利用して帰ろう。週末の夜更け、僕だけの細やかな贅沢の(?)ひとときなのだ…。


(耳で小曽根真氏のピアノを聴きつつ、頭の中に浮かんでいたのはこの音楽の映像だった。電車の車窓に流れる風景といえば、いつもこれを想起するのだ…)

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さてさて、そんな中、英語の勉強は順調に(?)進んでいます。英検も1級レベルになってくると、語彙がまるで意味不明な程に難しいものが多いですね。例えるならば、それは恰もランダムに並べたアルファベットの文字列に、特定の語義を当てがっていったものの羅列であるかのようです。例えば、eerieという語があるのですが、これは「イェリ」のように読みます。意味は「不気味な」です。eが嫌に多い、実に不気味な綴りの単語ですねw
ふと、そんなときに感じるのですが、英検1級を取るというのはひょっとすると、その人の英語力それ自体の証明のみならず、むしろこんな単語たちを一生懸命に覚えたり身につけたりすることが出来るくらいに「大の英語好き」なのですよ、という証しなのだろうとさえ思えるのです。難解な語彙は覚えれば覚えるほどに、狂おしくも愛おしく感じられるものなのかも知れませんね…。

青柳璃乃 著『知的な人がよく使う 英語の中の「外来語」 フランス語、ラテン語、スペイン語、ドイツ語、ヘブライ語、ギリシャ語など』
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