トップの写真は、近頃話題の(?)リアルゴールド、X JAPANのYOSHIKIとコラボしたという商品である。
先週は、塾の仕事で急遽、2日ほど代講を務めたということがあった。これらの授業を担当しておられる別の英語の先生が発熱し、自宅療養となったからである。すわ!新型コロナか⁉︎と周囲は一瞬そんな風にも思ったようだけれども、検査の結果はセーフだったそうだ。
僕は、2時間にも渡る授業を終えると、決まって喉がすっかりカラカラになる。従って、今回の帰宅時には普段あまり利用しないコンビニに立ち寄って、飲み物を買うことにしたのであった。
そこで選んだのが、上に挙げたリアルゴールドだったというわけだ。1日目には青のYを、2日目には赤のXの方を買った。それぞれ、ちょっと遅めに取った夕食の際に飲んだのである。
青のXは、液体の色も何と青い‼︎ まるで、かき氷にかけるシロップのようだ、とも思った。いや、そこまで真っ青ではないけれどもw 飲んでみると、まあ普通にリアルゴールドであるw 不味くもないし、特にどこかが美味いということでもない。至って普通だった。
そして、翌日。こんどは赤のXである。こちらは、当然ながら液体も赤い。…といっても、褐色がかった透き通っている赤であろうか。飲むと、ややフルーツフレーバーが感じられた。そこが青のYとの差異だろうか。そんな気がしたのである。
どちらも、僕にとってはゴクゴクと飲み進めることの出来る、癖のない味だと感じた。また買ってみたいとも思うけれども、いかんせん、お値段がちょっと高い。1本(500ml)あたり180円くらいである。この価格がネックかな、とも感じられたのであった…。
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さて先週は、上野の東京文化会館へ、東京都交響楽団の定期演奏会を聴きに行ってきた。
なんと、都響からの招待だ。…といっても、ゴールデンウィーク中に行った日比谷の野音演奏会と同様、抽選でチケットが当たったのである。2回も素晴らしい演奏に招いて下さった都響には誠に感謝している。
曲目はバーンスタインの「セレナード」というヴァイオリン協奏曲とコープランドの交響曲第3番など。
いずれも、米国出身の作曲家作品を集めた、所謂「アメリカンプログラム」である。どの曲も僕は初めてだったので、YouTubeを利用して、これらの曲を「予習」してから演奏会に臨んだ。
指揮者はアンドリュー・リットン。ヴァイオリンのソロは金川真弓さんである。僕は金川さんを去年NHK-FMの番組で聴いた覚えがある。新進気鋭の演奏家を紹介する番組だった。若き期待の新鋭というわけなのだ。
演奏では、どの曲目も、僕が都響お得意のひとつと考えるパーカションの巧みさが存分に生かされていた。勿論、弦も菅も厚みがあり曲調に合わせた軽やかさもあった。つまり、今回はリズミカルな曲のセレクトだったのである。
バーンスタインの「セレナード」では、その難曲の中で金川さんのヴァイオリンは、縦横無尽に音符たちの大海原を泳ぎ切って行ったのであった。
ときに激しく、またときには繊細に、強弱と硬軟のアーティキュレーションを自在に駆使していたと感じられたのである。途方もない大器であることを我々に印象づけた。
また、コープランドの交響曲では、そのラスト、クレッシェンドが大きく迫り来る中で、僕は足下から胸のあたりにかけてゾワゾワと何ものかが走るのを感じた。僕にとって、初めてのことだっただろう。
これこそが生演奏の迫力、醍醐味であろうか。指揮者や楽団員たちのパッションとエモーションをまさに全身で受け止めることが出来た瞬間であった。
そのような満足感とともに会場を後にすることが出来た。繰り返すけれども、2度にも渡って(しかも1ヶ月の間に!)招待をしてくださった東京都交響楽団には心から感謝を申し上げたいと思う。
都響の演奏を体験するのは、これで何度目であろうか?僕の人生において最も多く生演奏を聴いたオーケストラとなったようである。もう、都響の会員になっちゃおうかな? そんな風にも思ったのであった…。
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先日、英検1級の過去問をやっていたところ、500語ほどの長文読解問題で、ユヴァル・ノア・ハラリ氏が文章中に登場していたことがありました。トピックは、歴史における人類の認知能力の発達に関してでしたが、この手の文章ではよくあるように、途中から別の学説や人物が出てくるだろうと思っていたところ、遂にハラリ氏しか登場しなかったので、僕はやや驚きました。つまり、1ページ丸ごと、ハラリ氏の独壇場という読解問題だったのです。
僕は、その文章を楽しく読みながら、これはハラリ氏の読者が特に有利になる問題だなあ、と悦に入っていました。僕も普段、ハラリ氏の本や動画を読んだり観たりしている者のひとりだからです。果たせるかな、ここで設定されていた3問中の3つとも無事に正解することが出来ました。
英検1級の問題を十全に解くには、単に高度な英語力だけではなく、背景知識と呼ばれる謂わば教養も必要であることは、よく言われている通りですが、やはり普段からの幅広い読書体験も必須となるのだろう、と感じます。そのような意味において、英検1級は、日本国内において難易度の最も高い英語の試験のひとつであると同時に、一種の教養試験でもあるということが大きな特徴として挙げられるのではないでしょうか…。
『漫画 サピエンス全史 文明の正体編』単行本(ソフトカバー)
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