レコードプレーヤー、修理の巻(前編)

ディアゴスティーニのジャズLPレコードコレクションの発売をきっかけに、僕は家にあったレコードプレーヤーを復活させたのである。
SANSUIのプレーヤーのゴムベルトを太めの輪ゴムで代用して、またターンテーブルが回るようにした。それから、家の中からもう一台、DAITONEのプレーヤーが発掘されたのだ。こちらは、ダイレクトドライブなので、輪ゴムが不要のプレーヤーだ。
そんな訳で、うちはレコードプレーヤーが2台になった。


さて、このDIATONEのレコードプレーヤーだけれども、数日の間に、なんと回転不良を起こし始めたのである。
LPを聴いていると、おもて面が終わらないうちに、段々と回転数が上がっていって、ついには超高速になってしまうのだ。まるで、テープの早回し再生のような速度だ。これでは、音楽になっていないw どうやら、ターンテーブルの回転数を制御する回路のどこかに、寿命が来ている部品があるらしい。

仕方がないので、しばらくの間は、SANSUIのプレーヤーで聴くことにした。ベルトドライブの輪ゴムを、もう少し状態の良い物に取り換えてみたら、2.5%くらいあった回転数の誤差が、殆どなくなったのである。よしよしw

DIATONEの方は、そのうち中を開けて、部品の状態を確認してみよう。そして、まだ入手できそうな物だったら、何処かで買ってきて、交換してみよう、と考えた。
このプレーヤーは、ダイレクトドライブなので、回転制御はサーボ回路で行っている筈だ。その回路の中の、トランジスタかコンデンサの不良だろうということは、調べてすぐに分かった。

しかし、何ぶんにも数十年前の旧い機種なので、同じ部品がまだ入手できるという可能性は少ないかも知れないな、と思いつつ、ある日、プレーヤーの底面を開けてみた。

すると、ターンテーブルを回すDCモーターのそばに、それらしき電子回路があった。トランジスタやコンデンサ、抵抗などが幾つも並んでいるので、間違いない。もうひとつ回路があったけれども、そちらはトランスと繋がっているので、電源用なのだろう、と考えた。

そこで、サーボ回路の方の、7個ある電解コンデンサを確認してみる。もし膨らんでいたら、それはもう寿命だということになるのだ。幸運なことに、膨らんだ電解コンデンサはひとつもなかった。かなり優秀である。これくらい旧ければ、普通は片っ端から膨らんで駄目になっているものなのに。(僕は、SHARPの16ビットパソコンで、そんな悲しい経験をしたことがある)

次に、10個くらいあるトランジスタを観察してみる。この回路では、3本足と5本足のトランジスタが使われている。トランジスタは劣化してくると、足が焦げたように黒くなってくると言う。さてさて、3本足の方は大丈夫だ。しかし、ひとつだけある5本足のトランジスタを、よく見てみると…。

中編に、続く…

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上の写真のレコードは、キース・ジャレット、1973年のブレーメンとローザンヌにおけるライブ録音盤です。下は、そのCDです。

キース・ジャレット『ソロ・コンサーツ』
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