実家へ行ったときに修理を頼まれたものを、持ち帰ってちょっと直してみたのだ…(下)

トップの写真は、先週の土曜日に撮影。塾の仕事の、春期講習の関係でこの日も夜から出勤した。その際、たまたま通った道で、綺麗な夜桜を見たのである。

このとき、授業で仕事に行くわけではないという気楽さもあって、ニコン P900を持って出掛けていた。それが良かった。早速、立ち止まってカメラを構えた。
場所は、割烹料亭の門前らしい。ソメイヨシノが下から見事にライトアップされている。ここでは他に、何枚かの写真を撮った。次回の投稿で載せたいと思うので、どうぞお楽しみに…。

さて、前回の投稿に引き続き、お手伝い第2弾。次は、母から頼まれた目覚まし時計の修理である。

かれこれ30年以上も前に買った時計なのだそうだ。しかも、何故か僕が買って来たことになっている。母は、購入元の店の名前まで言うのだけれども、僕には全く覚えがないw

電池を入れても秒針が動かないと言われていたので、先ずは、裏面の電池ボックスを見る。単3電池を3本使うようになっている。ムーブメント用にはアルカリ電池が入っていた。まあ、これはこれでいい。
でも、アラーム用のもう2本がエボルタというのがちょっとw 何ともまあ、勿体ない使い方である。ちなみにこの電池の電圧は、あとで測ってみたら、既にほぼゼロだった。あらまあ…。

さて、外側のネジを4本外して開腹すると、30年分の埃がもっさり。まずは、ベランダで埃を吹き飛ばした。こういうときにも、カメラ用のブロワーが大活躍だ。あとは、自分の息でふーふーとやった。
内部は、上の写真のように、細い配線がごちゃごちゃと走っている。半田付けが幾つか怪しかったけれども、外れたようなものは特にない。電気的には大丈夫そうだ。

やっぱり、秒針が動かないというのは、ムーブメントの故障だろうか?更にネジを2本外して、ムーブメントのケースを少し開けた。その隙間からノズルを差し込み、前回も使った呉工業のクリーナースプレーを吹き付ける。
これは、プラスチックを傷めない、優れもののスプレーだ。それから、元どおりにムーブメントのケースを閉じ、念のためドライバーの先で、コンコンコンと数回軽く叩いておいた。

さて、新しい電池を入れてみると、思った通り、再び秒針がコチコチと動き始めたのである。故障の原因は結局、ムーブメント内部の歯車が何処かで固着していたか、経年でちょっとズレて噛み合わせが悪くなっていたというようなことだったのだろう。

それから、アラームを鳴らすテストをしてみた。サンプリング音で小鳥がピヨピヨ、チュンチュンと鳴き、本体に付いている金属ベルがふたつリンリンと鳴る。これが交互に繰り返される。随分と可愛らしいアラームである。
きっと、母はこのアラームがお気に入りなのだろう。だから僕に直して欲しいと頼んできたのだ。ちなみに、父に頼んでみたときには「そんなの、捨ててしまえ」と言われたらしい。

あとは、文字盤点灯用のムギ球が切れているのを見つけた。2〜3mm程の径の、小さな球である。何か別のものから同じような球を外して来て付け替えればいいと思うけれども、直ぐには思いつかないので、これは保留。
まあ、これについては、母から特に言われていないから、替えなくても構わないのかも。その内にもし代替品を見つけたら、改めて交換作業をしてみようか…。

まあ、何にせよ無事にまた動くようになって良かったと思う。息子がGWにこちらへ帰省した後、あちらにまた戻るときにでも持たせることにしよう。

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