自転車のパンクと、ゆるりと秋の夜長の音楽と…

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昨夜は、塾の仕事(新学期スタートテストの採点)を途中で切り上げ、翌朝の仕事のために少し急いで帰ろうとした。余り夜遅くまで仕事をしていると、只でさえ少ない睡眠時間が削られ、翌日一日の活動に響くからである。

すると、どうであろう、僕の自転車の後輪がパンクしていたのだ…。全く、時間が押しているときに限ってこれである。どうも、この地球上には、慌ただしいときを狙い撃ちにするような、嫌な原理が存在するように観察される。
タルコフスキーの映画に『惑星ソラリス』という作品があった。その星には、何かドロドロとした意思があって(それは、海の波が渦巻くような映像で表現されていた)、主人公がそれに翻弄されるのだ。地球も、まさしくこれだ、と僕はこの映画を観たときに思ったものだ。タルコフスキーも、実は同じことを考えていたのだろうか?はてさて。

自転車を押しながら歩いて帰ると、2時間近くも掛るであろう距離である。僕は去年から、電動アシスト自転車を使っている。多い日には1日につき30kmくらい移動するので、この方が便利だ、とセールのときを見計らって買ったのだ。
それ以前は、クロスバイク(のルック車)で、毎日40km以上も走っていた。その自転車は、5年くらい乗ったけれども、多走行のために流石にガタが来て、今は息子の自転車の部品取り用になっている。

さあ、パンクしたタイヤで、帰らなければならない。そこで、3段階あるアシストのパワーを強に設定し、立ち漕ぎで走って行くことにした。パンクしたタイヤで自転車を走らせると、特にチューブが傷む可能性があるので、本当はご法度なのである。しかし、上に書いたように、時間が押しているので、ここは止むを得まい。
立ち漕ぎにしたのは、せめて重心を前寄りにして、後輪への負荷を減らさんがする為である。更に嫌なことに、そのときは霧雨が降っていた。多少濡れながらも、時速12~15kmの(僕にとっては)低速で帰った。

バッテリーは、いつもの1.5倍くらい消費しただろうか。走り難い状態で、それだけ電動アシストが頑張ってくれた、ということである。有難いことだ。

僕は通常、自転車のパンク修理程度であれば自分でやってしまう。家族の自転車も、そうだ。息子は特にパンクが多いので、それだけで年に何度も直している。
僕のパンク修理は、まずそのタイヤをリムごと、車体から外すところから始まる。自転車屋さんがやるように、タイヤの横からチューブだけを引っ張り出して直すような、器用なやり方が出来ないのだ。

しかし、電動アシスト自転車はバラしたことがないので、これは流石に、自転車屋さんにやってもらうしかないだろうか…と考えている。本当は、チューブを引っ張り出す方法を、僕がマスターすれば良いだけのことなのだけれども。
忙しいときには、余計に用事が増える。だから、忙しい人は益々忙しくなる。これも、この地球上の嫌な原理であるw さて、自転車屋さんに行く時間をどこで工面しようか。一応、木曜日は仕事の予定が入っていない(筈だ、今のところ)。それまで、待つか…。


さて、ヨハン・ヨハンソンという作曲家がいる。アイスランド出身だ。アイスランド人は、姓を持たないらしいので、本当は、「ヨハン」だけの名前なのだそうだ。

このヨハン・ヨハンソン、最近担当した映画では、『メッセージ』(原題は”Arrival”)というSF映画がある。それから、いよいよ近く公開される予定の、『ブレードランナー2049』も、担当している。期待の作品である。

上のように、この作品では、如何にもヴァンゲリスに似たシンセサウンドを出している。良い雰囲気だ。ヨハン・ヨハンソンはドイツ・グラモフォンからCDをリリースしている、ポストクラシカルの作曲家でもある。

そんなヨハン・ヨハンソンが、先達て、坂本龍一の音楽を30分くらいのメドレーにミックスした作品を発表した。

これは、Vinyl Factoryというサイトが行なっている、こうしたミックス作品の100本記念なのだそうだ。そこで、坂本龍一が題材として取り上げられるのは、何とも嬉しいことである。

曲目(トラックリスト)は、こちらのサイトをご参照。(トップの写真は、このサイトのスクリーンショット)
どちらかといえば、ここ10数年くらいの作品が多く選ばれているようだ。坂本龍一は、戦メリとかラスト・エンペラー以来まったくご無沙汰だなあ…という向きにも、よろしいのでは。最新作『async』からも、1曲ピックアップされている。

比較的ゆったりとしたテンポの曲で構成されているので、夜の寝しな等に聴くのも良いかもしれない。…というか、僕は、そうやって布団の中で聴いて、嗚呼、秋の夜は良いなあ、なんてしみじみとしてしまったw

こうして、良い音楽を良いサウンドと良いミックスで、ゆるりと聴いて楽しむというのも、暑さのすっかり和らいだ季節の大きな楽しみなのかも知れない。夏が終わって、本当に良かった…w

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上のミックスで、1曲目に登場するのは、デカプリオ主演の映画『レヴェナント(蘇えりし者)』のテーマ曲。ヘッドホン等でよく聴くと、ストリングの音に独特の残響が付けられているのが解る。実に不思議な魅力を持った曲。このサントラの仕事が、後に『async』へと繋がっていくことになった。

『オリジナル・サウンドトラック盤 The Revenant(蘇えりし者)』
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