前回は、「俺の編集」シリーズという、動画編集アプリを利用して、短いものを1本作ってみるところまで行った。
実は、それで一旦YouTubeにアップロードしたのである。しかし、それを観ていたら、何だかもう一本作ってみたくなってきて、また短いものを作ったのだ。
うちの前には、以前も書いたように、蜜柑の小さな木が生えている。僕が食べ終わった夏蜜柑などの種を土に埋めておいたら、数年で小木になったのだ。
春から夏にかけて、その木の周りには時折、アゲハなどの蝶が飛んで来る。葉に卵を産みつけるのだ。先達ても、また何か動画を撮ろうか…などと考えている時に、モンシロチョウだったかどうか、蝶がひとつ飛んでいるのを見かけた。
早速、iPad miniを持って駆けつけたのだけれども、いつの間にか居なくなっていた。意外と蝶は、何処にでも飛んで行ってしまうものである。
仕方がないので、雑草の生えた眼前の野原を眺めていると、シジミチョウであろうか、小さな蝶が草の間を低空飛行しているのを見つけた。これでも良いやと、慌てて撮ったのが下の動画である。
すばしっこくて、なかなか追いきれていないけれども、蝶がフレームの中に入っている箇所がある。「俺の編集」で、その部分を切って使うことにした。スローモーションの処理も行なっておく。
それから、例によって「俺のエフェクト」を使い、色などの調整を行う。ただし、色味は前回とはだいぶ変える。あとは、「俺のアフレコ」で、音入れである(…また、スピーカーの前で生録り)。
音楽は今回もまた、坂本龍一の『async』から選んだ。ややテンポの速い曲である。タイトルは「stakra」という。
本当は、この曲に対して僕は、宇宙を星間移動するようなイメージの共感覚(?)を持っている。だから、厳密に言うと、シジミチョウが雑草の間を飛ぶ映像とは異なるのだけれども、「俺のエフェクト」を駆使して、どうにかイメージと近づけてみた。
まあ、シジミチョウにとって、野原とは宇宙空間のようなものなのかも知れない…。そこを必死に飛んでいる画なのである。
そんな訳で、3つのアプリを使って、短い動画を2本作ってみた。最後に、そのふたつを、「俺の編集」で1本に繋げるのである。
あとは、iPad mini標準の、写真閲覧アプリでYouTubeにアップロードすれば、完了だ。
前回も書いたように、音楽はiPad miniの内蔵マイクを使った生録なので、どうにも音質が良くない。ついでに言うと、音量も幾分小さめになってしまう…。その辺はまあ、目を瞑ってやってくださいw
坂本龍一の『async』は、ご本人曰く「タルコフスキーの架空の映画のサントラのつもりで作ったアルバム」ということなのだそうだ。
僕も、そんなことを意識してなのかどうなのか(?)、何か前衛映画(…という表現も古いかw)のような映像になっているような気がする…。
でも、こうしてiPad mini2だけで作る動画、なかなか面白い。
本当は、今まで何回も書いているけれども、自分で組み立てた望遠鏡で月を撮りたいのである。それをまた「俺の編集」シリーズで編集し、またまた坂本龍一の音楽をつけてみたいのだ。
いつか、それが出来上がったら、またこのブログにて…。
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