本日は、実に忙しかったのである。
土曜日なのに、午後から出勤だ。勤務先で高校入試説明会を開催したのだ。これは、基本的に力仕事である。会場設営のための机や椅子運び、各高校のパンフレット運びと展示(これが大量にある)、飾り付け用の生花運び(これがデカい)等等…。
説明会終了後は、当然、片付けも行う。上のような、大量にあるものやデカいものを、撤収するのだ。スーツを着込んだ身体が、この作業によって、大汗をかいてしまうのである…。
…とまあ、そんなお仕事の前、僕は午前中に、ちょっと(?)足を延ばして、息子の高校の文化祭を見学に行ってきた。トップの写真は、文化祭用に飾り付けされた校門だ。
下の写真は、その裏側。こんな風に、毎年意匠を凝らして、校門を飾り付けるのは、この高校のみならず、他校でもよく行われていることらしい。
敷地内に入ると、校舎に掛けられた巨大なブルーシートが降ろされるところだった。丁度、何かの除幕式を行なっているところだったのである。
そのブルーシートの向こうから出て来たのは…
巨大なモザイクアートであった。生徒たちの手作りなのだろう。白馬が飛翔する様子が描かれている。
息子の話では、紙とでんぷん糊で作られているのだそうだ。確か、翌日の天気は雨だったんじゃあ…。どうするのだろう、これ…。
下の写真は、そのモザイクアートのアップ。心なしか、白馬が泣き顔になっているように見える。僕は、この絵のその点が気に入ったのだった。でも、何故そう見えるのだろう…。
その下で、吹奏楽部のメンバーが、サックスで演奏を始めた。
曲目はルパン三世のテーマである。アドリブのソロもちゃんと入っていた。実のところ、この高校は、吹奏楽が盛んなことでも知られているのだ。
あと、校舎前の、ロータリーのような広いところで、書道パフォーマンスをやっていた。
この後、生徒たちが作品を立てて掲げるのだけれども、一旦見せ終わると、バリバリと破ってしまうのだ。次の新しい紙を角材に貼らなければならないためである。
見ている人たちは、「あ、勿体無い…」と、つい呟いてしまう。でも、そんな刹那もこの書道パフォーマンスの内なのだろう、と思う。
さて、僕がこの文化祭に来た目的は、息子の部活を覗くことと、息子のクラスの出し物になっていると言う話の、数学パズルを見ることである。
この数学パズルは、息子が腕によりを掛けて作ったのだそうだ。ちなみに、16進数を利用したナンプレだったらしい。
ところが、息子のクラスに行ってみると、数学パズルとは無関係の出し物が置かれていた。椅子に紐が結んであって、それを避けて歩くと景品が貰えるみたいだ。うーん、数学パズルは何処へ?(苦笑)
それから、息子の部活のブースへ行った。展示物の前で、ひとりで店番をしていたのである。お客さんが来たら、スタンプラリーの判子を押してあげる役目があるのだ。
あと、そうそう、この文化祭の中で、もうひとつ行こうと思っていた所があった。バザーである。収益金は、発展途上国の学校へ寄付するのだそうだ。
実際に、バザーの会場へ行ってみると、案外と閑散としていた。結構売れてしまった後なのだろうか?でも、電気ケトルを見つけたのである。勿論、新品だ。これを買った。
この電気ケトルは、僕がドリップコーヒーを飲むときと、娘がココアを飲むときに使うのだ。これで、ガスコンロが全部使用中になっている時でも、お湯が沸かせるw
こんな風にして、息子の高校の文化祭を巡り歩いた。校内は建物の数が多いので、道に迷いそうになりながら…である。
上に書いたように、僕は午後から仕事があったので、ここには45分くらいしか居られなかった。だから、急いで見て回らなければならなかった。でも、数ヶ月ぶりに息子の高校に行けたわけだし、バザーで電気ケトルが買えたし、まあ良かったのでは。
さて、この道のりは、全て自転車(電動アシストだけど…)で行った。20km以上は確実に走っただろう。使いかけのバッテリーが帰り道の途中で切れたのである。しかも、雨振りで濡れた…。
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あ、そうそう、息子の高校に行く途中で、坂本龍一の映画チケットの発売時刻になってしまったのである。急遽、近くのセブンイレブンに飛び込んで、発売丁度の時刻に発券手続きをして買った。すると、最前列の席が取れたのだ。
これは、坂本龍一ご本人が舞台挨拶をする予定になっている上映である。至近距離でお姿を拝めるかもしれない。今からとても楽しみだ。
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坂本龍一と言えば、語録が来月に発売となる。その名も『龍一 語彙』。ここ数年の発言をジャンル別に収録しているらしいのだけれども、約500ページのとても分厚い本なのだ。これは、ちょっと面白そう。
坂本龍一 著『龍一語彙 二〇一一年 ‐ 二〇一七年』
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