トップの写真は、2、3日前に撮った写真。
うちから数キロメートル先だろうか、少し離れた上空をヘリコプターが旋回していた。咄嗟に、ニコン P900を持ってベランダに出る。それを、徐々に望遠で捉えて、次々に撮っていった。
そして、ズームした中で、ヘリコプターをいちばん大きく撮れたのが、トップの写真である。よく見ると、これはドクターヘリだ。訓練飛行をしていたのだろうか?
このカメラの、デジタルズーム込みでの最大限である8000mm相当まで上げると、当然ながら画角が狭すぎて、ヘリなどの動いているものは全く追いきれなくなり、上手く撮れない。4000mm相当でも、僕にはまだかなり難しい。
だから、目下のところ、2000mmか3000mm相当くらいがせいぜいである。夜空でISSを追いかけて撮るのが、僕にとっての目標(あこがれ)だ。それには、4000mm相当以上は上げていかなければ、ISSは上手く写らないだろう。
だから、このようにして、ヘリを写すのに音をあげているわけにはいかない…。まだまだ修行せねばならないのである…。
さて、その数時間後、またヘリコプターの音が聞こえた。先程よりは、遥かに遠いところからだけれども、音がやや低い。また、カメラを持って、ベランダに出た。
細長い形が、見て取れる。ははあん、などと思いながら、ズームして撮っていくと、案の定そうであった。自衛隊のヘリである。
陸上自衛隊のUH-1 Iroquoisだ。ドクターヘリのときよりも、かなり離れたところを飛んでいたけれども、ここまで形を捉えることができた。昇降ステップのような物やアンテナ類まで、はっきりと見えるくらいまで写っている。
そういえば、もう10年以上前のことになるけれども、僕は陸上自衛隊の輸送ヘリに乗せて貰ったことがある。駐屯地の自衛隊祭りで、くじ引きに当たったのだ。事前の諸注意通り、腰を屈めて低い体勢で乗り込んだことを、今でもよく覚えている。
輸送ヘリは、市街地の建物がゴマ粒のように小さく見える高さまでぐんぐん上昇し、辺りを一周して飛んでくれた。僕は、興奮して眺めては、写真を何枚も撮ったものだ。良い思い出である…。
さて、そんなわけで、この日はヘリコプターを2機撮影することが出来た。このカメラをまだ使い始めの割には、まあ上手く撮れたかな、と悦に入っていると、翌日はジェット旅客機を撮る機会があったのだ。
早朝の仕事から帰って来た午前中に、上空からのジェット機特有の轟音が、家の中にまで聞こえて来た。まあ、毎日よくあることである。でも、ヘリを撮って喜んでいた翌日のことなので、耳に一層注意が集まっていたのだろう。
また、すぐにベランダに出た。ニコン P900を持ってである。雲の少ない、澄んだ青空を遠く見渡すと、短く飛行機雲を出している旅客機を見つけることが出来た。もう、通り過ぎつつあるくらいのタイミングである。これは、一刻を争う。
まずは、望遠なしで、隣家の屋根などを入れて撮る。ズーム使用前、の写真である。
この後、一気にズームして撮った。相当に寄ることが出来たと思う。4000mm相当近くまでは行ったのではないだろうか。
でも、やはり最大限の8000mm相当では、とても飛行機を追いきれないのである…。目下のところ、僕の腕ではここまでだろう。要修行であるw
機種は、ボーイングの787か767あたりだろうか。双発の中型機だ。飛行機雲が良い具合に写っている。何処へ行くところなのだろうか。旅情が誘われるなあ…。あのようにして、飛行機にいつかまた乗りたいものである。
さてさて、このようにして、ヘリやら、旅客機やら、ときにはセスナなどの軽飛行機やらが飛んでいるのを見かけたら、それが何処から来て何処に行くのかとか色々と分かれば、もっと面白いだろう、と思う。
僕は、たまに星座や月などを観察する。そういった夜にも、飛行機がライトを点滅させながら飛んでいるのを見ると、この方角だから、あれはヨーロッパの方に行くのだろうかなどなど、想像に耽ることがよくあるのだ。
実は、上空を飛んでいる航空機の情報を地図上にリアルタイムで表示してくれるサイト、というものがある。以前、何かで見かけた気がするなあ、という気がしていたのだけれども、今日、改めてそのサイトを探した。
「flightradar24」(フライトレーダー24)という。上は、そのサイトのスクリーンショットである。このように、地図上に、リアルタイムで目下飛行中の航空機と、その情報を左に詳しく表示してくれるのだ。
具体的には、航空会社名と便名や機種、発着の地名と時刻、飛行中の高度と速度や方角などなど、あらゆる情報を表示してくれる。旅客機だけでなく、ヘリコプターや軽飛行機の情報までも…なのである。
また、このサイトをiOSやAndroid対応のアプリ化したものも用意されている。僕は、早速iPad miniにインストールした。上空でいま飛んでいる飛行機が何であるのか、アプリを開けばすぐに分かって非常に便利である。
これで、ますます航空機の望遠撮影が捗りそうだ。月などの天体撮影に加えて、楽しみが増えてしまったのである。ニコン P900を使いこなすべく、精進していこうと思う。
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天体撮影といえば、ニコン P900ユーザーのために、このような書籍が作られたのです。僕は、Kindle版の電子書籍をiPad miniにダウンロードして、読んでいるところ。目下、P900を使った天体撮影テクニックの学習中ですw
『驚異! デジカメだけで月面や土星の輪が撮れる—ニコンCOOLPIX P900天体撮影テクニック Color Edition』
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