トップの写真は、ニコン P900のタイムラプス機能で撮った、日曜日の月。
その動画から切り出した画像である。途中で、雲が流れ出て来て、月が遮光されたところ。広角側で撮ったので。このような画角になった。たまには、こうしてタイムラプスで月を撮るのも、良いかも知れない…。
さて、日曜日は、前日に抜き終わった雑草から、たんぽぽの葉っぱを選別して水洗いしたのである。それを、ベランダのハンモックで広げて乾かす。こういった作業は、天気の良い休みの日にやっておかなくてはならない。
このたんぽぽの葉っぱは、うさぎのおやつになるのだ。従って、選別の際には、他の雑草が混ざっていたら、抜き取って捨てる。これが案外と細かくて、時間が掛かってしまった。入念に行ったのである。
上は、ハンモックで乾燥中の、たんぽぽの葉っぱ。ネットの端から端まで拡げるだけの分量があった。これだけあれば、うさぎは当分の間、おやつに困らないであろうw
前回の投稿で書いたように、みかんの木の葉っぱは、目下のところアゲハチョウの幼虫の餌になっている。暫くの間、こちらの葉っぱは、うさぎのおやつとして取らないでおこう、と思っていたところなのである。たんぽぽの葉っぱで十分というわけだ。
この日は、暑過ぎない丁度いい陽気だったせいか、たんぽぽの葉っぱの作業の前には、ねこがベランダに出て、ハンモックの側に来ていた。今年は、ねこもうさぎも、無事に酷暑をやり過ごせて、実に良かったと思う…。
さてさて、今週は月曜日が祝日だったらしい。いや、今週だけではなく、来週もそのようなのである。僕は、基本的に、曜日で仕事が決まっているようなものなので、祝日であるかなしかということは殆ど全く影響していない。
よって、その日が祝日であることを、当日になって知ることが多い。それは、例えば、子供たちが月曜日なのに学校へ行かずに家にいる、といったようなことで分かるのである。
早朝の仕事から帰宅すると、高校生の息子がテーブルに問題集やノートを広げ始めている。最近は、『○○大の化学』とかいう赤い装丁の書籍を使っていることが多い。
僕が「あれ、学校は〜?」と緩い口調で訊くと、息子は「きょうは、休みだよ〜」と、これまた緩く答える。まるで、日向で昼寝をするねこのような、のんびりとした親子の関係なのだw 僕はこうして、その日が祝日であることを知る。
それならば、娘も家にいる筈だ、と思っていると、「まだ、寝てるんだよー」と息子が教えてくれる。または、日によっては、「もう、部活に行ったんだよー」と言うときもある。
娘の場合は、そのいずれかであることが殆どだ。もし部活があれば、普段と変わりなく早起きをして学校へ行かなくてはならない。そうでなければ、ひたすら寝ているのであるw
そんなことがあって、その日の午後、かみさんと娘が、TVで歌番組の特番を見ていた。うちは、リビングにTVを置いていない。それは、リビングとは別階の部屋に、ぽつんと小さく置いてある。
僕が塾の仕事に行くための準備をしていると、その歌番組の音が聞こえてきた。どれどれ、と思って覗きに行く。丁度、娘の好きな女性アイドルグループが出て来たところらしい。
娘が言う。「ほら、てちがいるんだよ」…てち、とは、娘が特に好んでいるメンバーの愛称なのだ。楽曲は、メドレーで続く。曲目が変わっても、まだ相変わらず賑やかで、曲調には余り変化が感じられなかった…。
それがひと通り終わると、暫くして、名曲ランキングとかいうようなものが始まった。最近のTV番組は何であれ、こういったランキング企画がお好きなようである。何にでも、順位をつけてしまうのだw
「第34位は、○○のxxx〜!」という具合に、歌手名と曲名が順々に発表される。途中には、街頭インタビューが入ることもあった。これを数分間見ていて、僕はやや不思議な感覚に襲われた。何か、釈然としないのである…。
それが何であるのかは、すぐに分かった。この種のランキングとは一応、統計(のようなもの)であろうと思う。しかし、TVを視聴している限りにおいては、その統計的な根拠がどうも、よく分からないのである。そこが奇妙に感じられたのだ。
これが例えば、昔のランキング番組であれば、順位の根拠となるものが多少は提示されていたように記憶している。僕が中学生の頃に聴いていたラジオの音楽番組では、冒頭にデータ集計のソースがアナウンスされていた。
「有線放送ランキングや全国xx店のレコード店の売り上げ枚数に、皆様からのリクエスト数をコンピュータにインプット」といった感じである。TVのベストテンのような番組でも同様だっただろう。
つまり、統計の母集団の内容やその数などが、予め視聴者に提示された上で順位が発表されて行く、という段取りだったのである。それから、各順位にランキングされた楽曲が何点獲得したのか、ということもひとつひとつアナウンスされていた筈だ。
まあ、そのデータの信用度はさておきw、一応視聴者にそれらがきちんと伝えられている、ということが非常に大切なのだと思う。当時の僕は、もし意外な曲が上位に入っていたりすると、嗚呼この番組ではリクエストのハガキが余程多かったのだろう、などと考えながら聴いたものだった。
翻って、最近のTV番組はどうだろうか?何かのランキングが、番組の途中などに唐突に始まっているようである。そこでは、嘗ての様に、どんなデータ集計に基づいてランキングが決定されたのか、という説明がなされていないのでは。
きっと、そんな冗長なものを入れていたら番組のテンポやリズムが狂ってしまうよ、だからその種の説明は省いています…という様な具合なのだろう。
加えて、各順位の点数も明示されない。威勢良く「第2位は〜⁉︎」とか「さて、いよいよ、第1位ー!」とか言われても、その2位と1位の差がどれ程あったのか等等、そういったことが見ている側には分からないままである。多分、誰も気にしていないのだろうけれどもw
僕が、釈然としなかった、と感じたのは、上の様な事柄である。それで、結局のところ、このランキングはきっと、放送作家さん達か誰かが、様々な力学に基づいて決めたものなのかも知れないと、僕は結局そう思うに至るのだ。
その様なものを見続けることに、一体どんな価値があるのか、僕には全く分からない。分からないので、僕はTVというものを殆ど見ていない。お陰で、貴重な時間を随分と節約できていると思っている…。
(動物を愛でることも、僕にとって価値のある、とても大切な時間の使い方のひとつ…)
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僕の愛機、ニコン P900の後継機が、既にAmazonで発売されていました。超望遠レンズがP900の1.5倍相当になるなど、機能が大幅にグレードアップ。しかし、それに伴って、お値段もグーンとアップ…。Amazonでは、メーカーから当初発表された価格より幾分安くなってはいるのですが、それでも僕のP900(中古で購入)が3台も買えてしまいます。これは流石に、お高い。まあ、僕は当分の間(いや、もうずっと)、このP900を愛用し続けるでしょう…。
「ニコン デジタルカメラ COOLPIX P1000」
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