トップの写真は、今朝、午前7時頃に見た日昇の景色。ニコン P900のトワイライト撮影モードで撮った。
まるで初日の出のようだ、と思ったけれども、それもたった10日くらい後のことになるのである。今年は、去年に増して月日の経つのが速かったように思う。年齢を重ねるほどに時間を短く感じるという、ジャネーの法則の言う通りだ。
さて、きのうは夕方から近所のスーパーに行き、挽肉やハインツのデミグラスソースなどを買って来た。煮込みハンバーグを作るためである。
僕は何故か、少し纏まった休みが手に入ると料理がしたくなってくるから不思議なものだ。仕事をしない分、その生産性を別のところに求めようとするのかも知れない。
僕は、大学に入った後、アパートで一人暮らしをすることになっていたので、実家を出る前に母が幾つか料理の作り方を仕込んでくれた。例えば、カレーやら野菜炒めやら。いつも母は「簡単に出来るのよ」と言いながら教えてくれたものである。
その後、「一人暮らしの料理」のような本を2〜3冊買って、自分で更に何種類かの料理を覚えた。ハンバーグの作り方も、そのひとつなのである。
さて、晩になり、かみさんは仕事から帰ってきた後、台所に置いた挽肉のパックを一瞥して、「このスーパーの挽肉は脂が凄く出るよ」と言う。
そう言えば、同じ話を何年か前にも聞いたような気がする。すっかり忘れていた。どうしよう。きっと、焼いている途中でハンバーグがボロボロと崩れてしまうのかも…。ちょっと不安になってきた。
ハンバーグ作りは、玉ねぎをみじん切りにするやら、捏ねて混ぜるやらというのが僕にとってはちょっと面倒。でも、楕円の形を作って左右にポンポンとキャッチボールをするのは、実に面白い。身体もリズミカルにノッてくるw
僕のハンバーグは、中心部分に溶けるチーズを仕込んでおくのがポイント。でも、息子はチーズが苦手なので、代わりに大好きなエビを入れておいた。
いよいよ焼きに入る。両面に焼き色がつく頃には、フライパンにひたひたの脂が充満w やはり、かみさんの言う通り、凄く出た。でも、慎重にひっくり返したので空中分解は免れたのだ。
そこそこに焼いたら、あとは保温鍋に入れて、デミグラスソースで煮込む。付け合わせのエビやブロッコリーも一緒だ。ハンバーグは大きめに作ったので、3つだけで鍋がいっぱいになった。
最後にミルクポーションをかけようと思っていたのに、買うのを忘れていた。何とも、画竜点睛を欠く見た目のハンバーグである…。上が、その写真。午後7時頃に食べた。
息子は美味しいおかずのときには、ご飯が進む。この夜もお代わりをしていたので、きっと美味しかったのだろう。良かった…。娘は、アルバイトに行っている。帰宅したら、このハンバーグを食べられるのだ。
さて、午後9時半過ぎに娘は帰宅し、それから僕の作ったハンバーグを食べた。約2時間半デミグラスソースの中に入って保温されていたので、味がしみて(更に)美味しくなっていたのである。やはり娘も、ご飯をお代わりしていた。良かった、良かったw
なるほど、煮込みハンバーグは作った後、暫くの間ソースの中に置いておいた方が良いということがよく分かったのである。今までは、作ったらすぐに食べてしまっていたのだ。
お正月休みにでも、もし時間があればまた作ってみようか。あのスーパーの、脂がよく出る挽肉でも僕はもう大丈夫。だいぶコツを掴んできたからだ。
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きのうは特に午前中、上空の空気が冷たかったのだろうか?大空に飛行機雲が、縦横にしてよく走っていた。下はその写真。前回のトップに使った写真の15分後の景色である。
多くのジェット機が、高度1万mまで届かずとも、このようなくっきりとした筋を白く吐いて飛んでいたのである。下は、その幾つかの機体。
上の写真は、ポーラエアカーゴの貨物機。尾翼の周囲が黄色く塗装されていて、DHLのロゴが描かれているのだ。主翼から何本もの飛行機雲が描き出されている。
上は、エアブリッジ・カーゴのボーイング747。ロシア系の貨物航空会社である。比較的、見かけることが少ない機体だろうと思う。やや薄いけれども、これも飛行機雲が見て取れる。
これも貨物機、FedExだ。多分、羽田発だったのだろう。高度がまだ低くて、こちらは飛行機雲が出ていないのである。むしろ、雲の下を泰然として上昇中といった様子なのであった。
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下は最近、図書館で借りて読んでいる本。今年は、こうして図書館の本を何冊読んだだろう?今は月に10冊くらい借りているので、まあ年に120冊程度といったところだろうか。僕の読書は図書館の本がメイン。自分で買う本は、その10分の一くらいの数である。だから、合わせて約百数十冊を読んだことになる。僕は小説を殆ど全く読まないので、どれもノンフィクションか実用書の類だ。
さて、苫米地英人氏の本はいつも、図書館で数ヶ月待ちになるけれども、それでも借りて読むことが多い。この本は、100年後の世界を予測して描いている。例えば、資本主義はどうなるかとか、AIやロボットの発達が生活や仕事にどう影響するかとか等等ということを具体的に記している。こう言ったら苫米地氏やファンの方に叱られそうだけれども、僕にはSF映画の一場面を観ているような気になって、とても面白いのだ。
僕が子供の頃に、「21世紀はこうなる」といったことを図解した学習雑誌の特集があった。この『百年後の日本人』は、そういった未来予測を文章で説明して書いているのだと思う。他の惑星への移住や星間ワープなど、SF的な話も出てくる。そのような実現したら楽しい、夢のような話が満載である。この年の瀬に、来るべき次の時代の絵図を思い描く…本書は、そんな導きを僕に与えてくれるのだ。
苫米地英人 著『百年後の日本人』
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