前回も書いた通り、本日から今年の仕事が始まる。但し、塾のそれだけであって、早朝の方は来週の月曜日から。
従って、きょうはお正月三が日明けの平日なのだけれども、午前中からややゆっくりと出来て、実に有難いことである。でも、決してだらだらと無為に過ごさずに、NHK-FMで音楽を聴きながら、こうしてブログの投稿文をしたためるというわけだw
この後は、図書館へ行って、12月のうちに借りた本を纏めて返却して来る。取り敢えず、8冊である。どれも面白い本だったけれども就中、月面写真集『FULL MOON』は圧巻であった。
これは、先達てもご紹介した、ブライアン・メイの3D月面写真集『Mission Moon 3-D』の元になったとも言える写真を掲載した書籍である。上の写真を見ての通り、2種類の判型で発行されているのだけれども、何れも実に大きな写真で凄く迫力がある。
翻って、『Mission …』の方は、それと比べると小さめの写真なのだけれども、目の前でビューワーを使って見る都合上、仕方がないのだろう。さて、サイズの迫力を取るか、立体視のリアリティを取るか、これは悩ましいなあ…と思いつつも両方を鑑賞して大いに楽しんだのである。
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さて、きのうは雲ひとつない晴天の上、殆ど無風で、放射冷却も余りなかったためか、日中はとても暖かかった。そこで、うさぎを外に出して遊ばせたのである。ビオラが咲く周辺を跳ね回っていたのが、トップの写真。ちょっと出ている尻尾が可愛らしいw
最近は、ここに自生しているミントの柔らかい部分を摘んでおいてやると、茎ごと牧草がわりにむしゃむしゃとよく食べる。うさぎのおやつ代が節約できそうで結構なことであるw
そう言えば、先月、うさぎの体重を測ってみたところ、1.4kgだった。以前書いたように、昨年の2月に拾って来たときには1.2kgだったのだけれども、夏頃には1.4kgに増えていた。
それ以来、体重にもう変化がないということは、きっと、ここで成長が止まっているのだろう、と思う。でも、冬毛のせいか、ちょっと丸々としたようにも見えるのだ。
それから、今度の日曜日(1月6日)の午前中に部分日食があるので、ニコン P900に減光フィルターを付けて予行演習をしてみた。ND1000固定とND2-400可変の2枚を組み合わせるのだ。
あと、念のためP900の露出補正を-2.0にして、手持ちで太陽を撮ってみたのである。望遠は、35mm版換算の800mm弱相当と2000mm相当だっただろうか。まあ、そのくらい。
それが、上と下の写真。太陽の形がちゃんと丸く出ているので、あとは三脚に据えておけば(まあ手持ちでも構わないけれども)、部分日食の撮影もバッチリだろうと思う。
それにしても、昨年来こうして時折、自分で太陽の観測をしたり、ネット上の観測画像などを閲覧すると、その表面に殆ど全く黒点が見られないことに気づく。これは、ちょっと異変であると思う…。
そんなとき、成田発のANA機が、うちの真上を通過して行った。北寄りのやや珍しい飛行ルートだ。高度は7000〜8000mくらいだろう。
P900の減光フィルターを外して、そのままズームで撮ってみたら、主翼の番号が読めるくらいにクリアに写った。空気が綺麗な日だったのである。
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さて、そこから遡って、元日の夜。南天を眺めると、火星が、うお座の下に見えていた。そのまま夜空を暫く見上げていたところ、成田を発ったジェット機が、その惑星の上や下を掠めるように飛んで行くことに気づいた。
早速、ベランダに三脚を据え、ニコン P900をセットした。ユーザーモードで、シャッタースピードをこのカメラで最大の15秒に設定。
それから、幾つかの機体が通り過ぎるのを撮影した。中でも、JALのボーイング787、ハノイ行きがいちばん良く写った。そのままではかなり黒い写真なので、アドビのアプリで露光などを強力に補正したのが下の写真(そのために画像がやや荒いのはご容赦を)。
上の写真の、真ん中よりやや下にあるオレンジ色の点が火星。その周囲の星たちはうお座などなど。火星の斜め下から10個くらい数珠つなぎになっている赤と緑っぽい点々がJAL機の光跡である。
更に下の写真は、その前に試し撮りのつもりで撮影したもの。ややぶれ気味だけれども、これも補正してみたら、端っこの方に光跡が写っていたのを見つけたのである。航空会社や機種は忘れてしまった。LCCの中小型機だったと思う。
こうして見ると、JALの787とは異なった発光パターン(と言うか写り具合)に見えるというのが興味深い。それにしても、シャッタースピード15秒は短い。これだけの長さしか写らないのである。少なくとも30秒くらいは欲しいものだなあ…。
下の2枚は、元日の日中に撮った、上とは別のJAL機。成田発、フランクフルト行き。目下上昇中、といったところだ…。
天候のせいなのかどうか、この日もかなり東寄りのルートを取ったようだ。撮影時の高度は、だいたい3000〜4000mくらいだっただろうと思う。
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上にも書いた通り、日本国内で現在出版されている月面写真集といえば、これがお薦め。本書のカバーに書かれているところによると、NASAが初めて外部にマスター画像を貸し出しスキャニングを許可したのだそうです。その点で、我々にとって初めて目にする画像であり、とても貴重なものばかりというわけです。判型は、縦横30cmくらいの大きい版と、22cmくらいの新装版があります。
『フル・ムーン』(新装版)
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