速報、今晩の満月。深夜には、スーパームーンが観られるのだ…

タイトルに反して(苦笑)、トップの写真は、昨夜の月である。どうも、すいません。

向かって左側がやや欠けて、クレーターが浮き出ているのが見て取れると思う。まだ満月ではないのだ。昨夜、ニコン P900のダイヤルや設定を幾つか弄ってみたのである。すると、今までよりもシャープで立体感のある月が撮れるようになったというわけ。
具体的に言うと、今まで使い難いと思って敬遠していたPモード(プログラムオート)に変えてみたのである。併せて、露出も微調整した等等。この設定をこのまま維持して、満月に臨むことにした。

本日の月の出は、午後4時26分。ちなみに、日没は4時28分だった。殆ど同時なのである。月の見え始めはまだ空が明るいだろう、と思っていたら、やはりそうであった。うちのベランダから見ることが出来たのは、約10分後の4時37分頃。空が青かった。

この写真では、空がグレーのように見えるけれども、肉眼では、やや灰色がかった青空だった。雲はひとつもない。日中からずっとピーカンのままである。このような日には有難いことだ。
昇ったばかりの満月は、潰れたお饅頭のようにやや歪んでいる。厚い大気の層による影響らしい。色が赤っぽいのも、同様の理由だ。これでは、スーパームーンになる月と言うよりも、ストロベリームーンのようであるw

ときには上のように、P900のAFが、少し向こうにある桜並木の枝の方に焦点を合わせることがある。これもまた宜しと思い、そのままシャッターを切った。
ずっと以前の満月の際に、これとよく似た写真を撮ったことを思い出す。そのときは、ニコン P900ではなくて、自作天体望遠鏡とiPad mini2の組み合わせであった。その投稿は、こちら。そうか、7月だったので、木に葉があったのだなあ…。

上の2枚から15分ほど時間が経つと、月が木の枝や電線などを越えて行ってくれる。僕も、AFを合わせやすくなるし、ベランダの支柱の間からレンズを覗かせなくても済むので、助かるのだw

上の写真は、4時45分ごろに撮った。まだまだ赤いのである。しかし、このあたりから徐々に赤みが抜けて、黄色っぽくなっていったように思う。

P900には、タイムラプスという、一定の時間内に数秒おきの連続写真を撮って動画のように仕上げてくれる、という機能がある。天体用のタイムラプス機能も用意されているので、今夜もし時間があれば試してみたい…。

さて、上は午後5時近くに撮った。もう黄色に変わってしまっている。あと20~30分もすれば、真白な満月へと変貌するだろう。そして、深夜0時47分には、見かけ上の大きさが最大化するのである。謂わば、今年最大の満月だ。今年は、これで満月が見納めなのである。

年明けは、1月31日に皆既月食があるらしい。来年の話をするには、まだ少々はやいかも知れないけれども、2018年も天体現象が色々と楽しみである…。

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天文の情報に関しては、ネットでも色々と調べられるけれども、この本がとても見やすくて分かりやすいです。藤井旭さんは、僕が小学生の頃から天体に関する書籍を数多く出されている、大ベテランの方です。

『藤井旭の天文年鑑 2018年版: スターウォッチング完全ガイド』
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