満開の桜をP900で撮る。あの機能を使って、ソメイヨシノをピンク色に染めるのだ…

トップの写真は、今週の日曜日に撮った。陽気に誘われて、また桜を撮りに出掛けたのである。

但し、先達てと同じようにソメイヨシノを撮影したのでは余り面白くないなあ、とも思った。例えば、全体的にもう少しピンク色っぽく撮れいないものだろうか?とか。
桜とは、何故か(少なくとも僕の)イメージの中では、白というよりは、むしろややピンクなのである。だから、一度はそんな風に撮ってみたいと考えていた。

そこで、ニコン P900の機能の中で、クロスプロセスというものを利用してみた。付属のマニュアルによると、クロスプロセスとは「ポジフィルムをネガ現像処理、またはネガフィルムをポジ現像処理したような、通常とは違う色合いで撮影します」とある。
まあ、つまり、写真を撮影するときに色をちょっと変えてくれるわけだ。そう理解したw P900でその機能を選ぶと、赤や緑、青など色を選ぶようになっている。僕は今回、赤を選んだ。

それから、満開の桜の枝にレンズを向けて撮影。花のみならず、枝や空までもが赤っぽく写った。このままでは只の赤い写真なので、iPad miniに転送した後、そちらのアプリで更に色味を調整した。そして出来上がったのが、トップの写真というわけだ。
この写真の右上の辺りに、枝の向こうで白く光っているのは太陽。逆光で撮影したのである。陽の光が花弁を透かす効果も相俟ってか、上手い具合にピンク色が出たと自画自賛しているところである…。

川沿いには、この日も人出が多かった。よく見ると、既に花は散り始めている。水面や歩道には、そこここに花弁が落ちていた。ふと下を見遣ると、まだ真っ盛りの菜の花の上にも、ひとひら乗っていたのである。

そして、路傍ではタンポポとカラスノエンドウが咲き始めた。そういえば、タンポポの葉っぱは、うちのうさぎの大好物だ。早速、摘んで食べさせてみた。たいそう喜んでいたぞw

下の写真は、夕刻、桜並木を走る車のテールランプを長めのシャッターで写し、あとでクロスフィルターを使って光芒を出してみたもの。
道路が明るいのは、走行中の車のヘッドライトで照らされたから。でも、その車自体は写真に写っていない。シャッターを開けている間に走り去ったからだ。そんな風に、色々とちょっと不思議な効果が出たのでは?と思う。


さて、一気に数日飛んで、きのう撮影した写真を…。気温がかなり下がって実に寒い一日であった。コタツがまた欲しくなるレベルだったのであるw そんな中を、近所までP900を持参して歩いた。

雨に濡れて雫を落とす花は可憐である。その重みの所為なのか、俯きながらも花弁を広げていた。下の写真は、紫陽花の葉のおもてに溜まった雨水に、また桜がひとひら落ちていたところ。

うな垂れた桜の枝には、雫を零す花が俯いて咲いている。雨降りでは見る人もなく、このはさぞや無念だろうと思う。未だ開いていない蕾も、まだ多いのだ。

上の写真は、再びクロスプロセスを利用して撮影した。この手法は、ソメイヨシノの撮影に結構使えるかも。でも、あまり使い過ぎると新鮮味がなくなるかも知れない。気を付けようっとw

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