昨夜のスーパームーンを撮った。あと、オリオン座の日周運動を試し撮り…

前回もお送りした、2017年最後の満月にして、この年最大のもの。12月3日の月である。日付を跨いで4日の0時47分が、スーパームーンと呼ばれる、最接近した満月となる。

それを、その時刻に撮った。トップの写真は、ニコン P900で、望遠を4000mm相当(35mm換算値、以下同じ)にして撮影したもの。前回の投稿では、写真に日時を入れていなかったけれども、夜になってから入れていくことにしたのである。
勿論、全体像も収めてある。下は、2000mm相当の望遠である。前回の投稿で、月をシャープな画像に撮れるような設定にしてみた、と書いた。その設定で、今回も撮った。

うーん、前回のトップの写真(その前日の月)と比べると、やや切れ味に欠けるかな…という気がしないでもないけれども、僕にしては良く撮れただろう。ちなみに、前回投稿の写真も含め、いずれも家のベランダからの手持ち撮影である。

実は、その前の、午後8時半頃にも撮影を行なっている。その写真も、下に載せてみたい。さて、上の写真と何が違うかお分かりになるだろうか…?

大きさ?…いえいえ、多分4時間くらいでは大きさには変化がないかと思う。
月面の模様をよく見ていただきたい。大きなクレーターや、黒いところと白いところ(「海」や「山」など)の配置が異なっているように見えるのだ。実は、月がこの間に約90度、右に回転しているのである。

まあ、この現象は今回に限らず、毎回のことである。天体は円を描きながら東から西へと巡っているので、見る位置によって、その向きが違ってくるというわけだ。例えば、星座も同様なのである。
今回の満月に関しては、たまたま8時半頃にもこうして撮ってあって、比較として面白いので残しておいた。お楽しみ頂ければ、幸いである…。

さて、実は今回の満月、僕はこうして0時過ぎまでじっと起きていて、最大化の時刻になるまで待っていた(…翌朝は4時起きなのに)。すると、カメラがローバッテリーであることに気付いたのだった。これは大変、ということで急遽充電した。

それは何故かといえば、8時半過ぎに一旦撮影をやめた後、暫くしてから、このP900の機能のひとつである、タイムラプス撮影というものを試してみようと思い立ったからなのだ。9時半頃のことである。
この撮影にかかる時間は、天体の場合、150分なのだそうだ。つまり2時間半。丁度良いではないか、やってみよう、ということになり、早速セッティング。自作天体望遠鏡用の華奢な三脚に、P900を据えた。

タイムラプス撮影とは、予め設定されている時間内に、カメラが一定の間隔で連続撮影を行い、あとで動画のようにして見せてくれるという機能のことである。静止画として切り出すこともできる。
天体用にはメニューが2種類あって、ひとつは星の日周運動を撮ることが出来るというもの。これは、僕が中学生の頃にハマった天体撮影法である。懐かしさも手伝って、挑戦してみた。

ベランダの物干しなどが写り込んでしまった、申し訳ない…。
下の方の白い帯状のものは、流れている雲だ。あと、上の方のフレアは、すぐ上方に位置していた満月の光が写ったのである。中心付近には、オリオン座が見える。

ただ、この切り出した写真は、2時間半の間撮影したものではないと思う。P900が撮影の途中で、バッテリー切れとなったからである。多分、約1時間分くらい撮ったのではなかろうか。
このタイムラプス撮影でバッテリーを使い切ってしまったために、慌てて充電するということになってしまったのだった。でもまあ、この機能も試すことが出来て良かったと思っている。機会があれば、今度は十分に充電したあとで、また挑戦してみたい。

…というわけで、夜半のスーパームーンなどなどの写真、如何だったでしょうか。次回の満月は、年明けの1月2日。これは、2018年では最大の満月だそう。腕を磨いて、また待ち侘びていようと思う…。

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ずっと以前の投稿で、『1984年の歌謡曲』という書籍をこのブログでご紹介したことがありますが、その著者であるスージー鈴木さんの最新刊です。発売されたのは、もう今年の夏のことになりますが。ここでも、スージー節が炸裂で、実に面白い。その内に、この本のことも取り上げたいと思っています。

『サザンオールスターズ 1978-1985 (新潮新書) 』
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