今日は、試験監督の仕事があったので、午前中は塾へ出勤した。でも、大学生のアルバイトさんたちが既に数名きており、僕は採点などなど幾つかの作業をするだけで済んだ。
結局、3時間余りやっただけで帰ることが出来たのである。お昼の時間を挟んでいたので、食事を出して貰えた。とんかつ屋さんのお弁当である。とても美味しゅうございました。
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さて、前回の投稿では、ニコンのP900を持って、図書館まで歩いて往復したことを書いた。何枚もの写真を撮ることができたのである。いつもならば自転車でサッと通り過ぎるところを、つぶさに観察しながら歩いた。なかなか貴重な時間である。
その投稿では書かなかったけれども、帰り道には、100円ショップにも立ち寄った。中でも、カメラのレンズについたホコリを払うためのブロアーを買おうと思っていたのである。
この青いブロアーが、ネット上の様々な書き込みで好評なのだ。僕も、試しに買ってみた。掌にスッポリと入る大きさで、握りやすい。連続して何回も握って、次々と空気を出すことが出来る。風量も、多いと思う。
これは、カメラのレンズのみならず、キーボードやスイッチ類の隙間に溜まったホコリを飛ばすのにも好適だ。僕は、シンセサイザーのスイッチやスライドボリュームの隙間にあったホコリを飛ばしたのだけれども、気持ち良くて病みつきになりそうだ。これからのお掃除の時期にちょっと重宝するかも知れない。
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それから夜は、P900のタイムラプス機能で、星の日周運動の撮影に再度挑戦してみた。先達てもやってみたところ、案外と電池喰いで、バッテリーが途中で切れたのである。
今回は、満充電の状態から撮影に取り掛かることにした。でも、位置決めのために、何回か短時間のタイムラプス撮影をやったので、バッテリーは必ずしも100%ではなかったかも知れないけれども。
被写体として狙ったのは、ふたご座である。オリオン座の隣にある。今の時期は、これが夜9時くらいになると、東の空に見えてくるのである。実は、来週の半ばごろ、ふたご座流星群の極大日になる。
そこで僕は、その極大日に、P900をふたご座に向けておき、タイムラプス機能で流星が撮れるかどうか試してみようと思っている。今回は、そのための謂わば練習のようなものである。
ベランダの隅の方に、自作天体望遠鏡で使っていた三脚を置く。その上にP900を据えるのだ。ふたご座の仰角高度がやや低いので、屋根やベランダの柵が写り込まないよう、丹念に位置決めをする。これが結構、面倒である。
そして、シャッターボタンを押したら、僕は退散する。2時間半後にまた戻ってくるのだ。どうも、今回はこのとき、ベランダを少々揺らしてしまったようで、出来上がった写真をよく見ると、初めの方が若干途切れている…。これは、次回への教訓だ。
…というわけで、今回のトップの写真が、タイムラプス機能で撮った星座の日周運動を、静止画として切り出したものである。丁度、ふたご座とオリオン座が並んで写っている。
実際にタイムラプス機能でP900が作成してくれるのは、10秒間の動画である。それを好きなところで、こうして静止画として切り出すことが出来るのだけれども、勿論、動画ファイルをパソコンなどで編集することも出来るのだ。
僕は、iPad mini2を使って、今回のタイムラプス撮影の動画を編集してみた。利用したアプリは、以前も使ったことのある、『俺の編集』シリーズである。
まず、P900が作った10秒間の動画を、2分の1の速度にして、20秒の動画にする。10秒だけだと、すぐに終わってしまうからだ。そして、フェードアウトなどのエフェクトを幾つか掛ける。
あと、これが今回のミソなのだけれども、アフレコでBGMを付けるのだ。勿論(?)、僕の作った音楽であるw でも、新たに曲を作るのは日数を要するので、昔々あるゲームを担当したときに作った曲の一部分を流用した。
そこで出来上がったのが、下の動画である。どうぞ、ご鑑賞あれ。…と言っても、20秒で終わってしまうけれども…。もし良かったら、何回でもご覧ください。
星の軌跡がグーッと伸びて行く様子が、この曲調に何処となく合っている気がする…。これからも、タイムラプス撮影で作った日周運動の動画には、この曲を当てることにしようかなあ…。
余談だけれども、娘にこの動画を見せたところ、「おお、ロマンチックだねえ」とのことであった。好感触だw
…とまあ、このような感じで、来週ふたご座流星群をタイムラプス機能で撮影するにあたり、練習をしてみたのである。あ、そうそう、バッテリーの保ちだけれども、どうやらギリギリのようであった。そこだけが、どうも要注意なのだ。
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森博嗣先生の最新刊。センセイのブログによると、もう重版が決まったようなのである。次から次へと、エッセイやブログの投稿を沢山書いて、実に凄いなあと素直に思う。きっと、書こうと思っている事柄が、いつでも多層構造のように頭の中に入っているのだろう。謂わば思索の地層、分厚いレイヤーがあるのだ。
森博嗣 著『道なき未知 Uncharted Unknown』
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