午前2時半すぎ、ふと目が覚めると、この地では既に台風が過ぎ去っていた。
午後9時ごろに停電となり、暫くのあいだラジオでNHKを聴きながら、懐中電灯で本を読んだ。しかし、電気が復旧しそうもなかったので、日が変わる頃には就寝したのである。
きっと、午前2時くらいに再び電灯が点いたのかも知れない。それで起こされてしまったのだ。外がやけに静かだなあ…と思い、ベランダに出ると、南天には雄大なオリオン座を臨むことが出来た。構図に冬の大三角も含めて、ニコン P900で一発撮影。
それから、西の空には、月が眩しいくらいに明るく、民家の屋根の向こうに傾きつつあったのである。14日には満月だ。
風はもう凪いでいる。星空のシーイングもそれほど悪くはない。台風一過の静寂が支配する夜の空をひとり、こうして堪能できた。有難いことである…。
どうぞ皆さま、ご無事でありますように…。
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