トップの写真は、金曜日の夕刻に撮った、ジェット旅客機。ボーイング767で、北海道の女満別空港発である。
よく見ると、東京五輪のペイントが施されている。これ以外にも、アイドルグループの顔がプリントされたヴァージョンも目撃したことがあった。写真は撮り損ねたけれども。
この日は、生憎の曇り空だったので空が真っ白に写ってしまった。でも、その分、機体がその形の通り切り抜かれたように見える効果があったように思う。そんな意味で、これはちょっと面白い写真だなw
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さて、最近お気に入りの動画主「英語の師範代Shinya」さんより一本。Shinyaさんとは、前回の投稿でご紹介した「大人のための英語力養成ジム」を主宰しておられる方である。
この動画の中では、ひとつのエピソードが語られる。Shinyaさんがカナダに留学中、店で買い物した際に決まって店員さんから「ワナバ?」と訊かれて意味が分からず困ったことがあった、というものだ。
Shinyaさんが聞き返しても、溜息をつかれるだけだったのだそうである。そして、ある日、遂に意を決し、恐る恐る「イエス」と返事してみたところ…。さて「ワナバ」が何を意味するのかは、動画を観てのお楽しみw
このShinyaさんのエピソードを聞いて、ひとつ思い出したことがあった。僕がある大学院に在籍していたときのことである。同級生のひとりに、米国の大学を出たという人がいた。
その人が留学して間もないある日、現地のレストランにひとりで行ったときの出来事だ。
ウェイトレスさんに食事を注文し終えると「スーパーサラダ?」というようなことを訊かれたのだと言う。彼は咄嗟に「へー、そんな凄い豪華なサラダが付いてくるんだー」と解釈して、満面の笑みで「イエース!」と返事した。
すると、ウェイトレスさんは訝しげに再び「スーパーサラダ?」と訊いてくる。彼はまた「イエース!」と返事。2〜3度そんなやりとりがあって、ウェイトレスさんは、とうとうあちらへ行ってしまった。
「スーパーサラダ」とは「スーパー豪華なサラダ」という意味ではないと知ったのは後のことだそう。
ウェイトレスさんは単に「スープorサラダ?」と(やや早口な発音でリエゾンしつつ)訊いていただけだったのだ。従って、そのいずれかを選択して返事しなければならなかったというわけなのである…。
さて、僕は水曜日だけ、英語の勉強をお休みさせることにした。勉強そのものだけでなく、動画やDVD、電子辞書などで英語を見聞きすることもしないのである。
…というのも、Shinyaさんが別の動画で「一週間に一日は休みを取りましょう」と呼びかけていたからだ。休むことによって記憶が熟成されるという効果があるそうだ。そして何よりも、翌日からの勉強に新鮮味が湧くというわけなのである。
水曜日は都内へ仕事に行く日なので、僕は元々勉強時間を確保するのが難しかった。だから、週一回の勉強のお休みには打って付けなのだ。木曜日からまた頑張ろう、というわけである。
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さてさて、僕は普段、NHK-FMやCDなどでクラシック音楽を聴くことが多い。多分、一年の内に少なくとも1000時間は聴いているだろう、と思う。もう、耳が空いていれば常に音楽を聴くという感じだ。
しかし、近頃は英語のリスニング学習やニュースの音声を聴く時間が増えてきた。その分、クラシック音楽が少なめになっているけれども仕方がない…。
加えて、道を歩いているときや電車に乗っているときなどには、英語学習の音声以外に、ジャズを聴くこともある。僕の好きなジャズピアニストの小曽根真氏だ。
小曽根氏に関しては、昨年の投稿でも触れたことがあった。都内へコンサートを聴きに行ったのだ。ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」だった。
その小曽根氏が、コロナ禍による自粛生活中に自宅から毎日、ピアノ演奏をライブ配信するという取り組みを続けておられた。その期間、何と53日間だ。1回につき1時間前後なので、合計では約50時間分ものライブ映像というわけだ。
50時間分ものレパートリーをお持ちの小曽根氏は、実に驚嘆に値する。曲目は、スタンダードなジャズナンバーに加え、ビートルズやマイケル・ジャクソン等のロックおよび唱歌や民謡のアレンジなどなど、とても幅広い。ときにはショパン等のクラシック音楽も。
下に貼ったのは、その50本以上の中のひとつ。「Welcome to Our Ling Room」というタイトルの通り、小曽根氏の自宅に据えられたグランドピアノを弾いて配信している。音質もすこぶる良い感じだ。
(上の動画は、2020年8月31日をもって公開が終了しました…)
時折聞こえる女性の声は、小曽根氏の奥さんの神野三鈴さんである。映画や舞台で活躍する女優さんだけれども、このネットライブ中継では、カメラの横で機材のモニターなどを務めておられるらしい。
1本視聴するだけでも、もうお腹いっぱいになりそうなのだけれども、上に書いた通りずらりと50本以上もあるのだ。何と素晴らしいサービス精神だろう。小曽根さん、本当にどうも有難う。心ゆくまで、愛聴いたします…。
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先日、都内での仕事帰りに電車に乗っていたところ、途中の駅で乗客全員下車の上、その列車が回送運転になるという出来事がありました。少々あとで分かったことですが、「乗務員が体調不良となり運行が不可能」という判断になったようです。
その途中駅では、いつもより随分と長く停車していたので、そわそわしだす乗客の方もおられました(そのとき我々はまだ何も知らなかった)。僕は、小曽根氏のライブ配信の演奏をひとつ聴き終わって、電子辞書のクラシック音楽1000曲試聴機能で、ラフマニノフやチャイコフスキーを聴いていたところでした。
すると、駅員さんが2名ほど車輌の中に入って来て、ひとりひとりに「申し訳ありませんが、この電車は回送となります。直ぐに降りて下さい」と言って回りました。突然のことで皆んな、驚いたままホームに出ました。
そして、僕は列車の最後尾に乗っていたので、車掌室で若い車掌さんが下を向いて床に座っているところを見ることが出来たのです。嗚呼、「体調不良の乗務員」とは、この人のことだったのだろうな、と分かりました。一体どうしたのでしょうか?
その列車が空っぽとなって駅を出発し、次の列車が来るまで約10分。その前(全員が降りる前)に10分くらい駅に停車していたので、合わせて20分くらいの足留めとなりました。その夜、僕が家に帰り着いたのは、もう午前零時近くとなってしまいましたとさ…。
渥美清 主演『「あゝ声なき友』 [DVD]
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