トップの写真は、うちのうさぎ。手前にぶら下げた、おやつのキャベツをひとしきり齧って、ちょっとお昼寝といったところなのだろうか、目を瞑っているのだw
うさぎは元来、警戒心が強いせいなのかどうなのか、眠っているところをあまり人に見せることはないだろうと思う。少なくとも、うちのうさぎはそうなのである。この一枚は謂わば貴重なショットなのだ。
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さて、先日はめっきり冷え込んで雪が降った。と言っても、せいぜい2cm程だっただろうと思う。早朝の仕事を終えて帰ろうとすると、はらはらと白い粒が風にゆるく舞いながら降り始めていたのであった。
帰宅してからは、結晶を写真に撮ってみようと思い、iPad miniにマクロレンズを取り付けて撮影。しかし、どうも良い形のものがなかったようだ。例年であれば、雪印マークのような形状や星形など、楽しいものが取れるのだけれども。
まあ、今回はこのような感じ。何というか、どうもはっきりしない結晶である。いずれも単なる白く小さな塊のようなもので、時折、棒状の結晶が見られる程度なのであった。
雪は、夜になると雨になり、ベランダなどの上に降り積もった分まで融かしていってしまった。翌日には、所々に水溜りだけが残って、雪は日陰に幾分白く留まるのみとなったのである…。
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さてさて、先月だっただろうか、かみさんから「樹に蜂の巣が出来ている」という話を聞いた。うちには、僕が蒔いた種から伸びて成長した樹木が幾つかある。種は、食べ終わった果物などから取り出したものなのである。例えば、ミカンとかアボガドとか。
ミカンの樹は、種を蒔いてから彼此10年以上も経っているので、3mくらいの高さになっているだろうと思う。花も咲かず実もつけないので、ただ伸びて葉を茂らせるだけなのである。
でも、その若葉は、うちでカレーを入れるときに使うことができ、うさぎのおやつにもなる(結構好んで食べる)。暖かい季節の頃にはアゲハチョウがやってきて樹に卵を産み、葉が幼虫の餌となるのだ。つまり、葉だけでも十分に役立っているというわけである。
それが、今度はいつからであろうか、樹の少し奥まったところに蜂が巣を作ったというわけだ。かみさんに巣の形状を訊いても「こんな感じ」と両手で球体を描くだけで要領を得ない。また、「去年、女王蜂みたいな随分と大きな蜂が地面で死んでいたことがある」とも。
さらに「その蜂の種類は?ミツバチ?それともスズメバチ?」と尋ねても「うーん…」と考え込むのみw そういえば!と僕も思い出した。昨夏、ベランダのハンモックで横になっているときに、スズメバチのやや大きくなった昆虫が飛ぶのを一匹、見たことがある。
蜂は複眼の虫なので、このままこちらがじっとしていれば別段、特に何も起こらないだろうと考え、やや離れた距離のままで傍観した。すると、しばらくして何処かへと飛び去って行ったのである。ひょっとして、それが「女王蜂みたいな蜂」だったのだろうか。
今の季節ならばとても寒いために蜂の活動も鈍っている筈で、巣を駆除するのならば冬のうちが良いだろうと僕は思案した。そこで、指摘された樹を見ると、果たせるかな、巣があったのである。これは、如何にもスズメバチの巣だな。
当初、僕は樹の下から枝の間に巣を目視したのだけれども、上の写真は駆除の前に高さ約2mくらいから撮ったのである。下から眺めるよりも大迫力だw 幾層にも折り重なった模様の中に、木星の大赤斑のような目玉状の斑点が見える。まるで気味の悪いお面みたいだw
恐らく直径は、長いところで30cmくらいだろうか。枝から只ぶら下がっているのであれば、そこをちょんと切って落としてしまえば早いと僕は考えたのである。もし中に蜂がいたところとて、この寒さではもう死んでいるか、活動できないだろうとも考えたのだ。
そこで、雪の降る日に駆除を決行することにした。念のため、手にはやや厚手のゴム手袋、頭には帽子、顔には新型コロナ禍で流行った(?)ことのある透明のフェイスガードを一応身につけて。
ところが、である。この巣を別の角度から見たところ、枝から単にぶら下がっているのではなかったのであった。巣の長さと同じ約30cmに渡って、枝とがっちり癒着するように作られていたのであった。これでは、ちょんと切って終わり、というわけにはいかない。
斯くなる上は仕方がない。この枝ごと切って落とそう、と作戦を変更することにした。枝は直径が3cmくらい。歯の細長いノコギリを差し入れて切れば良いだろう。僕は枝の上部を片手で掴みながら、ギコギコと切り始めた。
この振動で、巣に何か変化が見られるだろうか?と思えども何も起きない。やはり、これは死んでいる巣なのだろうか?ものの数分で枝を切り終えた。それから、エイヤっと枝を地面に落とす。すると、巣はその途中で呆気なく枝から外れ、地面に落ちた。
上のように、巣は落ちたときに一部が壊れたようだ。一見したところ、材質は薄いおが屑のように感じられた。スズメバチは木屑などを唾液で伸ばして巣を作るそうなのだけれども、それがミルフィーユのように多層の壁となって巣を形成している。随分な労作だ。
中を覗き込むと、上の写真のように、蛹の巣穴がたくさんある。白く柔らかそうな繭が付いている穴が幾つかある一方で、その殆どは空っぽだ。まあ、冬なので子育ての季節ではないのだろう。壊れた巣の別の破片には、成虫の亡骸が2〜3匹ほど見られた。
僕は、手袋をしたままの手で巣を拾い集め、うさぎの牧草が入っていたビニール製のパックに入れていった。巣の本体は何か、乾いた紙粘土細工でも持っているかのような軽さである。しかも、軽く握るだけでポロポロと崩れていく。
しかし、これだけの楼閣を何の設計図もなしに本能だけで作り上げてしまう昆虫の習性と知恵は大したものである。しかし、スズメバチは人間にとって害の方が大きいので、この機会に始末しておくに越したことはないのだ。
そんなわけで、ものの10分ほどで蜂の巣の駆除は完了した。当のスズメバチはすっかり死に絶えていて、相手にすることなしに済んだのは全くの幸いであった。まあ、そんなもんだろうとは思っていたのだけれども…。
今後は、またミカンの樹に巣が作られてしまうことがないよう、よく観察していこうと思っている。いま気づいたのだけれども、昨年はアゲハチョウの幼虫を見ることが例年より少なかった。恐らくは、この巣のスズメバチにその殆どが捕食されていたのだろう…。
註:蜂の巣の駆除は、本来であれば専門業者に依頼した方が安全です。どうか本投稿はご参考になさらぬよう、くれぐれもご留意ください。
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僕は特に最近は、英語(英検1級)の勉強も兼ねて、英訳聖書などの洋書を読むことが多いのですが、ペーパーバックの装丁はパリッとした厚紙であることが多く、酸化など経年による傷みが早いように感じます。表紙の角など取り分け、折れてボロボロになりやすいのです。そこで、図書館の本のような粘着性のラミネートフィルムを貼って加工するのはどうだろうか、と考え始めています。
ネット情報で調べてみると、貼る作業自体はシンプルですが、慣れやコツが必要であるみたいです。例えば、シワにならないようにする等、きれいに仕上げるには一定の技術が必要なのです。でも、表紙や裏表紙がフィルムでカバーされていると、本を遠慮なく外へ持って出掛けられるようになります。やってみる価値はあるでしょう。
…というわけで、いずれ下のリンクのような材料を買って、本のラミネートフィルム加工を実行してみるかも知れません。
埼玉福祉会 SAIFUKU ピッチン 接着剤付透明コートフイルム 幅35cmX長さ2m・厚さ0.07mm
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