トップの写真は、今週の月曜日に撮ったもの。雲ひとつなく晴れ渡った、暑い日和であった。たまたま、「フライトレーダー24」を見ていたところ、うちの真上をボーイング777 が通過するところだったのである。
いつものように成田発の機体かと思いきや、そうではなかったようだ。米国内からの韓国ソウル行き、大韓航空機であった。まだまだ高度1万m以上を維持している。でも、飛行機雲はなかったのである。その姿をニコン P900の超ズームで捉えた。
この日以降、曇りがちとなり、きょうなどは雨も降っている。この写真は、僕にとって、8月の夏らしさ(?)を写し出した最後の一枚となった。
そういえば、今年は殆ど全くエアコンというものを使わなかった。仕事では実に色々あってバタバタしたような気がするけれども、気候としては比較的過ごしやすかったのだろうか。いまは振り返って、ふとそう感じるのだった…。
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さて、今回は僕が最近視聴して面白いと感じた動画を幾つかご紹介してみたいと思う。僕は普段、家での英語の勉強の合間にYouTubeを観ることがある。その殆どは、音楽系(クラシックなど)か英語系なのだけれども、サブカル系のものを視聴することもある。
そのサブカル系とは、つまり岡田斗司夫氏だ。岡田氏の動画は、このブログの右側欄外でもAmazon prime videoのリンクを、僕からのお薦めとしてひとつ貼ってある。岡田氏は、アニメや映画、書籍などの解説においてはピカイチの存在であろうと思う。
近頃は特に「切り抜き」と呼ばれる、第三者の編集によるダイジェスト動画が出回っているお陰もあって、岡田氏の動画はますます観やすくなった。岡田氏はどうやら、これらの切り抜き動画を自身の宣伝媒体として、鷹揚に捉えているようである。
先ずは、その数多い切り抜き動画の中から、ひとつご紹介したいと思う。右側のお薦めリンクでも取り上げている、映画『火垂るの墓』に関するものである。(ちなみに、これは右側の解説動画からの切り抜きではありません)
どうでしょう?高畑勲氏の『火垂るの墓』や宮崎駿氏の『風立ちぬ』で何故、こうして傘が象徴的に描かれているのか、思わず膝を打ちたくなるのでは(笑。岡田氏の解説は、いつも「ああ、そういうことなんだー」と目を開かせてくれるので、とても有り難いと思う。
それにしても、宮崎駿氏は如何にして高畑勲氏のことを意識して止まなかったか、ということも丸々バレてしまっていて、いやあ「作品は作者本人をよく表す」とは言うけれども、これは実に面白い考察だと僕なんかは改めて感心してしまったのであった…。
あともうひとつ、岡田氏の動画をご紹介しておきたいと思う。これは切り抜きではなく、「岡田斗司夫ゼミ」と名付けられた本家の動画である。岡田氏は上で述べたように、書籍の解説を行うこともある。これもまた分かりやすくて楽しい。
先月だったか、『コンテナ物語』という本を解説した動画が期間限定で無料公開されていたことがあった。とても素晴らしい内容の一本だったけれども、残念ながら今はもう観ることが出来なくなっている。
その代わりといっては何ですけれども、下の動画も面白かったので貼っておきたいと思う。マイケル・サンデル著『運も実力のうち〜能力主義は正義か』の解説だ。
この動画の何が凄いのかというと、岡田氏は本来、このようなゼミ動画を無料公開分と有料会員向け分との前後2部構成にするのが常なのに、下に限っては、後半部分も含め全部を無料公開としてしまったのだ。
そのため、2時間近い長尺をぶっ通しで見ることになる。しかしまあ、これが実に面白いのだw もう、あっという間である。騙されたと思って是非ともご覧ください。もし岡田氏の解説動画が気に入ったら、右側の『火垂るの墓』の解説動画の方もどうか宜しく…。
さて、岡田斗司夫氏の動画については、まだまだご紹介したいものがあるのだけれども、それは別の機会に譲るとして、最後に英語系YouTuberの動画をば。
僕は普段、家でせっせと英検1級の勉強を進めているので、その情報収集のために英語系の動画もよく観ている。現代はこうして、様々なナマの情報が手軽に入手できるので、独学の徒にとっては勉強がやりやすくなったと感じている。良い時代になったものである。
下は、神戸で英語学院を主宰しておられる、ファーマン健さんという方の動画だ。お名前の通り、ハーフの方であるようだ。動画では特に、英検1級突破に関する内容のものが割と多いように見受けられる。それで、僕もよく観ている。
…とは言っても、例えば「これをやるだけで簡単に合格できます」のような安易なものではなく、独自の視点に基づく、じっくり腰を据えて学習し実力をつけていくにはどうすれば良いのか、という内容なのである。
この動画は、「英検の長文問題に対応できる読解力をつけるには、小説や映画などのフィクション作品に親しみましょう」というもの。僕は、小説はあまり読まず、むしろ映画好きではあるけれども、なるほどと思わされる内容であった。
このかたが凄いのは、ソファに座ってカメラをジッと見据えたまま、10分前後の間を淀みなく話し続けることが出来る、ということである。一方で、カメラの露出がやや低め(AEの設定がオートのままなのだろうか?)のために映像が暗いのがちょっと惜しい…。
ファーマンさんの動画は、こうした実写の一人語りのものもあれば、自作(?)のテンポ良いアニメ風のものもあってどれも楽しいと思う。それをもうひとつ貼っておきましょうか…。英語のリスニングに関する内容である。
チャンネル登録者数を見た限りでは、まだそんなに流行っているYouTuberという感じではないけれども、僕はファーマン健さんの動画チャンネルを是非これからも注目していこうと思っているのだ…。
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