トップの写真は、朝起きたら、テーブルに置いてあったもの。僕のかな?多分、ゆうべ夜遅くにバイトとお出掛けから帰って来た娘からなのだろう…。有難いことである。
さて、昨夜、午後7時過ぎに南東を見遣ると、既に月が昇ったところであった。日没からまだ間もなくの頃だったので、空は薄っすらと青い。下は、ニコン P900のトワイライト撮影モードで撮ったもの。
それから、プログラムオート撮影モードに切り替えて、ズームで撮影。これは満月の前日、つまり小望月だ(今夜が満月)。従って、左下がまだ少し欠けているように見える。
この月の左下には、木星が見える筈だけれども、空がまだ明るかったので確認できなかった。そして、更にずっと左には、土星が出るのだ。加えて、その木星と土星の間には天の川が流れるというわけである。
きっと、光害の少ない地域では、これらが鑑賞できる綺麗な南天の夜空となったことであろう。羨ましいことだと思う。
さて、気が向いたら、あとで木星の観測と撮影をしてみよう…と考えつつ、ここまで撮った月の写真をSNSにアップした。そこに付したキャプションは、このブログの下書きになっている。
それから20分ほど経って、再び南東の空を見上げ眺めたところ、先程よりは幾分暗くなって来たため、木星の姿を一応は確認することが出来たのである。
上の写真で、月の左下付近にポツンと明るく光っているのが、木星である。-2.6等級だ。この明るさは、夜の間に時折、上空を通過するISSと同じくらいと言っても良いだろう。
撮影後、この写真も追加でSNSにアップ。こうして小まめに更新して、ネタを溜めておくのであるw それから、僕はあるサイトに行ってみた。木星の4つの衛星の位置を、日時指定で表示してくれる便利なところである。
(出典:「木星の衛星の見え方(ガリレオ衛星)」)
上のスクリーンショットが、昨夜の午後7時半頃における、木星とそれぞれの衛星の位置関係である。この4つの衛星を纏めて、ガリレオ衛星と呼ぶ。
僕は、この図を見て、どれどれ僕もP900で撮ってみようかな…という気になった。ただし、絞りやらISOやらシャッタースピードやら色々と設定をしなければならないのが、やや億劫だ。
そこで、P900を三脚に据えて、まずはプログラムオート撮影モードで撮ってみた。試し撮りのようなものである。あまり期待はしていなかったけれども、これが案外と上手くいった。下の写真が、それである。
シャッターボタンを押した際の手振れも殆どなく、ガリレオ衛星はちゃんと4つとも写ってくれた。嗚呼、もうこれで良いや、という気になって、これ一枚で木星とその衛星の撮影は終了となったのである。
ズームのインジケーターが黄色いところに行くまで伸ばしたので、倍率は160倍くらいだろう。衛星の名前は、下からカリスト、ガニメデ、(木星本体、)イオ、エウロパである。上の図とほぼ同じに並んでいることがお分かり頂けると思う。
そんなわけで、久し振りの木星観測までやってみたけれども、お手軽にやった割にはまあまあのものが撮れて、ちょっと満足だw
目下のところ、木星は大きく明るく見える期間中なのである。機会があれば、こちらも久し振りの、木星本体を縞模様まで見えるくらいまで撮ってみる、ということもこの機会にやってみたいものだと考えている…。
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この夜の観測と撮影後に、図書館で借りたDVDで観た映画。同名の有名なマンガ作品の映画化ですね。僕はこの作品は全く見たことも読んだこともなかったのですが、とても楽しんで観ることが出来たと思います。阿部寛さんがとても芸達者。だいぶ以前に「トリック」というドラマを見ていたことを思い出しました。あれもまた、ユニークな作品でしたねえw
『テルマエ・ロマエ 通常盤』[DVD]
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