一週間ほど前のことになるけれども、晴れた夜の空に月を撮った。
その前の晩が十三夜だったので、その夜は「小望月(こもちづき)」とか「待宵の月(まつよいのつき)」と呼ばれる月であっただろうと思う。何とも趣のある呼び名ではないだろうか…。
その序でに、桜並木も撮影した。それがトップの写真。夜桜である。樹の向こう側の灯りはライトアップの類ではなくて、そこに並ぶ家々から出ている。
ニコン P900に内蔵のクロスフィルターを掛けてみると、それが一層引き立った。暖色の灯火が如何にも味わい深い。
さて、その数日前から、羽田着の旅客機が新ルートで飛んでいた。高次倍音を含んだジェットの音が聞こえて来る度に、僕はそわそわと反応してしまうのだw
P900で何機か写真に収めたけれども、まあ、いつもの通り面白いように撮れる。でも、もっと頑張って撮ってみたい、と思って撮影したのが、下の写真だ。
高度1500mくらいを時速400km以上で、機体が横切って行く。それを4000mm相当の超ズームで追い掛けて撮るのだ。
白い巨体は、ファインダーの中を一瞬の内に過ぎ行く。その刹那を追って捉え、殆どカンだけを頼りにタイミングを合わせてシャッターを一度だけ切る。
見ると、機体の前部が上手く収まった。ボーイング777。JFK発、JALのone world塗装機である。僅かに手振れが起きているのはご愛嬌w 次はもっと頑張りますw
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さてさて、これも一週間ほど前のことになるけれども、珍しく息子とお昼ご飯を食べに出た。…と言っても、持ち帰りである。最近は、今般の疫病の影響で、様々な店がテイクアウトへとシフトしている。
先達て、車で時折通りがかるところに横浜家系のラーメン屋があるのを見つけた。その店も最近、持ち帰り対応を始めたらしい。
そこで、家系ラーメンには滅法目がない息子に、行ってみる?と訊くと、「ラーメンのテイクアウトとは面白そう」と言うので午後から車で行ってみた。
店に着き、店内で食券を買って渡すと、2人分のラーメンと唐揚げのパックひとつを10分くらいで用意してくれた。帰り道に息子は、スープが溢れないよう、後部座席で抱き抱えて持っていたようだ。
下は、その一人前分の写真。スープと麺は別々の容器に入っている。麺の方には、玉子やチャーシューなどのトッピングも一緒になっているのだ。右の黒いものは海苔。ラップに包んで、ペンでラーメンの名前が書いてある。
僕は家系ラーメンなるものを食べるのは2回目だ。初めて食べたのは一昨年だったか、駅近くの別の店だった。息子が連れて行ってくれたのである。
あのときもそうだったけれども、今回もスープは極めてこってりで幾分塩っぱい。麺は固めに茹でてある。僕はいずれも「普通で」と注文したので、そもそも多分、こういうものなのだろう。
息子は大層ここのラーメンが気に入ったようだ。好きな味のラーメン屋をもうひとつ見つけたのは嬉しかったのかも知れない。まあ、僕はラーメンと言えば専ら、お湯を入れて3分の方なのでw、外に食べに出るのは精々、年に1〜2度くらいのことなのだ…。
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最近、とみに話題となっている映画『コンテイジョン』をDVDで観ました。これは2011年の作品なのですが、世界が謎の感染症に襲われるというストーリーが、今回のコロナ蔓延を予言していたかのようだと言われているのです。
物語は、実に淡々と進んで行きます。基本的にはスリラーやサスペンス系の映画なのですが、取り立てて派手なスペクタクルがあるわけではありません。その点を期待している向きには、やや肩透かしかも。しかし、その分、真に迫って来るリアリティがあると感じられるのです。
映画は、ある種の前向きな終幕を迎えますが、現実の世界では、さてこれからどうなるのでしょうか?映画のように上手く行くのか、どうか。医療、政治、経済、産業、労働、文化などなど、様々な文明的側面で地球人類は皆、嘗て無いほど非常に大きな課題に直面していると言えます…。
『コンテイジョン』(字幕版、Amazon prime video)
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