トップの写真は、ちょっと手慰みに撮ってみた、うちのクリスマスツリー。うち2枚は、ニコン P900でクロスフィルター加工済み。
今週は、来週の日曜日まで、ぶっ通しで仕事の日々になる。朝も夜も。いやあ、大変だなあw
そこで、先週の最後の3日間は、それに備えた休みを取ったのだ。本を読んだし、音楽も聴いた。塾の仕事で使う教材の下読みも少し行った。
息子の受験する大学についてもたくさん調べられて、これについても収穫があったと思う。僕の実家の方にある大学についても検討したのである。その間、息子は相変わらず、理数の勉強ばかりしていた。年末年始は、僕が英語の特訓をつけてやるのだ。
そんな訳で、年末まで少し多忙になるので、このブログの日々の投稿文がやや簡素化されるかも知れません。具体的に言うと、文章量が少し減るかも。出勤時間がいつもより早いので、時間が足りなくなりそうなのである。
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さて、先達ての投稿に書いた、月面の3D写真集『Mission Moon 3-D』だけれども、先日、英国から漸く届いた。予定より1週間以上も遅れたのである。やはり、今はクリスマスのシーズンのため、世界中でこういった荷物や郵便の類が多くて混雑していたのだろうか。
『Mission Moon 3-D: Reliving the Great Space Race (3d Stereoscopic Book) 』
荷姿は下のような感じ。厚紙のエンベロープに入れて、ガムテープで補強してある。結構、厳重に貼り付けてあった。
早速、開封をば。中身の本はシュリンクラップに包まれていた。実はこの商品、中古扱いだったのである。でも、「ほぼ新品のようです」という意味の注釈が付いていたので、1000円くらい安いことに惹かれてポチってみたのだ。
まあ、瑕疵があるとするならば、表紙の辺りのシュリンクラップが一部破れていることだろうか。只のそれだけであった。あとは全く新品と同じ。お買い得だったのかも。
さて、本を開いてみる。数ページ捲ると、著者のひとりであるブライアン・メイのイントロダクションが載っていた。近影は勿論、3D写真なのであるw
ちなみに、この本の3D写真は、裸眼立体視も可能だ。写真を縦横5〜6cmくらいの大きさにして、画面に顔を近づけ、やや寄り目で見つめるのがコツ。すると、左右2枚の写真の間に立体視の写真がみえてくるのである。
この本の裏表紙の内側には、専用のビューワーが入っている。左のページには、その説明書きが記してあった。この写真集は、上に書いたように裸眼でも3Dが楽しめるけれども、このビューワーがあれば、もっと楽に楽に見ることが出来る。
ちなみに、このビューワーは、ブライアン・メイが設立した会社の製品なのだそうだ。流石、天文学に関するPh.Dをお持ちなのだけあって、こういった研究にも熱心でいらっしゃるのだろう、と思う。
上に挙げたイントロダクションには、6ページに渡って様々な写真を織り交ぜながら、ブライアン・メイの手による序論が書かれている。そのほんの一部を抜粋し、僕自身の私訳をここに載せてみたいと思う…。
“And so in this book we re-tell the incredible story of the space race, the astronauts, the cosmonauts, the spacewalkers, the moonwalkers – their tribulations and triumphs – and the technological marvels that propelled them. But we will take you on this journey in a way that’s never been possible before, even though the trail is half a century old, through a narrative which gives us perspectives from both sides of that scramble to reach the Moon, including the stories which could never be told until now. Also, we will see it through 150 newly-created stereoscopic pairs of photographs, viewable right here in these pages in glorious 3-D, using the OWL stereo viewer supplied with the book. …” (P.10-11)
「…この本で、我々は、宇宙開発競争の驚くべき物語を再び語っている。それは、米ソの宇宙飛行士たち、宇宙遊泳をした者たち、月面を歩いた者たち、彼らの苦難や勝利、それから彼らを後押しした技術的な驚異についてである。
しかし、我々は、その足跡が50年前のものであったとしても、これまで可能であったような方法で、皆さんをこの旅にお連れするのではない。ここには、今までに決して語られることのなかった物語が含まれている。また、月へ到達するための争奪戦を両側面から見た全体像を我々に与えてくれる話なのである。
加えて、我々はこの旅を、新たに創り出された150組のステレオスコーピック写真を通じて見る。この写真は、本書に付属しているOWLステレオ・ビューワーを使うことによって、燦然たる3Dで見ることが可能なのだ。…」(私訳)
…とまあ、こんな具合に、米ソの宇宙開発競争についての解説も交えつつ、宇宙空間や月面の色々な3D写真を見せてくれる書籍なのである。では、ここら辺で紙幅が尽きつつあるので、ビューワーのレビューなどは次回に回したいと思う…。(この項、つづく)
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