前回も書いたように、ゆうべは今年2度目の満月で、且つ今年最大のスーパームーンだったのだ。しかし、この日は夜になっても尚、生憎の雨降りだった。
僕は、この日の塾の仕事に、いつも通り自転車で行った。天気予報アプリや雨雲レーダーを見ると、そんなに降らないように思えたからである。
しかし、夜7時からの中学生の授業の時間になると、生徒たちが傘を濡らしてやって来た。どうやら、こちらの意に反して、よく降っていたようだ。2〜3時間先もまだ降っているだろうか?もしそうならば、濡れて帰ることになるかも、と覚悟した。
でも、その授業が終わる頃にはすっかり止んでいたのである。ああ良かった。まだ厚い曇天の下、僕は無事に帰り着いた。その一方で、期待していた満月を観ることは叶わなかったのである。
そして、そのまま再び夜空を見遣ることなく、就寝した。翌朝、午前4時過ぎに起床後、iPad miniでSNSをチェックすると、CGクリエイターのKAGAYAさんが、夜半に撮影した満月の写真をアップされていた。
東京都内で撮影した旨のキャプションが付いていた。それは、コントラストを強調した、実に鮮やかな写真であった。そうか、ひょっとしたら、僕も寝る前に雲の間から見つけることが出来たかも、惜しいことをした、と思った。
それで、きょうの午前4時を過ぎてから撮影したのが、トップの写真である。ちょうど満月になった瞬間から3時間あまり経過した姿だ。でもまあ、スーパームーンであるには違いないw
この時刻、西の空を見ると、このような満月が煌々として眺めることが出来た。仕事に行く前に、急いで3枚だけシャッターを切った。上と下の2枚も、そのときに撮ったもの。
そんな訳で、満月ちょうどの時刻から既に3時間以上も経っていたので、少し欠け始めているのだろう、と思った。でも、ズームして観察しても、それが殆ど分からない。ある意味において、これはラッキーだったのかもw
大気の状態は良い方だったのだけれども、やはりやや薄雲があったせいか、少々ボヤけて見えると思う。この撮影後、小さな雲の塊に月が覆われていった。
しかし、白いヴェールのような雲の向こうからも、盛んに月明かりを出して尚一層に輝く様は、流石のスーパームーンだなと感じ入って、僕は通勤の自転車の上から再び眺めたのであった…。
あと、きょうの午前中に撮ったヘリコプター。まるで濃霧のような雲の中を飛んでいたのである。よく見ると、機体に「日テレ」と書いてある。高速道路の上空を辿るようにして飛行していたようだけれども、はて何の取材だったのだろうか…?
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さて、毎年ゴールデンウィークになると、東京の丸の内周辺では、「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」というクラッシック音楽の祭典が開催される。先達て、今年のプログラムが発表になった、ということをラジオで聴いた。
(出典:「LA FOLLE JOURNÉE TOKYO 2019」)
早速、公式サイトを訪問してみると、3日分のプログラムがPDFでアップされていた。加えて、チケットの抽選販売が受付中となっていたのである。
この3日分のプログラムをざっと見て、僕が特に目を引かれたのは、ジャズピアニストの小曽根真氏が演奏する「ラプソディ・イン・ブルー」だった。下が、その当該部分のスクリーンショット。
ラヴェルのピアノ協奏曲とカップリングというのもまた良いと思う。こちらの曲は多分、別のピアニストの演奏となるのだろう。でも、それもまた良しなのである。
チケットがS席で3000円というのは、実にリーズナブル。この「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」は、このように比較的お求め安い料金の公演が多いのだ。早速、抽選販売に応募しておいた。さて、当たるだろうか…?期待して待っていよう、と思う。
さてさて、その小曽根真氏だけれども、SNSで面白い試みを発表されたのである。如何にも小曽根氏らしい、茶目っ気に満ちたものなのだ。下は、小曽根氏のSNSからのスクリーンショット。どういうことかお分かりになるだろうか?
(出典:Facebook「Makoto Ozone」)
小曽根氏の2枚のポートレートが見て取れるけれども、いずれも雑誌の最新号の表紙である。左が「ショパン」というクラッシックピアノ誌で、右が「Jazz Japan」というジャズ音楽誌だ。
何と、左右対称でほぼ同じポーズを取っている。そこに付せられたコピーは、「Jazz meets CLASSIC」というもの。このSNSのエントリに書かれていた小曽根氏のコメントによると、ジャンルの壁を越えるということを意味しているのだそうだ。
しかも、小曽根氏のその場の発案で、このようなコラボレーション撮影が実現したというのだから面白い。流石の小曽根さん。いつも我々をあっと驚かせて下さるのであるw 「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」での演奏も、実に楽しみだ…。
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下は、きょう図書館で借りた、岡田斗司夫氏の近著。書名にユーチューバーのことが書いてあるけれども、それだけに留まらない、近未来の社会の姿を予見して啓蒙するような内容となっている。この本についてはまた、機会を見つけて書いてみたいと思う。それにしても、岡田斗司夫氏は、本も解説動画も公式ブログも、どれもこれもいつも面白いなあ…。
岡田斗司夫 著『ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く』 (PHP新書)
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