入院した父を見舞い、幼き日々の住処を訪ね、レコードプレーヤーのアンプをセッティングした一日なのだ…

前回の投稿の続き…。翌日、お昼前から母と病院に行った。父の見舞いである。病室を訪れると、一応ふつうに歩いているし、思っていたよりは元気であった。でも、腕や手首を骨折した患部を固定している金具が少し露出しているのが、如何にも痛々しい。

偶然、母方の叔父夫婦も見舞いに来た。父は我々4人の前で「高いところから落ちたのは、これで4回目。結構、俺は打たれ強いんだな」とか「早く畑仕事(家庭菜園)を再開したい。GWから始めるかな」とか軽口をまあ言いたい放題であったw
それから「これを機にやめるぞ…タバコを」と言うので、皆んなで「いやいや、酒こそをやめるべきでしょうー」と突っ込むと、父は「酒は死んでもやめないなあ」と言う。全く懲りていない様子だけれども、それだけやはり元気なのだろう。

帰り道には、僕が小学1年生になるまで7年間くらい住んでいたアパートのそばを通った。父の会社の社宅である。既に築何十年になるのだろう。車窓から一枚だけパチリ。それがトップの写真。
記憶の中ではもう少し広々としていた筈なのに、実物は幾分小さかった。まるで、65%くらいに縮小したミニチュア(?)を見ているようである。懐かしいような、不思議な感慨。

外で色々と遊んだり悪戯したりした記憶が、ひとつひとつの景色に貼り付いているかのよう。ひょっとすると何処かの軒下か縁の下の隙間にでも、まだそのときの僕が隠れているのかも知れない。そんな気さえしたのである…。


それから、実家でステレオのセッティングを行った。以前、母のためにレコードを聴けるようにしたのだけれども、アンプの電源部分が壊れて、また聴けなくなってしまったのだ。そこで、弟にアンプの調達を頼んでおいた。

実家のお座敷に置いてあったパイオニアの箱を開けてみてびっくり。新品なのだw 僕は弟に「もし使っていないのがあったら、ついでに持ってきておいて」と伝えたつもりだった…。でもまあ、有り難く開封してセッティングしましたよ…。

そのアンプの上には、実家に下宿中の息子用として、うちから持ってきてあったDVDプレーヤーを据えてみた。勿論、CDを聴くためである。
あとは、下段のトリオのチューナーには、FMアンテナ用として背面にビニール線をちょろっと付けた。これで、よく聞こえるようになったぞ。でも、AMは今いち。付属のバーアンテナが殆ど役に立っていないのだろう。
更にその下の段にあるカセットデッキは上手く回らない。多分、モーターのベルトが切れているのだろう。まあ、テープは聴かないだろうな。これはそのまま放置である。

それで、肝心のレコードだけれども、一応聴けるようになった。ただ、以前も書いたように、ターンテーブルを回すベルトを事務用の太い輪ゴムで代用しているせいか、回転ムラが時折ちょっと起こる。そのうち、ちゃんとしたベルトを買おうと思う。
そのために、ターンテーブル裏面の直径を計っておくことにした。この部分の径はプレーヤーによって様々なのである。よって、ベルトのサイズも幾つかあるのだ。Amazonでも、色々とラインナップされているようだ。


さて、もう数日前の情報になるけれども、テオドール・クルレンツィスに関して、今年秋のリリース情報が出た。情報源は、ソニーミュージックである。


(出典:Sony Music「テオドール・クルレンツィス インフォメーション」)

僕は、この春に発売されるベートーヴェンの交響曲第5番「運命」が、実は昨年の秋か冬に発売される筈だったとみている。いつもその季節にリリースするのが、近年のクルレンツィスだからである。
そして、今年の秋冬頃にも同様に、何か新たなCDがリリースされるだろうとも考えていた。それがまたべートーヴェンであろうことも。

そのようにして、かの天才鬼才指揮者が楽聖の生誕250周年を飾ると思っているのだ。以上のようなことは以前の投稿にも書いた。
どうやら、その読みは当たっていたようだ。(まあ、誰でも想像できそうな内容の読みだけれどもw)

上のリンク先の記事(2月28日付)には「交響曲第7番は2020年秋に登場」(見出し)とか「交響曲第7番は2020年秋リリース予定である。」(文末)と記されている。いやあ、これは凄い。僕の好きなベートーヴェンの7番なのだ!
僕は、4月に開催されるクルレンツィスの東京公演で、この7番を聴きに行くことになっているのだけれども、CDでも聴けるようになるというのは嬉しいことである。ただ冀くは、来日公演が中止にならないことを…。

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それから、3月25日発売予定だったテオドール・クルレンツィス指揮のベートーヴェン「運命」のCD(国内盤)が発売延期という情報も、きのう発表になったようです。新たな発売日は、4月8日です。さてこれは、スタジオワークに時間が掛かった故なのか、それとも今般の疫病による騒動の間接的な影響なのか、それは分かりませんけれども…。下のように、ジャケットデザインも決まったようですね。

テオドール・クルレンツィス「ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67『運命』」
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