僕は普段、家族のために夕食を作ることがある。その際によく用いるのは電気圧力鍋だ。機種は、以前のエントリでもご紹介した、アイリスオーヤマのKPC-MA4である。
それは購入してから彼此1年半近くになるけれども、日々とても重宝している。例えば、先日は骨つき肉と野菜のコンソメ煮込みを作った。いやあ、とても美味しかったw
その翌日は同じく骨つき肉でトマトカレーを作ろうとした。
電気圧力鍋で調理すれば、食べるときに骨から肉が離れやすくて非常に食べやすいのだ。夕食の準備にはまだ少々早かったけれども、昼下がりから材料を切って作り始めた。あとは鍋に投入して電源を入れれば良いのである。
するとどうであろう。圧力調理中に鍋の電源が突然、落ちてしまったのだ。こんなことは初めてなのでおかしいなと思い、コンセントを入れ直すも、電気圧力鍋は起動しない。これはオーバーヒートか、内部の部品が何か切れたのだろうと思った。
鍋を小一時間放置して自然冷却しても症状に変化がない。僕は、きっと後者が原因だろうと考えた。
ネットでこの故障に関する情報を探してみた。すると、どうやら内部の温度ヒューズが飛んだらしいということが分かった。それを交換すれば直るというわけなのだろう。
早速、底面部のネジを外して、電気圧力鍋を開腹した。それがトップの写真である。
温度ヒューズはすぐに見つかった。電源ケーブルの途中に赤いスリーブで覆われていたのである。その電線が2本ある。温度ヒューズにテスターを当てると、そのうちの1本に反応がない。
(真ん中に見える赤く細長いものが、そのスリーブです)
(そのスリーブの中に、それぞれ温度ヒューズが入っています)
(赤い線の温度ヒューズは、テスターで反応がありました。こちらは無事です)
(一方で、青い線の温度ヒューズには反応がありません)
なるほど、青い線の方に取り付けてあるこの部品が原因だ。15A 152℃の温度ヒューズである。下の写真は、温度ヒューズの印字部分を写したもの。
僕は、すぐにホームセンターへ行って、同様の部品を買い求めた。
全く同じ仕様のものはなかったけれども、それに近い10A 154℃のタイプを買った。アンペアが足りないけれども、温度の部分は殆ど同じなので、これでもまあ大丈夫だろうと考えたのである。圧着スリーブ付属の2本入りで、約300円であった。安いw
帰宅すると、壊れたヒューズの脚をニッパで切り離し、新しいものを取り付けることにした。自動車の電気工作用に圧着ペンチを持っていたことが役に立った。それが下の写真である。
(温度ヒューズは、その性質上、熱に弱いので半田づけには不向きなのです)
あとは、電気圧力鍋を元通りに組み直すだけだ。交換自体は20分ほどの作業だった。ちなみに、メーカー修理だと数千円〜1万円くらいの費用と2〜3週間の時間がかかるらしい。
鍋をラックに置いてコンセントを挿すと、無事起動した。やった、大勝利だ。
カレーの調理の続きを実行してみた。もう、これで大丈夫。僕は昔から、TVの基盤やら、食器洗い機やら、レコードプレーヤーやら、家の中の電気製品を幾つか修理した経験があるけれども、またひとつ実績が出来た。ものを直すのは実に楽しいことである…。
(註:このエントリを参考に修理を実行なさる際は、くれぐれも自己責任においてお願いいたします)
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先日、友人からの勧めで、ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』を観ました。僕はこれまでに幾ものミュージカル映画を観てきましたが、この映画を含めてどの作品に対しても共通しているのは、モブダンスシーンの楽しさです。たくさんの人たちが一斉に踊っているのを見ていると、何とも言えない幸せを感じるのです。どうしてなのかは自分でも分からないのですが…。
さて、この映画の代表曲である「Never Enough」の歌詞の訳出をその友人からリクエストされましたので、目下取り組んでいるところです。作品中に字幕翻訳が出ますし、ネット上でも既に多くの人たちが日本語訳を発表していますので、その中で僕の作風をどのように表現しようかと思案しています。準備が出来ましたら勿論、このブログに載せたいと考えています…。
『グレイテスト・ショーマン』[Blu-ray]
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