もう先月のことになるけれども、ある日の昼下がりのことだった。自衛隊のヘリコプターUH-1が、2機編隊で上空を近付いて来た。ジェットヘリ特有の重低音を響かせながら。きっといつものように、うちの上を通過するのだろう。
そこをニコン P900の望遠で撮影。トップの写真は、ヘリを正面から撮ったところ。まだ、十数kmほど彼方にいる。それでも、何秒か後には、もううちの斜め前方に位置していた。
ジェット機の場合もそうだけれども、飛行中の航空機の撮影は、まさに時間との勝負だ。2〜3秒も経たない間に、被写体は場所を大きく変えてしまう。従って、のんびりと構えている暇は、寸分もないのだ。
ほぼ真上を飛んでいるところ。きっと、パイロットからも、僕のことが見えていたかも知れない。あのうちには、よくベランダでカメラを持っている人がいるんだよなあ…なんて思われているのかもw
これだけの至近距離になると、撮影はもう1秒未満の勝負となるのだ。フォーカスが合ったら、即座にシャッターを切る。一瞬でも遅れたら、ピンボケの写真になってしまうからである。
すると、どうであろう…。その後、2機編隊のヘリはターボエンジンの音だけを残して、やや西に傾きつつあった明るい陽の中へと消えていったのだった。それはまるで、光に溢れた遥か向こうの別世界へと突入するかのように…。実に、劇的で超越的な様であった。
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これも先月のことになるけれども、実家から送られて来た荷物の中にキャベツがひと玉入っていたのである。この荷物は元々、息子の誕生日プレゼントを送るためのものであった。(そのときの投稿は、こちら)
そして、空いたスペースに、僕宛のドリップコーヒーやら野菜や果物やらが入っていたというわけ。いつものことながら、大変に有難いことだ。
上の写真は、そのキャベツの葉を少し毟って、うさぎに与えたところ。うちのうさぎは、天日に干した野菜や果物が大好物である。具体的には、ニンジンやブロッコリー(の茎)、リンゴやミカンの皮などなど。
でも、このように、干していないものを食べるときもある。量は余り多くはないけれども、喜んで食べるのだ。水分が含まれているからなのだろうか、割とすぐにお腹いっぱいになってしまうようなのだけれども。
上のように、引ったくって取ろうとすることもある。目が三角になっているのが面白い。必死の形相なのであろうw 動物は如何に、普段は食べることに一生懸命なのかということが、うさぎを見ているとよく分かる。
上は、口の中でモグモグモグしているところ。こんなときでも、カメラ目線なのだw こちらをじっと見据えながら食べている。人間の次の動きを観察しているのかも知れない。
そういえば、僕が幼稚園生くらいの頃だっただろうか、母がTVでドラマを見ていた光景を今でも覚えている。
そのドラマの中では、女の人がテーブルの前に座りながら、相手の男の人に「このキャベツをふたりで、うさぎのように食べましょう」というセリフを手話を交えて喋っていた。それ以来、僕にとっては、うさぎの食べもの=キャベツということになったのだった。
まあ、それを今こうして体現しているというわけだ。しかも、母から送られて来たキャベツで…。実際には、うさぎにはキャベツを余り与え過ぎない方が良いのだそうだけれども(でも、ある程度の量であれば大丈夫らしい)。
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さて、先日ネットニュースで、カラヤンの生前(1980年代)のコンサート映像を、リマスターされたフィルムと、ドルビーアトモスというサラウンドで楽しむという上映企画についての記事を読んだ。
(出典:Culture-Ville)
第1弾から第5弾までのラインナップの内、残念ながら第1弾は既に終了してしまっている。
この映像作品は、どうやら70年代メインのドイツ・グラモフォンのDVDとは異なる内容のようだ。ソニークラシカルのものとも違う気がする。今までパッケージ化されていない映像なのかも知れない。…となると、この上映の機会はとても貴重だ。
上映の日程など、詳細は上のリンク先をご参照。
それぞれの上映期間がとても短いのと(それぞれ3日間ずつ)、料金がやや高いのがネックかな…。でも、第5弾のチャイコフスキーの悲愴は観に行きたいなあ。どうも、塾の春期講習の仕事と日程が被りそうな気がするけれども。うーむ…。
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婦人向け雑誌の老舗のひとつ『婦人画報』の新年号では、坂本龍一キョージュ選曲のクラシックCDが付録となっています。『婦人画報』は、ここ何年かキョージュが連載を持っている雑誌。そして、先達ても書いたように、その連載を纏めたブックレット付きCD(全2巻)が、今月と来月に発売予定なのです。今回の付録CDは、そのプロモーションも兼ねた企画なのでしょう。僕は、婦人雑誌には余り関心がないけれども、このCDには食指が動くなあ…w
『婦人画報 2019年 1月号』
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