意外と長引く梅雨だなあ…。一年前の今頃は確か、青空の日々だったのだ…

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夢を見た…。何処の国にいるのだろうか、僕は山の麓にある周囲が畑ばかりの道にいた。坂道を自転車で下っていたのだ。他にもうひとり、一緒に走っていた。

その人は言う。「この辺にもうすぐ、大きな銀行の建物が出来るんだよ」なるほど、見渡すと周囲に柵がたくさん設けられていた。土地の区画をそれぞれ仕切っているのだ。
僕の自転車は速度を増しはじめた。坂道が長く続いて加速してきたのだろう。自分では制御しきれないくらいに、どんどん速くなる…。そのうちに、前輪がふわりと浮いた。

すると、持ち上げられるようにして、僕は自転車ごとまっすぐ空に吸い込まれて行った。地面はとっくに足元から離れ、銀行の建物が作られる広い場所が、あっという間に小さく見えた。
それでも、ペダルは漕ぎ続けた。足を止めたら最後、墜落してしまう気がしたのである。だから、必死に漕いだ。山の高さを超え、中層の薄雲を突き破り、さらにその上の飛行機雲の高さになった。

その頃には、僕がさっきまでいた国の形が見えた。立体的に描かれた地図を大きく広げて眺めているようだ。この高度でそのまま落ちたら、絶対に助からない。とにかく墜落しないようにしなければ、そんなことだけを考えていた。
自転車は、それから上昇をやめて少し前進をはじめた。まるで、あらかじめ設定しておいたデーターに合わせるかのように、特定の緯度と経度に移動したのである。僕の位置に合わせて地球の方が回転してくれたように錯覚した。

日本列島の上空に来た。斜めに細長く伸びた形が、深い青色の海の上に浮かんでいる。そこから僕は、本州の真ん中をめがけて一気に落ちていったのだった…。

…気がつくと、僕は農村の中にいた。気を失っていたらしい。周囲は、あぜ道に仕切られた田んぼばかりである。その中では、よれよれの着物を着たお百姓さんが何人も働いている。よく見ると、牛がスキを引いている。どの時代の日本なのだろう。
ひどくだるい体を持ち上げて身を起こし、僕は立ち上がろうとした。誰でもいい、近づいて話しかけてみよう…と思ったそのとき、すぐ横にあった穴に手から滑り落ちた。空っぽの穴ではない、灰色と茶色が混ざったような、それは何と肥だめだった…。

…ピピッビポー。失敗を知らせる警告音がスピーカーから鳴った。画面上のマップには、日本列島を模したマップが描かれている。その中には、農民のキャラクターが数個、肥だめを表現するアイコンに重なったキャラクターがひとつあった。
ゲームの画面である。プレーヤーは誰なのだろう。あまりに下手で、キャラクターの操作もおぼつかない様子だ。お陰で僕は汚穢の中に落とされてしまった。周囲の農民キャラクターが皆んな、僕に重なって集まっている…。

……

上の写真は、先達て大型スピーカーの動作実験を行った際、仕事場の塾が倉庫がわりに使っているマンションから撮ったもの。付近のやや汚れたビルの屋上に鳥居が立っていたのだ。ちょっと珍しいと思い、シャッターを切った。
どんないわれがあって、この位置に鳥居を設けたのか興味深い。元々、神社があった土地にこのビルを建てたということなのか、それともこのビルが何らかの曰く付きで、穢れを祓うために作られたのか…?何とも不思議な気がするのである。

最近は、毎日曇天または雨降りで、月面撮影も全く出来ない状態だ。ジェット機などの航空機の音が聞こえども、上空の雲が低く厚くて、その姿を認めることも出来ない。
SNSには時折、「これは1年前のきょうの投稿です」とばかりに昨年の写真を見せてくれる機能がある。すると、青い空に白く立ち昇った雲が写っている。きっともう、暑かったのだろう。たったの一年前でも、既に遠い日々の出来事である…。

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以前、このブログでもご紹介した、佐藤優氏が灘高校の生徒と語り合う『君たちが知っておくべきこと』の待望の続編が出版されています。こちらも勿論、灘高校生が佐藤優氏の熱血授業(2016〜2018年に3回開講)を受講するというスタイルです。前作同様、とても読みやすく、面白いですね。
ただ惜しむらくは、前作から3年ほどのインターバルがあるので、授業で取り上げられるテーマや話題が些か旧くなってしまっていることです。もし出来れば、1年か1年半くらいで次作を出すようにすると、ネタが新鮮なうちに読者の手元にも届くようになるのに…と思わずにはいられません。内容がとても良い本だけに、その点だけ気になってしまうのでした…。しかし、今作も大変に素晴らしい一冊です。

佐藤優 著『君たちが忘れてはいけないこと: 未来のエリートとの対話』


#相変わらず、Amazonの書影には帯が写っていないので、僕の手持ちの写真をここに載せておきましょうw 前作と一緒に。
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