毎年この時期に届けられる、桃をみて思うこと…

下の写真は、最近のうちのねこ。
寝ている僕の上に乗っかっている状態だ。大抵は、何故かこのように、あちらを向いて乗っかるのだ。だから、僕はそのまま、後頭部を撮ってみたw

近頃、暑さが振り返してきたせいか、ねこは再び便秘気味である。だから1日に1回、オリーブオイルを飲ませている。きっと嫌なものを飲まされて、またご機嫌斜めになってしまうだろう。

さて、先日、長野市の母の実家から、桃が一箱、送られてきた。もう、かれこれ10年以上、毎年この時期に届けられるのである。いつも、みんなで美味しくいただいている。(トップの写真が、その桃)

母方の祖母はもう亡くなったけれども、祖父はまだ健在だ。母の話によると、今年100歳になるのだそうである。
母は、4人きょうだいだ。その4人で、ささやかなお祝いをするつもり、とも言っていた。

僕が祖父に会ったのは、祖母の葬儀のときだ。だから、もう7~8年くらい、会っていないだろうか。(ちなみに、桃は、母の弟夫妻がうちに送ってくれている。祖父と一緒に住んでいるのだ)

ところで、クリント・イーストウッド監督の映画に、『硫黄島からの手紙』という作品がある。戦時中の硫黄島の激戦を描いている。
主人公は栗林忠道中将(後に大将)。渡辺謙が演じた。これは戦争を描いた映画の、歴史的な名作のひとつだ、と僕は思っている。


(出典:Wikipedia「栗林忠道」

その栗林中将は、今の長野市松代の出身で、幼少の頃は親類である倉田家へ養子に出され、倉田忠道と名乗っていた。(上のWikipediaにも、そのような記述がある)
そして、この倉田家というのが、実は僕の母方の祖父の生家なのである。倉田家の先祖は武家で、昔は真田家の縁戚だったようだ。

僕は、数年前に栗林中将に関する本を幾つか読んで、是非とも祖父からも、当時に関する話を聞いてみたいと思っていた。母に、以前そう言ったことがあるのだ。

しかし、おじいちゃんはもう、昔の話をはっきりとは話してくれないよ…と母は言う。
一方で、僕も多忙に次ぐ多忙で、長野の家に顔を出すのもなかなか叶わない。きっと、祖父からゆっくり話を聞く機会は、ひょっとすると今後も得られないかも知れない、と思う。

残念なことだけれども、まあこれも仕方がないのか…。長野市の母の実家から毎年、桃が届くたびに、僕はふと、そんな感慨に陥るのである。

この桃は届いたばかりで、充分に熟しておらず、まだ少し固い。きっと、食べ頃まであと数日かかるだろう。今年も、家族で美味しくいただくつもりである。

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